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2013年のJOY耐で壊れた4E-FEエンジンは、どんな感じだった? [N1仕様エンジンの製作]

今年もお花見シーズンになりましたよ。
11時に集合・・・って、また時間通りに集合できない。遅刻遅刻。
って、あれ?ブルーシートには、場所取り人員が1名だけポツン・・・(社会人3年生)
「え〜と、遅刻してごめん。例年通り。???みんなは?なんで・・・なんでひとり?」
「うっうっ・・・一番の年長者が、毎年こんな感じだから、とうとう時間通りになんて、誰も集まらないんですよ。僕なんて、朝6時にはここにきて必死に場所取りしてるのに。しかも”二人一組で場所取り”のはずなのに、社会人2年生のあいつなんか、6時に電話かけてきて、”今起きました。”ってもおおお〜!!!!」
「あ、悪かった。突っ伏して泣かない。確かにひとりぼっちは寂しかったかな。な、顔上げて、みんなこっちをジロジロ見てる。”おっさんが、パワハラで若者に花見の場所取りをさせてる図”みたいな。」
「さ、うちの奥様から、いろいろ持たされたよ。ポップコーンとか飲み物とか、お皿とか。荷物が多いところに、途中でみんなにいろいろ買い物してたら、遅くなったんだ。」
「そんなことでごまかそうとしないで、さっさと出すもの出してくださいよ。」
「え〜とさ、毎年同じことを言うんだけどさ、もう、私は出席しなくても・・・」
「何言ってんですか。金ヅルとして、大事な存在なんですよ。さあっ!」(手のひらが出てる。)
「あ、はい。では、一枚。」
「チッ!一枚かよ。」(激しく舌打ち)
「いや・・・あの・・・一万円あれば、ENDLESSのブレーキフルードが3本買えちゃうんだよね。もう、貴重な1万円。これからは、ちびちびエア抜きを作業をしないと・・・」
「全然わかりません。」

そんなやり取りをしているうちにぞろぞろみんなが集まり始めて・・・
おっさん一人に今年の新入社員&20代&いつの間にか30代になってしまった若者ばかり15名。
なんだか、付近で一番大きい集まりらしくて、道行く人々にカメラを向けられた。
外人さん達のカメラにもポーズ。
そんなに珍しい・・・のかもね。若い連中だけでぞろぞろ集まるってのは。
4月1日に新社会人になった皆さんも、すごく不安な毎日だと思うけど・・・
受け入れる方も不安で一杯だ。なんとか定着して、ずっと働いて欲しい。

みんながそれぞれ携帯電話を取り出して、写真を撮り始めて・・・あれ????
「ねえ、まさか、入社したばかりの新人が、iPhoneなんて持てるわけないよね?」
「いや、逆じゃないですか?今は、親がiPhoneを持たせたがるんですよ。Androidでおかしな事態になりたくないんでしょう。」
「いや・・・いくらなんでも・・・学費でご両親が大変なのに、そんな高級品・・・」
「はい!ちょっとみんな聞いて〜!!iPhone率を調べてみよう。今、みんなが持ってる携帯端末、全部出してみて〜!」

驚いた。ものすっごく驚いた。
16人中、15人がiPhone。しかも5とか5sの小さいモデルのメンバーの方が全然多い。
「指が届かないから、6になってから更新をやめました。」
「結局、電話機ですからね。持ち運びが優先でしょ。6Plusとか見ちゃうと、画面でかくて便利そうだけど。」

ふ〜ん。
「っていうか、おかしいでしょ。一人だけiPhoneじゃないなんて。ちょっともう一回、全員取り出して〜!!」
はい。

「何やってんすか。一人だけWillcom。もう、その会社ないから。
「チッおっさんが。ガラケーにこだわりやがって。仲間外れだな。いよいよ。携帯カーストで最下層だ。」
いや・・・あの・・・PHSは、日本の独自技術で・・・日本人の心だからね。

はい。「iPhoneじゃない自分」ってお題で、400字詰め原稿用紙に延々と書けそうだけど振り切って、本題に入りますよ。

ECUを交換したら、どうもエンジンを壊しちゃったみたいだ。」という事態から、まずは、ガレージのスペースを空けることになりました。
保管ガレージには、降ろした4E-FEエンジンが2基転がってる。
まず、2013年のJOY耐で完全にブローさせたエンジンを分解して、スペースを作ろう。

このエンジンは、2013年JOY耐後に降ろした後、すぐに丸ごと捨てようとしたんだけど・・・
保管ガレージの管理人さんに反対された。
「エンジンってのはさ、壊れる理由は3つしかないんだよ。」
1.オイルか水の管理が間違っていた。
2.自分たちの組み方が間違っていた。
3.そもそも、メーカから対策部品が出ていたのかもしれないのに、それを知らずに組んだ。
「このブローさせたエンジンをさ、そのまんま捨てちゃったら、何もわからないんじゃないかなあ。せっかく自分たちで組んだのに。ものすごく大事な教材が、今、目の前に転がっていると思うよ。」

と、諭されて・・・2年以上、降ろしたままにしてた。
だって、面倒くさいもんね。壊れちゃったエンジンをわざわざ分解するなんて。

さて、いよいよの段階。
このエンジンをバラさないと、載せ換えスペースが作り出せないよ。
まず、外観チェック。
IMG_0456.jpg
オイルフィルターの下に穴が開いてる。
IMG_0460.jpg
裏側も同様。
今回の分解方針は、「上から順番」
まず、ヘッドカバーを開けてみる。
IMG_0459.jpg
錆びてるね。って、カムシャフトを見て驚いた。
IMG_0457.jpg
カムシャフトも錆びてる。
そうか、単にエンジンからオイルを抜いて、2年放置したってだけでじゃなくて、カムカバーは流用する必要があったから、ネジ止めせずにただ置いていたせいだ。
開いている隙間から、湿気が入ってきて、錆びたんだ。

もう、何基もタイミングベルト周りをいじってきているから、バラす順番はわかってる。
まず、おおごと作業として、「ファンベルトプーリー外し」
IMG_0462.jpg
フライホイールにソケットレンチの駒を引っ掛けて、ファンベルトプーリーのナットを緩める。
次回から、エンジンを降ろす前にレンチを引っ掛けて、ナットを緩めてしまおう。毎回毎回、ここが重作業だよ。

で、確認したかったのが、クランクと、カムシャフトの位置関係。
IMG_0463.jpg
クランクの印に対して・・・
IMG_0464.jpg
カムシャフトの印が4Eの丸穴の中に・・・入ってな〜い。

う〜ん・・・まあ、ブローしちゃってるからね。
今度から、ラインオフエンジンをバラす前にクランクとカムシャフトの位置関係を写真に撮っておこう。

カムシャフト外し作業開始。
IMG_0477.jpg
カムシャフトを全部撤去しないと、ヘッドとブロックを接合している特殊ボルトが出てこない。
IMG_0478.jpg
この特殊ボルトは、KTCのソケットを使って外し作業。



分離成功。ガスケットが現れた。
IMG_0479.jpg

う〜ん・・・ひょっとしてヘッドガスケットに異常があって(抜けて)水温上昇→エンジンブローに至ったのかと推測していたんだけど・・・
どうも、素人目には、ヘッドガスケットに異常は見られないね。
コンロッドを外してみよう。

まず、コンロッドエンドオイルシール外し作業。
IMG_0466.jpg
オイルパンカッターを使用して、オイルパン剥がし。
IMG_0469.jpg

コンロッドが出てきた。
IMG_0481.jpg

オイルポンプを外し始める。
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クランクプーリーが外れなくなっていて・・・
IMG_0488.jpg
バールで無理やりこじって外す。
IMG_0489.jpg
オイルポンプを外したところ。
わかるのは、クランクエンド側が錆が出ているのに対して、このオイルポンプ側は、なんだかオイルまみれというか・・・ばっちい。
さて、クランクを取り出してみよう。
IMG_0490.jpg

