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東京モーターショーに行ってきました [モーターショー]


バーベキューに連れて行った彼、そうそう、「保育士の免許を持ってるのに電気屋」の彼ね。
平日は、遅刻するって事は全くないんですよ。お客さん廻りの時とか。
でもねえ・・・土日になると、ホントに起きられない。まあ、まず設定時間をこっちが余裕を持ってないとダメなんですよね。
今回もほら、「駅を出たところに宝くじ売り場があるから、そこに11時集合だよ。」って言ってあったんだけど・・・
今の時間は、11時2分。

・・・・今頃、電車の中なんだろうな。あ、携帯電話が鳴ってる。
「お〜。今、電車の中か?」
「違いますよ。駅にいますよ。どこですか?」
「すごいじゃん!時間通りだよ!人がわさ〜っと改札口から出てきてるだろう。その流れに乗って駅を出てくれ。」
「・・・・・???あの〜・・・・全然人がいないんですけど。」
「なに言ってるんだよ。こんなにいっぱい出てきてるのに。降りる駅間違えるなよな。幕張駅だぞ。」
「ええ、ホントに言われたとおり”幕張駅”にいますよ。」
「・・・・・(ひょっとして???駅の壁に書いてある駅名を読んでみる。)あ〜・・・残念だったねえ。
降りる駅の指定、間違えちゃった。オレがいるの「海浜幕張駅」だった。歩いてこっち来てくれ。あっはっは〜

コーヒーショップに待たせていた我が妻にその事情を話したところ・・・・
「ねえっ!ちゃんと謝ったの?ちょっと!!!歩いてこられる距離じゃないでしょう!」
そんなに詰問しないでください。廻りの子供達が僕らを見てる。あ、来た来た。こっちこっち。

彼は、車を買いたいんだそうです。会社の昇格試験に受かったら。
うれしいねえ。車に夢がある若い人がまだいるなんて。骨董品みたいな存在だよ。

「なにに乗ったらいいんでしょうねえ。僕。」
「なんだ、乗りたい車ってのがないのか。車を買うって決めてるだけで。」
「う〜ん・・・・あるんです。ポルシェ。ポルシェ911ってやつ。」
「・・・・あ、そう。」

確か、今回ポルシェは出展を辞退したよ。残念。っていうか、今回のモーターショーっていろいろ不便があって・・・
いつも駅で買ってたんですよ。入場券。
今回は、JRで売ってくれなかった。幕張で開催された初回から全部来ているけど、今回初めて売り場に並んじゃったよ。
「え?入場料とるんですか?僕、車を買おうと思って来てるのに!」
・・・・新鮮だねえ。そういう驚き。君、地方から出てきて何年になるの。なんで今までモーターショー行ってないのよ。地元に戻ったときに話題を提供できないでしょう。

みんなで並んでいてね。我が妻が自然と言い始めたんですよ。
「ねえ。なんか今回カップルがいない。」
・・・・そういわれて周りを見渡してみると・・・なんかおかしい。その・・なんか風景が「聖地秋葉原」的な感じが・・・デジャヴ?

私以上の歳の男性か、外国の方々しか見あたらない。
女性なんて全然いないよ。20代、10代の男性も。
「今、見回す限り、君が一番若い男性だ。あ、いたいた。ほらっ!あの子。」
お父さんに連れられてきた小学校入学前のお子さん。大きくなってもまた来てね。

偏ってると思います。わざわざモーターショーにまで足を運んでくれる人たちの性別・年齢が。なんでこうなっちゃったんだろう。

会場に入ると・・・余計に悲しくなってきた。

なんか静かなんですよ。たった3ホールしかない展示会場が。どこも。
その・・・展示の仕方が、変。
メインステージで、まあまあいい音量の音楽が鳴り始めた。と思って、吸い寄せられていくと・・・
そこそこ大きな液晶モニターに、ただ映像が流れるだけなの。
解説の大きな声とかもない。それも一社だけじゃなく、どこの会社も。
それに・・・なんですか?背広姿の社員さんの姿がすごく目立つ。
前回までは、ちゃんとユニフォームを着させていたよねえ?車をフキフキする人にも。
全然「ショー」じゃなくなってる。街の販売店の展示会?

