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タイヤが破壊されてしまう問題はどう対処した? [日光耐久レースのまとめ]

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「国際化」とか、「グローバル経済」って言葉を時々聞いてはいたんですよ。自分より遠い世界の出来事だと思って。
なんかですねえ・・・「ミドル」な年頃のせいか、最近そのあたりのことが、ものすごく間近に迫ってきている感じがするんですよね。
先日も、仕事の関係で中国からうら若き女性が来日。
せっかくですから、外資系の彼昨年のバーベキュー大会を断った彼女と共に食事をご一緒してみましたよ。
29歳というのに一人で仕事の出張にやってきて、しかもこの来日は初めてでもないんだそうです。
中国って、私行ったことがないんですよね。日本と違うところってどんなところ?

「空がきれいだと思いました。」
はあ。そうなの?蘇州ってところは、ひょっとして黄砂の影響を受けているのかい?
「いえ、黄砂の影響は受けなくてすんでいます。でも、空が・・・汚いんです。」
ふ〜ん・・・
「日本では、街に鳥がいることに驚きました
は?
「大きな黒い鳥が色々なところにいますね。日本は。」

・・・・?よくよく聞くと、中国の蘇州ってところでは、鳥を見かけることはないんだそうです。
黒い鳥・・・は、どうやらカラスのことらしい。
先日の丸和で起きたお話をしながら、考えていたのは・・・
日本人は、鳩とかカラスを「問題視」するけど、実はそれは幸せなことなのかもなあ・・・鳥も住めない土地っていったい・・・

先日、FMを聞いていて初めて知ったけど、「水道の蛇口の水をそのまま飲める国」というのは、地球上で二つの国しかないんだそうです。
スイスと日本だけ。

みんな、そんな状況だって事を我々日本人自身が知らないし、なんか「未来がない国」みたいなことをそこここで言っているけど、そんなことないんじゃないかな。って思いました。この中国の若い女性のお話を聞いていて。

「あの・・・私、ものすっごく聞いてみたいことがあるんだけど・・・」
「あ、この人の言うことはあんまりまともに聞かないでくださいね。」
「失礼だな!君!私は君たちのお客さんだよ!」
「はいはい。日本人が誤解されるような気がして。」
「まったく。で、聞きたい事って言うのはね・・・やっぱり中国の女性は、みんな”チャイナドレス”を着てるの?(ハァハァ)」
「あ、う〜ん・・・着てないです。」
「なんだあ・・・俺はみんな普段から着てるんだと思った。スリット美香子みたいなヤツ。」
「あ、ここら辺は聞かなくて良いです。変なこと教えないでくださいよ!」
「正式な場では、着ることがあります。日本の着物みたいな物です。着物と同じで、高いですよ。」
「ふ〜ん。いや、日本ではそんなに高くないよ。チャイナドレス。秋葉原で売ってるもん。」
「あ、そこら辺の話は無しで。変なチャイナドレスのことでしょ。どうせ。」
「なに言ってんだよ。チャイナドレスは丈が短いんじゃ意味がないんだよ。こう足下からスリットがグイッと・・・フエ〜っへっへっへ。」
「・・・・・」
「メイド服だって、丈が短いのは亜流なんだぞ。本物は足首までなんだ。」
「あ、もうほんとにそこら辺で。」
「なんだよおお〜俺にジャパニーズ・ソウルを語らせてくれええええ〜!」

なんだね。君たちは。よくよく見ればアルコールを呑んでいるのは私だけじゃないか。グビグビ〜と。
コーラとかオレンジジュースとか、Q10ドリンクとか・・・・は〜今時の若いもんは。まったく。

さて、そんな「外国の人達」にものすごく人気が高い「日光」でのお話に戻りますよ。実態は宇都宮にあるサーキットの話だけどね。

さて、2010年第一戦での大問題「4時間耐久だとSタイヤが持たない」という課題をどう克服したか?
が今回のお題。
まず、冒頭の写真を見てもらいましょう。

これ、4月の第二戦の時に使用したADVAN A048のフロントタイヤです。
どうです?ものすごくきれいな摩耗でしょう?これで4時間走行後の状態です。ADVAN A050の時とは大違い。
いったいなにをやったのか?