クランクそのものも破断してちゃってる。ピストンコンロッド側から破壊されたのか、わからないけど。
IMG_0492.jpg

ブロック側にピストンが残ってて・・・
IMG_0496.jpg
穴が開いている気筒以外は、使えるかと思ったけど・・・
もう、全く無理。
穴が開いた気筒側から飛び散ったパーツが、全部のピストンを傷つけてた。
あと、わかったのは、「ピストンは、オイルパン側からは抜けない。」ということ。
ひょっとしたら、コンロッドメタルがなくなってしまったエンジンの方は、ヘッド側を分解しなくても済むかも・・・って期待していたんだけど・・・ちょっと無理そうだ。

オイルパンにも穴が開いていた。
IMG_0499.jpg
オイルパンの中にも飛び散ったパーツが残っていた。
IMG_0500.jpg

このエンジンのブローの仕方、よくわからないところがあって・・・
1基目の時は、オイルパンにオイルが残っていたんです。たくさん。
ところが、このエンジンの時は、ドレンプラグを抜いたら、出てきたのは全部冷却水だった。
オイルは全くなし。

1基目との違いは、他にもあって、この2基目のブローの時は、ラジエターにもわずかに穴が開いていました。
1基目の時は、ラジエターは全く影響を受けていなかったんだけど。

ヘッド側は、こんな感じ。
IMG_0497.jpg
バルブの色がそれぞれ違うのは・・・バルブクリアランスがバラバラだった影響か?
一番左側の気筒を拡大。
IMG_0498.jpg
ブローした気筒は、上側(ヘッド側)にピストンが当たったみたいだ。バルブが曲がって、戻らなくなってた。

う〜ん・・・
もうちょっと、「自分たちがエンジンを組む作業の時に明らかにミスをした。」ってものが出てくるかと思ったんだけど・・・

そんな感じじゃないね。

メタルがなくなったエンジンの方も、調べてみよう。なんだかよくわからないや。

復活の日 [N1仕様エンジンの製作]

いやね。なんか変だな〜とは思っていたんですよ。オーバーホールしたエンジンを搭載した後。
ドライブシャフトを付けて、水回りの配管をやって、配線も全部繋がなきゃいけないんですけどね。
実は私が手伝えなかったんです。それらの作業。
どうにも土日に出勤が続いてしまって。

なのにオーナーから連絡。
「エンジンかかったよ。でも、オイルパンからボタボタオイルが漏れてきて、すぐにエンジン止めた。」

????
そんなに早く作業が進むかなあ。奇妙に速いぞ。

って思いながら、保管ガレージに到着したら・・・・なんか・・・その・・・
「よ〜う!」って言いながら、こちらに向かってきたのは・・・
あ、いや、昨年オーナーが「誕生日プレゼント買ってもらったんだ〜。ツナギ。」って見せびらかしていたあたりから、いつかこの日が来るんじゃないかなって予想はしていたんだけど・・・ええ。

目をパチパチ・・・っていうか、え〜・・・ゴシゴシ。
・・・・オーナーが二人いる。
じゃなくって、来たよ。「ペアルック」だよ。
よりによって、「ツナギがペアルック」だよ。このおばか夫婦は。
と、そこにTTC1400の彼も到着。
「あ〜・・・う〜ん・・・ペアルックねえ・・・あはは、普・・・・・・・・・・」
「なぜそこで詰まるんだ?」
「え、いや・・・やっぱりツナギがペアルックの夫婦ってあんまりいないかなって・・・・」

なんかね。その・・・ここのところ暑いでしょう。
余計なんか・・・・暑苦しい。なに、これ?見せびらかし?

私が手伝えなかった間、夫婦二人で一通りの準備を進めていたんだそうです。
ペアルックで。まあすごい。
なんだか速かったねえ。私と組むより嫁さんと、くんずほづれずしながらの方が、作業がはかどるのかあああああ〜!あ〜ん?

家に帰った後、我が妻にその話をすると、食いつく食いつく。夫婦の会話のネタですよ。
「ええ〜!いいなあ〜!見たかったなあ。写真撮ってきてよ。」
「え・・・いや・・・正面切って頼めない。盗撮しないと。」(なぜ?)

それじゃあ。公開しますよ。こんな感じだあああ〜!

pink.gif

って、すいません・・・ピンク色で。
あ、いや、ちゃんと「夫婦でフロントスタビライザーと格闘する図」の写真もあるんですけどね。
なんか・・・もっとピンクなんですよ。赤とかじゃなくて、まっピンク
どういうこと?
二人にレンズを向けた後の写真が、こんな感じでピンク色でした。一日。(その後正常化)

ふう。ま、スタビは二人に任せておこう。ネッチョリって感じで。だいたいまずいよ。どうする?
「今年の夏は、ペアルックでサーキット!」なんてことが流行っちゃったら。

ラジエターキャップとサーモスタットって、社外品で盛り上がっている品物なんですよね。
このEP82にも当然、社外品に交換されていたんだけど・・・
今回、「ノーマルに戻す」ことにしました。

sarmostat.gif

というのも、2010年にせっかくエンジンをオーバーホールしてもらいながら、あっという間に壊してしまった原因は・・・
自分達のオイルと水の管理にあったのかなあ。って思っているんです。
昨年4月の日光は、当日朝に雪が降っていた状況だったんですよね。
それなのにローテンプサーモ&高加圧ラジエターキャップのままで、実戦走行させたのがまずかったかなあ。と。

この写真、ウオーターポンプを交換した時のものなんですけどね。

waterponp.gif

左が壊れたエンジン。右がオーバーホールをしていたエンジンについていたものなんです。
左側にあるビスが「先端の方まで、白く錆びている。」のがわかりますか?
はめ込んでみると、「ビスの先端まで冷却水がしみ出しちゃっていた」状況なんですよね。
これ、明らかに高加圧ラジエターキャップのせいかなあ。と。
このEP82は、「耐久レース用セッティング」なので、ひたすら「壊れないで最後まで走り抜くこと」を目指すべきだと思いました。自分たちでオーバーホールしてみて。

結局、「量産設計時に想定していない領域を回し続けるエンジン。命を削って、より速く走らせている」のが、N1車両なんだと思います。
できるだけ、ノーマルに戻してあげることが、「最後まで壊れない。」コツなんじゃないかな。一回オーバーホールをやったぐらいで、生意気かもしれないけど。

そういえば、このウオーターポンプ2台共並べた結果、悩んでしまうところがあって・・・
「ウオーターポンプパッキン」が違うものが付いていたんです。それぞれ。
しかも、両方とも今でも購入できてしまう。
ウオーターポンプの外観からは、その差を判別することができなくて、だいぶ悩みました。
結局・・・柔らかい品番と、堅い品番があって、堅い方を付けていたであろうオーバーホール対象品の方が、
バリッとパッキンが破けてしまったので・・・品番16124-10012の方を選択・・・したんだっけな?(もう一つの品番は、16124-10013)

サーモスタットも純正品(品番90916-03046)に戻した。

sarmoshin.gif

てっきり、サーモスタットは2008年の整備の時に取り外したまま走行していたんだと思っていたんだけど、「パッキン」が”サーモスタットを取り付けていないと”保持できない形状だったので、その当時に既に取り付けられていたローテンプサーモをそのまま使ってしまっていたらしい。
今回は、そのパッキン(品番 16325-630119)も交換。

オイルパンのシールパッキン塗り直し完了した?
では、まずはエンジンを始動してみようか。


あっけなくエンジン始動。

1年以上の間、作業を続けている時に「このバラバラのエンジンが、見事始動できたら、すごくうれしいんだろうなあ。」って想像し続けていた。

実際には・・・エンジンがかかったことを確認できた瞬間・・・ただ、ひたすら「ほっと」した。
「うれしい」のではなくて、もう、本当に「よかった。無事にエンジンがかかったよ。一発で。」ってだけ思った。

でも・・・まだちょっと問題ありか。計器類がタコメータ以外全滅してる。まあ、一つづつ治していこう。
Sタイヤを装着して、ぐるっと保管ガレージを走らせてみようよ。


大丈夫だ。ちゃんと走ることができる。一発でうまくいった。正直驚いてる。
間に合ったぞ。7月10日に。これでまた、みんなで走ることができる。
Reboot!Team Rendezvous!
いくぜ!今度の舞台は、マイナーリーグの最高峰。Joy耐だ!