すごく変な展示会。我々の電機業界の展示会みたいだ。っていうか、あっちのほうがまだ活気があるよ。

なんかその・・・・すごく申し訳ない気分になってきました。
「僕、モーターショー来るの初めてなんです。」って言っていた彼にも、会場にたくさん来てくれている外国の方々にも。
これじゃあ、2年後のショーには来てくれなくなっちゃうよ。みんな。
今回のモーターショーで一番ショックを受けたのは・・・・F1の扱い。
なんですかいったい?TOYOTA F1がベタベタの床の上に置かれてるなんて。
今までは、一段高いところに置かれていて、「ほら〜すごいだろ〜」って感じだったのに。
TOYOTAアムラックスでの展示よりも、邪険にされてる。小林可夢偉選手の登場で「これから」って時に。

ものすごくがっくりして、最後のホールに入りました。
最後は・・・Hondaのブースかあ・・・・なんか白い文字で「ないものはつくれ」って書いてある。
まあ、ちょっとは見られるのかなあ・・・・って立っていたら・・・・

すごくすごく良かった!

やっと「これが東京モーターショーだよっ!」って大きな声で彼に言っちゃいましたよ!
「参考出品車」そのものの説明だけじゃなくて、「これからもHondaは、もっとみんなの役に立つことをやってきたいんだ」っていう、「夢」をわかりやすい形で見せてくれた。
すごく「ショー」になっていましたよ!その全体の流れが。みんなも「お〜!」とかって言ってましたもん。

ASIMO君の研究が、「人の役に立つ」研究に繋がっているんだって事もわかりやすい形で見せてくれました。
「移動手段を提供する会社」という既存の本田技研工業&技術研究所の枠だけじゃない、会社の活動の広がりを見せてくれたことに感謝。ほんとにうれしい。

「これで、全部見ちゃいましたね。帰りますか。」

チッチッチ。甘いな。本当の「東モ・マスター」は、これからが本番なんだよ。
「あの・・・・この、よくわからない部品をみて、なんか楽しいんですか?」
「君、このワークを”量産で出荷する”難しさが見てわからないのかね?大変なことだよ。このレクサスLFAのサスペンション構成部品。」
「いいかい?日本という国が自動車産業で成り立っているというのは、昨年から身に染みてわかっただろう?」
「そうですねえ・・・こんな小さな会社が?っていうところも自動車会社に関わっていて、びっくりしました。」
「そう、日本の会社の9割が、”中小企業”って言われている。この部品の展示を行っているような会社がなければ、日本という国は成立しないんだよ。”自動車会社が”ではなく、国がね。」
「この東京モーターショーで一番大事な展示は、この”部品”コーナーなんだ。我々だって、展示会に出展することがあるんだから、すごく参考になるんだぞ。ブースの全体デザインとか、照明の設置の仕方とか。」

