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4位になりました! [JAFダートトライアル地方選手権2009]

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「大変だ!腕が出てたぞ〜!」
「レスキュー!速く!」

自分たちのEP82にウインドウネットを付けておいて良かったと思う事態が発生しました。
先日のJAFダートトライアル地方選手権で。正直怖い。

ハイスピードで下り坂を降りてきたアルトワークス。
左ターンで・・・・ゴロンゴロン・・・・って・・・・
見ていた観客の話だと、運転席側のガラスを突き破ってドライバーの腕が出てしまっていたそうです。
みんな固唾を飲んで見守る・・・あ、ドライバーが出てきた。って、でけえなあ。おい。

あ、大丈夫?全然?グルグル腕を回してる。みんなもホッとしてるのがわかる。
でもさあ・・・思ったよ私は。それ、ハイスピードでターンしちゃったとか、ウインドネットが無かったとか、そういう問題じゃないよねえ。
だって、明らかに小さすぎるアルトワークスに不釣り合いな、お相撲さんみたいな巨体が右側の運転席に収まっていたら・・・そりゃ、左コーナーでつらくなるよなあ。軽自動車、車幅狭いし。
なんかかわいそうに見えてきましたよ。グシャグシャになっちゃったアルトワークスが。

実は、これが始まりに過ぎなかったんですよね。この日の「転倒ショー」の始まり。
これまでに経験したことがない数の車両が、転倒しました。JAFダートトライアル地方選手権第7戦。
きっかけを作ってしまったのが・・・・おこがましいかもしれないけど、うちのガレージオーナーだったかも。
なんてったって、ここ数戦成績が急降下していて、やっとこさ完走。って状況になっていたドライバーが・・・
なんと1本目2位。それも総勢117台出場の中、最大の激戦区S1クラスで。(出場22台)

前日に降った雨でぬかるんだ路面の中、それまでさえなかった選手が2位。
しかも、気温がドンドン上昇して、風も出てきている状況。
当然みんな「路面は乾いてくる。やってやる。アイツができたんだから、オレだってもっと速く走れる。」

ガンガン踏みまくって・・・結果、大量に転倒車両が出ました。2本目に。
タイムアップ幅も急上昇。ガレージオーナーが2本目を走るまでにタイムはドンドン更新されて、6位にまで落ちてしまった。

ここで、初めて私がガレージオーナーに意見をしてしまいました。
みんなの走りを見ていて、目が痛くなってきたんです。路面が乾いて、ほこりがたってきた。
あ、そうそう。一つ言い忘れましたが、「コンタクトレンズ」を使用している人はダートトライアル場に連れてこないほうがいいと思います。
すごくひどいことになると思う。

ガレージオーナーに進言。
「2本目の前にタイヤをドライに変えよう。出走するまでにもっと乾いてくるよ。」
ジャッキアップもして、ホイールナットも取り外し始める。

結局・・・・迷いに迷った末に・・・ガレージオーナーの決断は、「このままウエットタイヤで行く。このコースの土質には自信があるんだ。」

私は、「失敗したんじゃないかなあ。路面は、ドンドン乾いていってる。」と思いながら、意向に従ってウエットタイヤのままEK4シビックをセットアップして、コース脇で見学をしていました。
転倒車両が出るから、進行がドンドン遅れる。と・・・・雲の状況が変わってきて、おっと。雨だああああ〜!
やっぱりオレがいると雨なのか?恵みの雨か?ひょっとして?

成績が良いと場内放送で名前を連呼してくれるんです。すごく気分が良い。
「さあっ!みなさん注目のドライバーの登場です!一本目2位!EK4シビックが今スタート!」
アタック中、何回も名前が連呼されて・・・・・
「今ゴール!1分35秒台に入れてきた!トップタイム更新だあ〜!!!」

あと残り5台!この時点でトップだ!やったぞ!!!

実は、この日、出発前に布団を起き上がったときから、「なんか今日は、ものすごく良いことがありそうな気がする。」って思っていたんです。
ガレージオーナーと顔を合わせたときにも、何度もそれを言いそうになっていたんだけど・・・・
プレッシャーになっちゃうんじゃないかと思って、一本目を2位で終えるまでその話をしなかった。
実は、今シーズンが始まった当初、彼は表彰台にも上っているんです。
ところが、春が来て私が手伝うようになって・・・・初めてのコースなのに雨がバンバン降るようになって、成績は急降下。ついに「毎回毎回ペケの方」にまで落ちてしまっていました。

「まずかったなあ。やっぱり出走前に知った顔がうろついていると集中できないのかな。これは悪いことをしちゃったなあ」って思っていました。
ただ・・・実は、私「自分の予感」が結構当たることを知ってるんです。
それも「人との関わり合い」の部分でね。
頭の中で、「あの人、どうしてるかな?」なんて思っていると、数日のうちに必ず相手から連絡が来るんですよ。
お客さんでも、友達でも。

だから、この日の朝の「何かすごくいい日になる」という予感も、たぶん当たるだろう。って思っていました。

ただ、ダートトライアルは・・・・トップ争いをする連中というのは、別次元の人たちなんです。
アタック残り5台ぐらいからの人たちが、そういう人たち。
別次元の戦いが始まる。

次の車両が発進。
やった、2位だ。まだトップだ。
あと残り4台。

すごくすごくドキドキしました。
今、S1クラスに君臨しているトップの人は、あの日丸和で出会った元全日本ドライバーと同じぐらい異次元の人。
きっととてもかなわない。
残り3台。2位に落ちた。あ〜・・・やっぱり。

全車両が走り終わって、結果は4位でした。
でも、すごくうれしかった。だって、てっきり表彰式ってのは3位までなのかと思ったら、「一番の激戦区」ということで、6位まではみんなの前に出て、表彰されたんですよ。
ガレージオーナーが表彰されるのを初めて見ることができました。

僕らは、日本人の平均寿命のど真ん中の年齢。
ものの見事におじさんになってしまった。
この歳になると、実は感動とか、ドキドキするなんてことはほとんどなくなってしまって、何だか毎日を流されて生きているのかも。
でも、この日、明らかに私はすごくすごく久々にドキドキしたんだ。

「ひょっとしたら、1位になれるかもしれない。」

それは、とても適わないこともわかってる。
第一次HondaF1活動に携わり、天命を全うされた親族の方が遺された道具を使って、彼は現代のダートトライアルC車両を組んだ。
Hondaマンだった父を持ち、自身はホンダ関係者でないのにもかかわらず、ついに本田技術研究所のメンバーを仲間に引き込んでしまった。
たった一人で組み上げたスーパープライベータが作り上げるEK4シビックは、車両規則上はこの激戦のS1クラスを制圧する性能を持たせることが許される車両。
なんといっても、今回もこのS1クラスを優勝した車両は、より改造範囲が狭い「ナンバー付き」なのだから。

その差2.5秒。1分30秒ほどのコースで2.5秒の差。

日常生活では、意識することがない「秒」の世界も、この競技ではたまらなく大きな差となってのしかかる。
とてもとても大きい。別次元の速さ。

それでも、高くそびえる頂に向かって、また挑戦を続ける。
「自分たちがちゃんと走る実力を持っているんだ」ということを証明することができて良かった。自分自身に。
ダートトライアルって競技に関わることができた幸運に感謝。
ま、自分では決して走ることはないけどね。「人間の野生」を証明する事が求められる競技だよ。これは。オレには無理。

さ、ガレージオーナーは、自分の力を証明して見せた。
我々もやれるんだって事を証明してこよう。日光サーキットで。

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