東急ハンズのネット通販「ハンズネット」

いよいよエンジンを搭載 [N1仕様エンジンの製作]

なんとかだいぶ「エンジン」の外観になってきた4E-FEエンジン。
もう、「大きな峠は、ミッション合体と車体への組み込み」だけだと思っていたんです。

変な遠回りをやっちゃんたんですよ。ここで。
”プラグチューブガスケット”なるものを交換し始めちゃったんです。私。
だって、バイブルを見ると「再利用不可部品」に指定されてる。

たいしたことないと思ったんです。
マイナスドライバーを使って、今、装着されているプラグチューブガスケットを外し・・・あれ?外れない。

PLUGTUBE.gif

ぬおおおお〜苦悩!
なんだよ!これっ!
猛烈に難しい。マイナスドライバーの頭を金槌で叩くんだけど、プラグチューブガスケットに使われているゴムが破けていくばかりで、”バネ構造”になってる金属部そのものは、ぴくりとも動かない。

ウンウンうなっている私をAE86レースの彼が視察しに来て一言。
「なんでそんなの交換してるの?普通、そんなところいじらないよ。」

・・・・・ひょっとして?
試しに今回の分解整備のベースになった、おばちゃんスターレットの方のプラグチューブガスケットを叩くと・・
ああ、まあまあ簡単に外れた。古い方が、ゴムが堅くなっていて、簡単に外せるんだ。
こっちのおばちゃんスターレットのヘッドカバーを・・・・いやいや・・・あまりに汚すぎる。やだよ。こんな変なサビが出てるパーツ使うの。

壊れたレースエンジンの方って、ホントに手がかかっていたんだなあ・・・
ちゃんとこんな細かい部品まで交換してくれていて、まだ交換時期じゃないのに私が手を出してしまったから、「周辺ゴム製品がまだ全然柔らかくて」取り外すのに難儀してるんだ。
余計な事に手を出しちゃった。やっと1つ外し・・・あ〜・・・ヘッドカバーそのものに傷が付きまくりだ。

PLUGTUBEATO.gif

とにかく4つ全部取り外す。ものすごく大変。
で、なんとか新品のプラグチューブガスケットを入れ始めるんだけど・・・今度はもっと大変!
一番大きなソケットレンチのコマを使って、上から叩いたんだけど・・・
ゴムのところが破けちゃうよ〜うわ〜ん!
何のために交換したのか全然わからない。

PLUGTUBEKOKAN.gif

も〜疲れた。1個交換したところで挫折。
気を取り直して、プレソルベントを使って、ヘッドカバーを脱脂。
既にエンジンブロックに耐熱スプレーをかけた時に気になっていたんだけど、「パーツクリーナー」の類では、”塗装前の脱脂”というのは、できないみたいだ。
今度はどうだ?ちゃんと塗装が定着してくれるかな?

耐熱スプレーをヘッドカバーに塗布して・・・ふい〜・・・
だいぶ・・・うまくいかない状況をリセットできたよ。

HEDTOSO.gif

「まいったなあ。なにかうまくハンマーの衝撃がフラットにプラグチューブガスケットに伝わる工具を捜さないと・・・大きなワッシャーとかでも代用できるかなあ・・・何かうまく滑らせるグリースみたいなモノがあれば、簡単に入るのかな?」
そんな事を考えながら、フォークリフト修理係の彼に相談すると・・・
「ミッション完成しましたから、エンジン搭載する前にやってみますよ。そんなに特殊な工具は必要ないハズなんだけどなあ・・・」

いよいよ全員集合。すごく大がかりな作業。最後の山場だよ。
AE86レースの彼から、「いよいよエンジン搭載だね。それじゃ、このエンジンクレーンが必要だよ。」
なんだか大きな道具を提供された。


TTC1400の彼もいよいよ「ミッション合体&エンジン搭載」の山場だということで駆けつけてくれたけど・・・
みんなちょっと待って。
まだ、このエンジン、ウオーターポンプとか、ディストリビュータとかを付けなきゃいけないんだよ。え〜と・・・まず、「ネジを捜す旅」からね。

オーナーと二人で、周辺パーツの取り付けをやっている間に課題のプラグチューブガスケット取付をやってもらって・・・って、え?もう終わったの?
「はい。別に難しくなかったですよ。」
・・・・1個入れただけでしょ?残りの2つ入れるの大変なの!
「いえ、もう、残ってた3個全部入れ終わりました。」

・・・・このBlogを読んでいる皆さんはねえ・・きっと、「エンジンの分解整備って大変なんだなあ。」って思っちゃっているんですよ。
いやいや・・・実は、プロの皆さんから観ると「変なところで戸惑ってる話題が満載のBlog。なぜ、そこで悩む」って思われてるんです。きっと。

結局、「ネジを捜す旅」をやっていると日が暮れてしまうという事で見切り発車。
クラッチを「ソケットのコマ&長いボルト」を使って、回転しないように止めて・・・

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持ってきてくれた「クラッチのセンターを出す工具」を差し込む。
TRD製メタルクラッチの中古品を捜しまくって持ってきたんだけど・・・
「・・・あ、だめですね。これ。元々、TRD製のクラッチって、センターにがたつきがあるんだけど・・・
まだ今付いてるヤツの方がいいです。去年吹っ飛んだクラッチもTRD製だし、ここは少しでも状態がいいやつにしておきましょう。」

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あ、そうなの?探し回った私の苦労はいったい・・・次回はさすがに「現在生産されているクラッチ」を使うようにするよ。

さて、いよいよミッションとエンジンを合体!
合体シーンですよ!激しいんですよ!
へっへっへ。俺様のシャフトをここにめがけて・・・よ〜し!みんなそのまま押さえてろ!ボルト全部掛けて!」

エンジンクレーンって、重量物(エンジン本体)を宙づりにしてる状態だから、どうしてもミッションを近づけると・・・左右にブラブラしちゃって、このっくのっ!大人4人掛かりで何とか装着完了。

そのまま一気に車体に搭載。
エンジンマウントにまたボルトを通すのが・・・なんだか大変みたい。
え?いや、私、さすがに手を出せなかったです。写真撮影もできなかった。
行為の真っ最中ですからねえ。そんな余裕無いですよ。
お〜・・・うまく搭載完了。
って・・・これからが長そうな気がするよ。ドライブシャフトやラジエター周りの配管をつけたり・・・それよりもヤな予感がするのが、配線。
どうしよう。接続した瞬間にシュオオオオオオ〜!なんてなっちゃったらああああ〜!
(うなされそう。)


バルブクリアランスの調整が大変 [N1仕様エンジンの製作]

なんかですね。
”大物”が全部組み上がって、てっきり峠を越えたのかと思ったら・・・
「小さな部品で面倒な事」が待ち構えていました。4E-FEエンジン。

先日「このいっぱいある部品、なんだろう?」って思いながら、とにかく測定していた部品と・・・格闘するハメになりました。

測定している時から「なんかこの部品群のバラツキの度合いって・・・・確率と統計学の学習に使えるよな。こんなにばらついていていいのか?トヨタ」って思っていたんだけど・・・・
逆に「コントロールされたバラツキ」なんだと気がつく事になりました。

これらの部品が、一番上にあるカムシャフトと燃焼室上端にあるバルブの間に挟まって、「クリアランス調整」を司っているんだそうです。
丸い板が、”シム”で、その”シム”を受け持つ丸い筒が・・・なんていうんだ?まあ、”台座”にしておこう。

SHIMTODAIZA.gif

バイブルによるとその「シムとカムシャフトの間の隙間が規定値に収まるように調整する事」って書いてある。
はいはい。んじゃ、まずは買っておいた「シクネスゲージ」が役に立つ場面なのねって?????