第二戦を迎えるにあたって、対策を施したのは、
1)我々にとって実績のあるADVAN A048に戻す
2)ただし、「普通のA048」ではなく、「ハードコンパウンドのA048を探してくる。」
3)ドライバーは、N1公式戦出場経験があるメンバーに絞る。
4)アライメントを調整(現状を正確な数値で確認)

正直、「これで4時間持たせられなかったら、いよいよ市販タイヤにしなきゃいけない。」とものすごく危機感を持って臨んだ大会でした。

第一戦の時に、ADVAN A050を使用したのは、ちゃんと理由があって、「A048のようにトレッドの中心付近が奇妙に摩耗が進んでしまう。」という問題がA050だと発生しないことを掴んでいました。筑波の練習走行で。
それで、4時間レースには新品1セットで走りきれると予想していたんですけど・・・

「ADVAN A048」のハードコンパウンド1セットを揃えるのは、ものすごく難儀しました。
なんといっても、既に生産中止品・・・A050にハード仕様は存在しない。

結局、TTC1400ドライバーの彼が保管していた”皮むきをしただけ”の2本と、オーナーが探してきてくれた2本で、なんとか1セットを揃えることができました。

アライメント調整を行ったコクピット川越店長に言われたとおり、「使い方の問題だよ。」という言葉を刻みこんで、朝の練習走行をA050で行うと・・・

この日は、雪がコース脇に残っている状態。
いや〜・・・この大会の「練習走行40分」というのは、ものすごくありがたいです。
ものすっごくウエービングさせながら走行したんですけどね・・・・「Sタイヤ全く作動しない温度領域&路面状況」ってことが、よくわかりました。ものすごく怖い。

そのまま予選をTTC1400ドライバーの彼に走ってもらって、いざ決勝前。

練習走行での怖い経験から、私はA050でいくことを主張。オーナーは?
「いや、晴れてきたから、路面は乾くよ。最初の計画通りA048ハードで行こう」
・・・いやあ、それはちょっと・・・じゃ、フロントをA048ハード、リヤをA050で行こうよ。
「いや、銘柄バラバラにしない方がいいよ。この車両。全部A048ハードで行こう。」そうなの?現役TTC1400ドライバーも同意しているんじゃ・・・了解。それでいきましょう。

それでも心配でしょうがない。みんながグリッドに車を並べ始める中、TTC1400ドライバーの彼に指示を出す。
「車両が全部並ぶギリギリ最後のところで出す。手押しはしないよ。目的は、グリッドにつく前に思いっきり走って現在のブレーキと路面の状況を確認してもらいたいんだ。ハードだとローリングでも(温度が)上がらないから、スタート直後が危ない。」

結局、ローリングラップが始まって・・・SC車両が入った後、なにが起きたかというと・・・
2周目のバックストレートエンド。

案の定ツー・・とコース外に・・・ありゃあ・・・密集している集団に抜かれていく・・・
も〜。だから言ったじゃん。とにかくぶつからなくて良かったよ。コース復帰後も周りの人達がうまく避けてくれて良かった。

その後は、3人ともひたすら「タイヤをちゃんと4時間持たせるのが今回のテーマだ」走行。
(しかも、スタート直前になって無給油作戦を選択したから、余計に走行中に考えなきゃいけないことが増えた。)

「初めから、ハイエンド市販タイヤで出走すればいいじゃん」って?

いやいや。
この小さな車両のストロングポイントは生かしたまま、弱点をなんとかカバーしたい。
弱点は消すことはできないんです。どんなことをしても。
だって、「パワーがないから遅い。」という点は、この小さな車体ではどうやっても克服できないんですから。
(N1規定を超えていけばまた別ですけどね。)

ストロングポイントは、「車両が軽く、燃費が良いだけでなく、それ故にコーナリング速度も高い。」
できるだけ、「コーナリングスピードを高く保つことで、1周のラップは、そんなに引き離されないようにする。」のが、我々の戦術です。

実態の競技はどうだったかというと・・・・
私だけ、ラップタイムが平気で5秒ぐらい上下していました。
他の二人に比べると、やっぱり1秒ぐらい遅いみたいなんですよね。私。
で、そんな調子だと、排気量が大きい車両の皆さんに見透かされて、なかなかどいてもらえないです。追いついても。
しかたな〜く、「このブレーキ強度で抜けるんだったら、抜こう。それで無理だったら・・・くっついていこう。Sタイヤを4時間持たせるのがテーマなんだから、本気モードには入らない。」

そんな調子だと、ま〜・・・どいてくれないです。我々の方が決勝走行順位が上位なのに

さて、まとめに入りましょう。日光耐久に3回出走してみて、「優勝するための戦略」はどう考えるか?
1)1500CC以下の車両は、Sタイヤ装着&1回給油
2)1500CC以上の車両は、ハイエンドスポーツラジアルタイヤ装着&”無給油”

「重量」と「燃費」と「4時間という競技枠」の中でのタイム

この3つの要素を考慮すると、上記1)2)の選択になると思います。

あ、最後に一つ。
A048ハードだと、1セットを年初に購入しておけば、年間3戦を1セットローテーションで持たせることができます。
そういう消耗の仕方でした。
A050を「ゴムが全部無くなっちゃってる針金タイヤの状態」で走らせていたのにもかかわらず、バーストしない構造設計をしてくれていたヨコハマタイヤの皆さんに感謝。
A048ハードも我々が意図したとおり、長持ちするタイヤでした。

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