ただねえ・・・・2年後には、この展示も絶滅してるかも。
「それは、不景気で出展する会社がもっと減るからって事ですか?」
違う違う。そうじゃない。

「2年後の部品コーナーには、ぴちょんくんとか白くまくんとかが歩いているぞ。あるいはバーンとでっかく”亀山モデル”って文字が出てるか」
「は?」
「今回、どこの会社も電気に関わる展示を行っていただろう?ハイブリッドカーとか、電気自動車とか。」
「そうでしたね。貴金属を使わないで燃料電池ができるなんて、驚きました。」
「我々は、猛烈なパラダイムシフトのまっただ中にいる。日本の産業構造が変わっちゃうんだよ。エンジンの部品を作る会社は、絶滅危惧種になる。」
「なに言ってるんですか?そんなに簡単に普及するわけないでしょう。電気自動車が。」
「違うよ。みんな気がつき始めてるんだ。ハイブリットカーを体験した人たちが。”回転0からトルク100%を立ち上げる電気モータの特性”を使うと、すごく運転が楽だって事に。」
「ハイブリッドカーはこれからどんどん普及する。それも、”エンジンはバッテリーに給電するための発電機”という考え方でね。」
「意味がわかりません。今、そこら辺に走っているプリウスのことでしょ?」
「違うよ。プラグインハイブリッドっていう言葉だけしか表に出てこないけど、”家のコンセントで充電をしておいて”走り出す方法を使えば、内燃機関は、”バッテリーが無くなったときの発電機”としてしか、その役割を果たさなくなるんだ。」
「なにが起きると思う?」
「いや、ホントにわかりません。プリウスはプリウスでしょう。今もたくさん走ってるハイブリッドカーです。」
「”小さなエンジン”しか、いらなくなるんだ。あんな8気筒とか、12気筒とかっていう、大きな鉄の固まりを車に乗せるよりも電気モーターの方が、全然静かで振動もないって事にみんな気がついてる。」
「発電機であれば、660CCの3気筒エンジンにターボチャージャーをつけておくだけでいい。いや、それよりもロータリーエンジンの方が、より構造が簡単で全体ではきっとコストダウンに繋がる。小さなエンジンになるということは、その分、部品構成点数も少なくなるんだ。ロータリーエンジンにしたら、ヘッド廻りの部品は、全部いらなくなる。」
「そうか、部品の数が少なくて済むと言うことは・・・・この部品コーナーのメーカーさんとかは・・・どうなるんでしょう?」
商売替えをしないとね。エンジン部品から、なにか電気の部品を作る会社にならないといけない。」
「じきに自動車業界にもMicrosoftやIntelのような会社が現れる。電気の世界は、内燃機関のような”味のある”世界ではなく、すべてデジタルな数字と方程式で表される。ユニットを大量生産する会社からポンッと買ってくる方が手早く、簡単に作ることができるようになる。そのうち完成車体メーカーは、”ただの箱物を作る”会社になるのさ。部品メーカーにひれ伏してね。パソコンの世界がそうなったように。」

ま、難しい話はこれぐらいにして、”真の”東モ・マスターが、なぜ部品コーナーに来るか、本当のところを見せてあげよう。

「今回のさあ、自動車メーカーのコーナーって、きれいなお姉ちゃんいた?」
「う〜ん・・・確かにカタログを渡してくれたお姉さんは、みんなきれいでした。」
「あ〜・・・きっとあれは、社員の皆さんなんだよ。(ホントか?)会社の制服姿でブースにいてもらっても全然okだと思うんだよね。メガネをかけて。」
「は?メガネっ娘好きなんですか?なんかさっきあっちで、11月1日は、AKB48が来るって出てましたよ。」
「なにいいい〜!明日来るんだったああああ〜!AKB48メンバー替えしたばっかりなんだよおおお〜!」
「なんでそんなに詳しいんですか。この間もPerfumeのライブ行きたいとかわけわかんないことを・・・」
「ふう・・・まあ、AKB48とかPerfumeはアレだ。(なに?)もっと大人は、こちらの部品ブースに来るんだよ。」
「な?ほ〜らほら、布の面積が少ないお姉さんがいっぱいいるだろ〜」
「はあ」
「カメラ持ってきたか?じゃ、ちゃんと撮影して帰ろう。」
「でも〜・・・なんか、人だかりがすごくって、全然近寄れないですね。っていうか、あの群がっている人たち、あきらかに車を観に来る装備じゃないですよねえ。」
「ああ、まともに近づくのは素人なんだよ。”真の”東モ・マスターは、そんな普通のことはしない。さっ座って座って。」
「なんで床にべったり座るんですか?」
「ほら、こうやって床にべったり座ると、あのお姉さん達の武器がよく見えるだろ〜。なっ?しかも布の面積が少ない!ほらほらワクワクするだべ?あ、ダメだよお前、そのまま撮っちゃ。」
「あ、やっぱり格好悪いですか。こんな通路の真ん中でべったり座っちゃ。」
「そうじゃない。べったり座って、かつカメラは床ぎりぎりの位置に置いて、ハイアングルで撮るんじゃ。そうすると〜・・・」

痛い痛い。我が妻よ。襟首掴まないでください。っていうか、展示会場の床を引きずらないで。ホントに。ストップストップ!
乱暴にしないでっ!!!


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