ぜんっぜん入らないぞ。シクネスゲージ。
オイルポンプのところに引き続きなので、かなり困惑。どういうこと?私の扱い方がおかしいのか?
う〜ん????

悩んでいるところにAE86レースの彼が登場。
「いやあ、先日のヘッドボルトの件は、ありがとうねえ。ホントに住んでなかったんだね。保管ガレージに。
「まだ言うか。たまたま会う確率が高いだけだよ。」
状況を説明すると・・・・「ちょっとクランク回させてね。」
その後が・・・結局、大変な事になりました。
「これさあ・・・カムシャフトの組み方間違ってる。
へ?バイブルの通りに組んだよ。
「いや、カムとバルブの位置関係がおかしい。ダメだよ。これじゃ。」

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どうも、見る人が見ると一目でわかってしまうような間違いらしいです。私には全然わからんけど。
「ま、とにかくちょっと動きの確認させてね。・・・え?なにやった?クランクこんなに重くなっちゃってる。動き始めが全然堅いじゃん。いったいなにやった?」

いや、なにやったって・・・・ほんとにバイブルしか信じるモノがないから、その通りにやったべさ。

パッと外観をチェックしてくれて・・・「ヘッド周りの接着剤が多すぎるんだよ。ほら、はみ出してる。」

TARE.gif

結局、カムシャフトを止めている部品を全部外して、アドヘシブ1324を塗り直す事になりました。

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「接触面全部に付けるんじゃないんだ。本当に外のところに塗るだけでいい。そうしないとカムシャフトのところまではみ出して来ちゃって、焼き付きの原因になるよ。」

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接着剤を塗り直して、もう一回クランクを触ってもらって・・・
「よし。この動き出しなら大丈夫。で、クリアランスがなんだって?」

状況を説明して、シクネスゲージで隙間を測定してもらおうとするんだけど・・・
「これ・・・使いにくいなあ。誰が買った?このシクネスゲージ。”ロング”のシクネスゲージじゃないと、バルブクリアランス測定は難しいよ。」
で、ホントに入らない。シクネスゲージ。やっぱり。

その後、シクネスゲージの保管の仕方まで指導。
「いい?ペラペラの板だから、扱いが雑なのかもしれないけど、これでも立派な測定器なの。ボンネットの上になんて置いていたら、厚さで膨張しちゃうでしょう?ちゃんと日陰において、必要な時だけ握るんだよ。」

先日のシム測定の時に厚みを揃えたモノを16個入れた事を説明。
「う〜ん・・・じゃあ、とにかく16個全部測定してみな。ひょっとしたら、シムが入るところもあるかもしれないから。」

・・この隙間測定ってさ、結局カム(=クランク)を回転させないと、各バルブの隙間って測定できないじゃん。
すごく時間をかけて、クランクを回しながら全部の隙間を測定していたら・・・
「あっ!カムシャフト1周させちゃったのか?」
「うん。1周だけじゃなくて、何周も。だって、測定しにくいんだもん。」

ものすっごく大変な事をしていたらしい。あの、「カムの組み方間違ってる。」の件で。

「まずいなあ・・・組み方があってないカムで、クランクを回したら、ピストンとバルブが当たるかも・・・

ええっ!どうしよう。せっかくプロの職人さんがヘッド周りを作業してくれたのに。
「ヘッドを取り外して確認していい?バルブがおかしくなってないか。」
「う〜ん・・・いや、もう、シリンダーヘッドガスケットを入れて締め込んじゃったもんなあ・・・」
「それって、別に挟み込んであるだけだから、影響ないんじゃないの?」
「いや・・・まずいよ。ガスケットは。1周させる途中で、なんかガツンって当たる感じとかあった?」
「全然。クランクが動き始めたら、全然スムーズに回ったよ。」

結局、ヘッド周りはバラさずにそのまま作業を進める事にしました。
「たぶん大丈夫。」って、自分に言い聞かせて。

結局、どうもそのプロにお願いしたヘッド周りの影響で、手持ちのシムではまったくクリアランス調整ができないのでは?ということになった。

後日、トヨタ部品共販でシムだけを購入。
「あの・・シムだけで1万円を超えちゃうんですけど・・・
本気ですか?
「・・・・(高いんだなあ。シムって。)ええ。いいです。お願いします。」
その後もなんだか何度も確認されてから発注してくれた。

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もう一度、AE86レースの彼から指導。買ってきたシムをジャラジャラ〜。
「は?なにやっちゃってるの?何でこんなにいっぱいシムを買ってるの?」
「吸気側、排気側でクリアランスが違うみたいだから、8コづつ買ってきた。厚み違いで。」
「そんな事、普通しないよ!せいぜい3とか4個だよ。シムを買うのって。」
そうかあ・・・どおりでトヨタ部品共販の人たちから何度も念押しされたんだ。

でも、そんなに外していなかったみたい。8コづつ作戦は。
吸気側、排気側で統一したシムの厚さになるから、全部いったん交換してみる事になった。
交換作業は・・・
バイブルによると「磁石を使って隙間から・・・」って書いてあるんだけど・・・磁石持ってないし。

オーナーと二人で、カムシャフトをいちいちバラす事にしました。
どっちにしろ、「正しいカムの組み方」をAE86レースの彼から指導を受けなきゃいけない。
全部交換して、測定を開始すると・・・おっ!今度はちゃんとシムが入る。全部測定できるよ。
どうも、カムシャフトの組み方も「カムシャフトギア部にある印」をバイブル通りに合わせていなかったのが原因らしい。(印がヘッドカバーと平行になるように)

全部測定して、彼にデータを提出すると・・・
「ああ、買ってきたシムの厚さがだいぶあってたんだね。まずは、エンジン修理書に書いてある推奨クリアランスに近づけようか。」
「近づけるって・・・・なんか別の方法があるの?」
「ああ、推奨クリアランスじゃないところに”本当のいい値”がある場合もあるんだ。今までやってきたすべての作業の仕上げだからね。このバルブクリアランス調整は。すごく大事な作業だよ。」

なんだかその後も、小難しい事をいろいろ言ってくれたけど、よくわかんないや。
とにかくまたカムをバラして、シムを入れ替えて・・・疲れた。
もう一度、彼にデータを見てもらう。
「う〜ん・・・だいたい、いい値かなあ。本当は0.01mm単位で16個全部揃えるんだけどね。」
「は?」

なに言ってるんだろう?
だって、シムの厚さは、0.05mm単位でしか売ってなかったんだよ。トヨタ部品共販では。社外品があるってこと?
「違う違う。それじゃN1レギュレーション違反。台座さ。このシムを置く台座の方に厚みの違いがあるんだ。」

はあ。んじゃ、ノギスで台座をはかるか。もう一回。エンジン2基分あるから、32個ね。
全部計り終えるぐらいにAE86レースの彼がやってきて・・・
「あ、それ、違うところ測定してるぞ。」
「へ?だって、厚みっていたら、この筒の高さ寸法の事でしょ?」
「違う違う。ノギスで測定できるところじゃない。シムが収まる丸いスペースのところ。このシムを置く板そのものの厚みを測定するんだ。」

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・・・・・試しにマイクロメータを差し込んで測定してみると・・・確かに1つづつ厚みが違う。
・・・・・32個?これから測定?

ムッキ〜!もうやだっ!
こんなの16個0.01mm単位で隙間を揃えてるなんて、どうかしてるよ!
結局、シムの厚み調整はこのままとぼけるんだけど、翌日からオーナーは寝込みました。ホントに疲れた。

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タイミングベルトってどれぐらい張れば良いんですかね? [N1仕様エンジンの製作]


 落としちゃったピストンに付けていた新品ピストンリングは・・・・
結局、よ〜く確認したんだけど・・・やっぱり2番目のリングが砕けてた。
で、てっきり「ピストンリング1個だけ」って購入できるのかと思っていたら・・・だめなんですね。4気筒分1セットなんだって。
しかも、たぶんまた一ヶ月半待ち。

・・・・待ってられないよ。そんなの。

仕方がないので、壊れたエンジンに付いていたピストンリングのうち、1番上と一番下のリングだけ新品に交換して入れてしまいました。
”ピストンリングプライヤー”無しで交換できちゃう。
まあ、熱がかかってないリングだからだろうけど。

さて、前進前進。
オイルポンプを取り付けられたので、次はいよいよヘッドブロックとシリンダーブロックを合体!
またここで・・・・あの「呪われちゃうネジ」(嘘です。)を扱わなきゃいけないのね。
でも・・・・

hedvolt.gif

困った事に東日製の大型トルクレンチは入手していたんだけど、使うための「ソケット」がない。
通常のソケットレンチ(12.7sq)よりも大型のコマを・・・買わないよ。変換用のアダプタを購入しよう。

この大型トルクレンチを初めから使えていたら、塑性域ネジのねじ締め作業もものすごく楽だったのかもしれない。
とりあえず、今の我々に12.7sqのプレート型トルクレンチはないから・・・AE86レースの彼のところに借りに行こう。

・・・・誰もいな〜い。ガレージに。
「彼ってさあ・・・ホントに住んでなかったんだね。」
「最初から本人が否定してるからね。たまには人の話を聞いてね。」
さてどうしよう・・・工具がないと先に進まないぞ。
オーナーが、彼のところに電話をし始めた。なんだって?

「いや・・・なんか・・・仕事中なんだって。今。工具じゃなくて、人を派遣するって。」
「は?」

しばらく待っていたら・・・普通の4ドアセダンが到着。え〜と・・・たま〜に見た事がある人かも。
「おっ!いよいよヘッドを取り付けるんだ。電話で聞いたよ。プレート型トルクレンチを持ってないんだって?ダメだぞう。トルクレンチはまずプレート型!プレート型を持っていると・・・」
以下、AE86レースの彼と全く同じ講釈開始。

で、一通りの講釈をありがたく拝聴した後、結局、このダブルヘキサゴンボルトの取付もお願いしちゃった。
「お前達のEP82だろ?」って?
いやいやいやいや。呪われちゃうような気がするから。
なんとか法ってボルト。(ホントに気のせいです。)

AE86レースの彼にコンロッドボルト締め付けを頼んだ時と全く同じ光景が繰り返されて・・・・
「え?これでトルクかかってるよ。ホントにここから締め付けろって書いてあるの?」
よ〜くバイブル(4E-FEエンジン修理書)を読んで・・・
「よくわかった。このボルトは今回新品?」
「いえ、ヘッド側のボルトは、2台分からヘキサゴン部が崩れていないのを4本選定しました。とにかく工具がない状態で無理して、次々にねじ山をつぶしてしまったので・・・」
「よし。じゃあ、悪いけど、締め付け具合は私に任せてね。この修理書通りに90°締め付けをするかどうかは、感覚で判断するから。」

なにか、プレート型トルクレンチの指示値を読みながら、締め付け作業をしてくれた。
締め付け作業後、かっこよく去っていったぜ。
しかし、この作業のためだけに人を派遣しちゃうAE86レースの彼っていったい・・・

さて、エンジン組み立てにおける一番の難関がたぶん去ったんだよ。これで。残りを二人で作業しよう。
まずは・・・フォークリフト修理係の彼の指令で「タイミングベルトアイドラー」なるものを2つ共新品に交換して・・・

aidra.gif

さっきまで、パッと2本のカムシャフトをヘッドに載っけちゃっていたけど・・・
なんかめんどくさそうな話が書いてある。なになに・・・
「両方のカムシャフトにあるマークを向き合うように合わせて・・・」こんな感じか?

CAMSHIRUSHI.gif

大きなタイミングベルトプーリーを取り付けて・・・その時「4E」の文字の下の丸穴にマークが入っている事。
マーク?
う〜ん・・・この丸いマークが、円の中に入っていればいいって事かな。

girebeltshirushi.gif

んで、いよいよタイミングベルトを張り始め・・・・なんだよっ!このっくのっ!
ぜんっぜん入らないぞ。プーリーに。大人二人がかりで全然ダメ。なんだあ〜?

なんかこのバイブル・・・・時々肝心なところが全然書いてないんですよ。(たぶん、自動車整備学校に行っている人にとっては当たり前の事。)
フォークリフト修理係の指示で新品に交換したタイミングベルトアイドラーが・・・どうしたらいいんだ?

結局、2つのタイミングベルトアイドラー共、「ゆるゆるの状態にボルト止め&スプリングも完全に外してしまう。」とタイミングベルトを掛けられる事を発見。よ〜しよし!うまく全部かかったぞ。

beltkanryo.gif

ホッと一息。
って思ったら・・・・なんか不吉なモノを発見。
さっきの「4Eのマークの下の丸にマークが来るように」という項目が・・・・なんかマークがずれているように見える。

「これ、さっきはちゃんと輪っかの中に入っていたよね。マーク。」
「うん。」
「輪っかの中に入っていないような気がするのは気のせい?」
「いや・・・気のせいじゃないよ。なんかだいぶ右端にずれてる。」

・・・・え〜と・・・ほら、
まず、二人とも目を閉じてごら〜ん。
「・・・・・・・・」
さっ!目を開けるとマークが円の真ん中に!
「なってないよ。やっぱり変だよ。ここは全体のタイミングを司るところだから、このマークがずれているのは、すごくまずいと思う。」

結局、その後、何度もタイミングベルトを掛け直して・・・
わかってきたのは、「ちゃんとマークがあった状態で一生懸命タイミングベルトを入れるんだけど、入れ終わった後にマークからずれてる。」
「タイミングベルトが入れやすいように構わずに作業すると、ものすごくマークがずれる。」

・・・おかしいなあ。手順はこのバイブルに書かれているとおりにやってるよ。やっていない事と言えば・・・
「モンキーレンチ等でカムシャフトを固定する事」って書いてある。

・・・そんな事してないよ。だって、持ってないもん。モンキーレンチ。
(結局、この作業の後、反省して購入しました。バーコ社の薄口モンキーレンチ)

バーコ(BAHCO) 広口エルゴモンキー 薄型 9031T STRAIGHT/12-90311

バーコ(BAHCO) 広口エルゴモンキー 薄型 9031T STRAIGHT/12-90311

  • 出版社/メーカー: BAHCO (バーコ)
  • メディア: その他
モンキーレンチを持ってないから・・・代わりにプライヤーでカムシャフトを押さえちゃおう。んじゃ、私が押さえる係、オーナーがベルトを張る係ね。

何とかベルトを入れ終わって・・・タイミングベルトアイドラーのところにスプリングをかけると・・・おおっ!
今度はちゃんと丸い円の中にマークが入ったままになってる!すごい!
エンジン修理書に書いてある事を守ったら、ちゃんとできたよ!(最初からそうしましょう。)

やったぜ!取り付け成功!
んじゃ、クランクを回してみようよ。DOHC機構がどのように動くのか、見る事ができるよ。


よ〜しよ〜し。うまくいった!
しかし・・・・ベルトの張り具合って、こんなもんでいいのかねえ。
バイブルには、「たるみがないこと」ってしか書いてない。ただ単純にスプリングを掛けただけなんだよね。



オートバックスドットコム

オイルポンプ取付でなんだか疲れる事に [N1仕様エンジンの製作]

休日の有楽町って、初めて行ってみたんですけどね。
雨まじりの天候だったせいもあるのだろうけど、なんかのんびりしているんですね。東京のくせに。
少々待ち時間があったので、駅前の歩道に面した椅子に腰掛けて、ボケッとしたら・・・
なんか・・・女の人ばっかりなんですね。休日の有楽町を歩く人たちって。
普段は、革靴/背広でこんなカフェなんて「場所を知ってるだけ」でさっさと通り過ぎているだけなのに・・・
「なにやってるんだ?俺は。」って思いました。あ、いや、休日を久々にのんびりしている事に焦りを感じているんじゃなくて、平日の自分を思い出して。
こんな風にゆっくり過ごせる人たちから見たら、自分が普段取っている行動って、ひょっとしたら「滑稽な事」なのかもね。毎日キリキリ舞いしていて。

サーキットじゃない場所に、休日来ている理由は・・・
義弟が、iMacを買い換える決断をしたんだそうです。で、我が妻の指令で休日にたたき起こされて、やってきました。有楽町。
聖地秋葉原orThe Apple Storeで買わない」って宣言されているあたりで既に「わざわざ呼ぶなよ・・・」モード。
「俺様の才能を浪費している時間だな。」(背景にどす黒いモノが見えてるかも。)

「首振りiMacからの買い換えだろ?んじゃ、この旧モデルにしておきなよ。在庫処分10台限り83,600円だって。」
全っ然、話を聞いてません。二人とも。
「こっちの最新モデルの一番安いヤツでいいです。」
「ああ・・・
(ちっ初心者が。最新鋭モデルかよ)
これは、2011年5月4日発表の最新モデルで、Intel Core i5 2.5GHzを搭載しながら108,800円という他社がまねできない価格を実現したモデルで(長いので以下略)」
って、解説している間にレジに行っちゃうし。
私の営業トークを生で聞けるなんてそんなに無い機会だよ。この売り場の担当者よりも、うまく全部解説しちゃうよ。説明会の会場では、私の発表が終わった後に盛大な拍手が起きるのだから。

・・・・全然出番無し。私の話を聞かないで、でかい段ボールが2つ目の前におかれて・・・(1つの段ボールは、hpの最新鋭複合機 こっちは私の”うちのhp複合機は8年経っても実稼働中!”トークで選んでもらった。)
「・・・・ねえ、なんでこんなでかい箱、配送してもらわないの?」
「これからお兄さんの家でiMacのセッティングをしてもらうためですよ。」
「は?セッティングも何もiMacに取説なんて無いの!電源入れれば動くよ!」
「いやいやいやいや・・・義兄さんのトークで買わされた最高級hpプリンターとの接続で、わからないところがあるかもしれませんから。」
「・・・・・」
「じゃ、姉ちゃんよろしくね。二人で1個づつ。オレ、これから友達のところだから。」

・・・・雨の有楽町で、でかい段ボール2つを抱えたおばか夫婦。これ持って、電車に乗れと?
誰か義弟の嫁になってやってくれ。
姉ちゃん夫婦を「悪の買い物」に誘ったりしないように。

さて、iMacを買えるぐらいホッとした休日を過ごす前に時間軸を戻しますよ。
「腰下」は完成したので、今度はヘッド側の組み立てね。
まず、「オイルポンプ」の「シール」を交換作業。
今回のオーバーホールでは、「とにかく”シール”という品物は、全部新品交換&”ホース”類も全部新品交換」という方針だったので、すべて買っておいたつもりだったんだけど・・・
「オイルポンプのところのシール」って2つあったんだね・・・

oilponp.gif

ここでまた1週間ロス。
加えて、謎だったのがバイブルに書かれていた「オイルポンプクリアランス」。

バイブルに書かれている通りのクリアランスか、買っておいたシクネスゲージで調べるんだけど・・・・
「・・・・?????」
なんっ回測定しても、「シクネスゲージが入り込まないぞ?」

仕方がないから、壊れたエンジンのオイルポンプも調べるんだけど・・・どっちも同じ部品で・・・ん?
「ねえ、オーナー・・・なんかそれぞれのエンジンでものすごく形状が違うところが・・・」

oilponpshinkyu.gif

「あ、どういうことなんだろう?こっちの汚い方は丸いゴムパッキンが付いてる。どっちが壊れたエンジンの方?」
「え・・・全然わからないよ。どっちも同じ部品だろうって思い込んでていて・・・確かこの部品って、洗浄していなかったんじゃないかなあ・・・黒いシール部品が付いているのだけは、わかっていたから。」

完全にフリーズしている二人のところにAE86レースの彼が登場。
「あっ!まさかオイルシールこの方向で取り付けしちゃった?逆だぞ逆。”オイルが飛び出してこようとする側”にスプリングが効いてないとダメなんだ。スプリングは機械の中に入るように取付だよ。」

oilsiel2.gif

ああ、それは大丈夫。確かに「なんか・・・どの方向でもこの溝にはまっちゃうけど、どっち側に入れれば良いんだ?」って思っていたんだけど。

結局、3人で話し合って「細くて丸いパッキンがある側の方が、対策済み部品なのではないか?」ということで、丸い輪っか状のパッキンを交換(なぜか買ってあったんだよね。事前に。)
最初に悩んでいた「シクネスゲージが入り込まない丸い金属部品」は、どちらも全く同じ寸法だったので、”傷があまり付いてない方”を選んで取り付けた。

oilsielgire.gif

も〜・・・最初は、「別にこの黒くて丸い”オイルシール”ってのをソケットレンチのコマでも利用して、コンコン入れていけば良いんだろ?」って思っていたんだけど・・・

seiltorituke.gif

バイブルに書かれているとおり、「オイルシール内側にグリースを塗って」作業を開始したんだけど・・・
バイブルには、”グリースを必ず塗る”ってことの他に「均一に力をかけて入れる事」「隙間は1周全部規定のクリアランスになるように」って書いてある。

ムキャ〜!!!!
丸い円盤状のゴム製品を「1周全部同じ隙間で取り付け」なんて絶対無理!
延々とやってました。「斜めに入っちゃったから、こっちを叩いて・・・」「あれ?深く入りすぎたから、もう一回取り外して・・・」
疲れた。激しく疲れた。ちょっとした食わせもんだったぜ。オイルシール。(誰?)

やっとこさ、パッキン類を全部交換したこの大きなプレートをエンジンブロック側に取り付けるんだけど・・・
「ねえ、この部品を取り付けるためのねじって、どこにあるんだっけ?」

二人で「ねじ探しの旅」をやることになりました。
捨てた部品は無いからね。必ず出てくる・・・必ず・・・・

ふう。
これから、エンジンO/Hを行おうとしているネクタイ組のみんなに助言です。(このBlog読んでてやろうなんて思う人いるのかなあ。一年だよ。一年。)
「ボルト・ナット類を小分けできる小さな袋をできるだけたくさん事前に買っておいた方が良い」

しかも、小分けしたらその場で「なんの部品か」マジックで書いておいた方が良いです。
も〜・・・とにかくこの「組み立て」の局面で時間を取られたのは、じつのところ「ねじ探しの旅」でした。
このオイルポンプ取付作業のあたりで、二人にできたルールは・・・
「何か取付をやろうとする前に、まず”その取り付けしようとするねじ”を全数捜そう。」

”オイルポンプ取り付け用ねじ”は、全部集め終わったので、取り付け開始。
てっきりすぐに終わるんだと思ってました。取り付け作業。

・・・・それから2時間半、オイルポンプの前で二人でウンウン・・・・
「ねじが取り付けられそうな穴」を一カ所見つけてしまって、(オイルポンプのプレート側にね)そこにねじを入れようと・・・
次々にねじをダメにしました。

そこにねじを無理矢理入れると、ブロック側からこのオイルポンプのプレート全体が浮き上がって来ちゃう。
う〜ん・・・・なんだろう?この穴。(悩み果ててて、写真を撮るのを忘れてました。)

結局、オーナーの決断で、「取り付け用のねじタップが切られているところだけ、ねじを入れて止めちゃおうよ。」
ということで、作業を終わり。
よくわかんないや。この穴。

んじゃ、最後にオイルパンにシールパッキンブラックを塗って、取り付け。
重力の力を利用するから、このまま上下逆さで放置なのね。

oilpan.gif

しかし・・・オイルシールとオイルパン取付だけで、丸一日かかっちゃったよ。もう夕方だよ。なんかこの調子で・・・組み立てられるのかなあ・・・


塑性法のねじ締めにドキドキ [N1仕様エンジンの製作]

さて、道具を集めたら、さっそく作業開始ですよ。いよいよですよ。長かったですよバラバラの4E-FEエンジン。
二人で、エンジンブロックに仮止めされたクランクシャフトとコンロッドを前に
「・・・・・・」

CLUNK.gif

え、いや、なに・・・・いきなりなんですけどね。我々のバイブル「4E-FEエンジン修理書」を毎回毎回、一番最初のページからめくって、順番に作業していくんですけどね。
いよいよなんですよ。一番最初の方のページに書いてあった「読み方がわからない」ねじの締め付け方法の話。

・クランクシャフトを取り付けるボルト
・コンロッドを取り付けるボルト
・ヘッドブロックを取り付けるボルト
のこの3点については・・・なんて読むの?この漢字。オーナー?
そせい域・・・・かな。たぶん。塑性域締めボルトの締め付け方法について」って書いてある。
「ソセイホウ?なんか聞いた事無い言葉だね。ただ・・・なんかとっても重要な事が書いてあるような気がする。なになに・・・”規定トルクで締め付けた後、さらに90°1回または、さらに90°を1回締め付ける場合もある”って・・・・どっちなんだよ!トヨタ!」

「・・・・はい。オーナー、この一回もカチッてならないトルクレンチ使って、締め付けて。」
「え・・・・なんかやだなあ。このトルクレンチ、ホントに使って大丈夫なのかな。う〜ん・・・」
と二人でエンジンブロックを前にフリーズしているところに、AE86レースの彼が登場。

「・・・・ねえ、聞いていい?この保管ガレージに住んでるでしょう?」
「毎回毎回同じ質問だから。気のせいだから。二人が珍しくガレージに来てると思って、覗きに来たんだよ。」
事情を話すと・・・・なんかプレート型のトルクレンチを持ってきてくれた。

「エンジンの整備をやる場合は、プリセット型のトルクレンチじゃダメだよ。ちゃんと自分の手で”どれぐらい力をかけているのか”常に目視しながら、ねじ締め作業をしないと。はい。このトルクレンチを使って、作業して。貸すから。」
え・・・・やだよ。その・・・「なんとか法ってねじを触ると呪われるような気がする。」(気のせいです。)

結局、最初のうちは、AE86レースの彼が手本を見せてくれる事になった。
「え〜と・・・なんかよくわからないけど、規定トルクで締め付けしたわけね。その少々不安があるプリセット型トルクレンチで。」
「うん。この本に書いてある数値通りでセットした。」
「よし。じゃあ・・・まず、プレートで今のトルク値を調べて・・・・お、ちゃんとかかってるじゃん。締め付けトルク。それで・・・ここから90°締め込むの?ふ〜ん・・・」

BOLT.gif

なんだか・・・4A-GEエンジンを何度も組み立てている彼をもってしても・・・困惑の事態らしい。
「い、いやいや・・・これ、ほんとに回し込むの?ちょっと待った。回り込まないぞ。ほんっとにそういう風にしろって、本に書いてあるの?」
三人で本を覗き込んで確認。

「この整備内容のところには規定トルクについてしか書いてないじゃん。」
「いや、ホントに書いてあるんだよ。ほら、このエンジン修理書の最初の方のページに。」
「え〜・・・・これじゃあ、見落とす人が出るぞ。なになに・・・ほんとだ。なんか・・・今、規定トルクがかかっちゃって、これ以上締め込めない感じなのにさらに回しこめって書いてある。・・・・このボルトって、新品使ってる?ちゃんと。」
「うん、ガレージオーナーにきつく言われた。少なくとも、コンロッドとクランクの取り付けボルトは必ず新品にしろって。」
「・・・・じゃあ、やってみるか。ホントに気合いを入れて。」

この作業・・・いくらエンジンスタンドを使っているって言っても・・・大人3人がかりの作業。
思いっきりボルトを回し込む人の他に、エンジンスタンド全体を押さえる人が二人必要。なんだか・・・・プレート型トルクレンチが、信じられないぐらい弓なりにしなってる。大丈夫?それ。

「よ、よ〜しよし。クランク取り付けボルトを半分回しこんだぞ。こりゃあ、ものすごく体力が必要だよ。はい。練習のつもりで、自分たちで回してみな。」
え・・・・私にプレート型トルクレンチを渡されても・・・オーナーにそのままパ〜ス!まかせた!オーナーの車だからね。このEP82。
なんか、今ものすっごく重要な場面のような気がする。

オーナーが回し込み作業を開始して・・・・AE86レースの彼から注意。
「体全体を使って回し込み作業をしちゃダメだよ・・・」って言ってるそばから、トルクレンチがずれて・・・あっぶねえ!

オーナー・・・思いっきり、倒れ込んじゃった。危なかった。
「ほら、言ったろ。体全体を使ったら、万が一の時、本当に倒れちゃうんだ。今は、空の下で作業していたから、たまたま何もなかったけど、これが普通のガレージだったら、周辺に置いてあるものにぶつかって、大変なケガになっていたかもよ。」

なんか・・・なんて言うんですかね。柔道とかの技の指導って感じ。
「ちゃんと足を肩幅に開いて・・・ちゃんと締め付けるボルトの前に体の真ん中を持ってくるんだ。肩から先だけを使って、肘で作業する感じ。体重を使って、回し込まない。そうそう。いい感じ。」
ふい〜・・・・何とか全部を回し込めたよ。ありがとう。え、オレ、エンジンスタンドを押さえていただけだけど、ものすごく疲れた。

「どれどれ。レンチ持ってきてみな。クランクを回してみよう。」


「う〜ん???いや、ちょっと回させてみて。う〜ん????」
なに?普通にちゃんと回ってるじゃん。大成功だよ。

「いや・・・なんか・・・おかしいこのクランク。ある気筒のところだけ、引っかかりがある感じだ。」
?????なんか真剣にコンロッドの取り付け部を左右に揺さぶってる。
「ああ・・・やっぱりダメだ。このピストン。」

は?大問題発生?ここまでやってきたのに?だって、ちゃんとシリンダーやピストンの径とかまで測定したよ。すごくめんどくさいって思いながら作業してきたけど。
「あ、違う違う。そういう寸法の測定が簡単にできるところの話じゃない。このエンジン、”コンロッドの反り”は測定していないでしょ?」

?????なにそれ?どうやったらわかるの?

CONLOD.gif

それぞれのピストンのところ(コンロッドボルトのところ)を左右に(エンジン全長方向に)揺さぶって実演してくれた。
「ほら・・・1番シリンダーのところだけ、他の3つに比べるとまったく”遊び”がないでしょ?」
「うん・・・でも、このエンジンにそのまま組まれていたんだよ。ピストンとシリンダーの位置関係も間違ってないよ。」
「このままとぼけて組んじゃって・・・・」
「う〜ん・・・良くないなあ。街乗りだったら、これで済んでいたのかもしれないけど、俺たちがやるのは、”まともなエンジンの回し方”じゃないでしょ?」

・・・・どうしよう。ここまで来て挫折?一年経っちゃったよ。

AE86レースの彼が、壊れたエンジンで1個だけ無事に残ったピストンをものすごく真剣に眺めて・・・

BUJIPISTON.gif

「壊れたエンジンってさ、ものすごく手がかかってたんだよ。ほら、ちゃんと重量あわせの痕がある。」

CONLODKAKO.gif

あ、ほんとだ。全然気がつかなかった。コネクティングロッドのお尻のところが削られてる。
「どうするよ?今の状態だと、4個中、1個のピストンだけが奇妙に軽く回る事になるよ。ある種アンバランス。」
いや・・・いいよ。どっちにしてもN1規定って、”1個のピストンは、無加工の事”ってなってるんだから。
削る方法も知らないし、だいたい”はかり”を持ってない。

ピストンとシリンダーヘッドにそれぞれ番号が打ってあるらしい。
「大丈夫。これだったら、1番シリンダーの中に入れられるピストンだから。ちょっと交換してみな。」
コネクティングロッドの取り付け方も指導された。
「どうでもいいから、はめ込んでナットを付けるんじゃなくて、ロッドの脇にマークがついているから、そのマークがちゃんと合うように組み合わせるんだ。」

CONLODMARK.gif

買っておいたピストンリングプライヤーを使って、ピストンを交換して・・・再びクランクを回す。
「よ〜しよし!これなら大丈夫だ。なんか・・・ひょっとしたら、このエンジン、ものすごく具合が良いかもよ。」

後で、オーナーと二人でクランクを再び回させてもらったけど・・・・なんだかよくわからないや。さっきとの違い。

「ふう・・・ほら、1番シリンダーのところ、ちゃんとコンロッドが少し、カタカタいうだろ。他の3つのシリンダーと同じぐらい。これぐらい遊びがないと絶対ダメなんだ。うまく交換可能なピストンがあって良かったよ。それじゃ、このピストンのリングをこっちの取り付けようとしていた、新品ピストンリングと交換して、もう一度塑性域までねじ込むんだよ。」

”コンロッド曲がり”のピストンが手渡されて・・・あ、バインと。おっこどした。まあ、いいか。ダメピストンなんだから。

・・・・取り上げたピストンを眺めると・・・なんかとっても不吉な状況。
・・・・2番目のピストンリングが・・・・砕けてないか?
目をこすって、よ〜くみて見るけど・・・やっぱりそうだ。溝の中で粉々になっちゃってる。
なんだよ〜・・・ピストンリングって、そんなに簡単に壊れちゃうのか〜。っていうか、このピストンリングって入手に1ヶ月以上かかったよ。ええ〜!どうする????また一ヶ月半待ち????


エンジン組み立てのために準備した道具 [N1仕様エンジンの製作]

オーナーと二人で保管ガレージの整理。
これからバラバラのエンジンを組み立てないといけないけど・・・持っている工具は、二人の工具箱とオーナーが買ってくれたエンジンスタンドだけ。

再び4E-FEエンジンのブロックをエンジンスタンドに取り付けたけど・・・・さて、これからどうしよう。
二人の工具箱を全部広げてみるけど・・・ラチェットとレンチとドライバー、それにニッパーぐらいしかない。
あ、使い方わからないけど、プリセット型トルクレンチを持ってる。
何回触っても、「カチッ」っていった事がないんだよね。このトルクレンチ。だいぶ前に新品で買ったんだけど。

んじゃ、まずなにぶん道具がないとなにも進まないから、とにかく道具集めから行きますか。
東日製作所製のトルクレンチ大小

517東日製作所 トルクレンチ QFR1400N :138441237 【送料無料】

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【東日製 直読式トルクレンチ(置き針式)】DB200N-S直読式トルクレンチ DB200N-S 東日

【東日製 直読式トルクレンチ(置き針式)】DB200N-S直読式トルクレンチ DB200N-S 東日


結局、この2種類の間のトルクレンチが一番必要になったんだよね。手持ちのプリセット型がその範囲をフォローしていたから、大丈夫だと思っていたんだけど・・・エンジンの組み立てには「直読式」が必須だった。

各種測定器
ラチェット式外側マイクロメータ 0.01〜25mmまで測定!高品質★03★ラチェット式マイクロメータ 0.01〜25mmまで測定可能

ラチェット式外側マイクロメータ 0.01〜25mmまで測定!高品質★03★ラチェット式マイクロメータ 0.01〜25mmまで測定可能





ミツトヨ M型標準ノギス【業務用】【smtb-f】

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エンジン部品やピストンシリンダー部の隙間測定に。ロングシクネスゲージ 20枚/測定範囲0.05〜1mm/スキマゲージ【YDKG-tk】【05P04feb11】

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車・オートバイの点火時期調整には欠かせないマストアイテム。電池式タイミングライト【YDKG-tk】【05P04feb11】

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ラチェット関係の工具
特に「ヘッドボルト」の組み込みの際には、「この工具しか使う事ができない」状況になって、入手に苦労しました。
京都機械工具KTC 12.7sq ヘッドボルトレンチ HBD35-8

京都機械工具KTC 12.7sq ヘッドボルトレンチ HBD35-8







4E-FEエンジンは、「ダブルヘキサゴン」形のヘッドボルトを使っていて、このHBD35-8を使わずにはめ込もうとしたヘッドボルトのねじ山を次々につぶしました。遠回りしちゃったな〜

それと、カムシャフト固定に必須だったディープソケット8mm
 ピストンリングコンプレッサー バンド式 STRAIGHT/19-925 (STRAIGHT/ストレート)

 ピストンリングコンプレッサー バンド式 STRAIGHT/19-925 (STRAIGHT/ストレート)







(STRAIGHT/ストレート) オイルフィルターレンチ 64mm-14 12-8041

(STRAIGHT/ストレート) オイルフィルターレンチ 64mm-14 12-8041

  • 出版社/メーカー: (TOOL COMPANY STRAIGHT) ツールカンパニーストレート
  • メディア: その他








それと最後がシール剤関係。なにぶん素人二人組だからね。ねじ締め作業は・・・最後の頼みの綱で「ねじロック」剤に頼るんです。
まずは、トヨタのエンジン整備書に書かれていた3種の神器

タクティー/タクティ/TACTI (ドライブジョイ/DJ) アドヘシブ1324 赤色 V9350-0114 50g(シール・固定剤) 中強度タイプ

タクティー/タクティ/TACTI (ドライブジョイ/DJ) アドヘシブ1324 赤色 V9350-0114 50g(シール・固定剤) 中強度タイプ




油周りのシール剤
タクティー 整備ケミカル シールパッキンブラック V93500113 *ケミカル*

タクティー 整備ケミカル シールパッキンブラック V93500113 *ケミカル*





水回りのシール剤
タクティー 整備ケミカル シールパッキン1282B V93500112 *ケミカル*

タクティー 整備ケミカル シールパッキン1282B V93500112 *ケミカル*





配管のシールテープ作業は・・・自分自身をあんまり信じてないのだ。
オレンジブック.com掲載品ロックタイト 配管シール剤 542 50ml 54250

オレンジブック.com掲載品ロックタイト 配管シール剤 542 50ml 54250







それとものすごく頻繁に使う事になった「ロックタイト」
ただし、「二度と外れない」という事態は避けたかったので、200番台ね。
ロックタイト ネジロック剤 243 50ml 243-50

ロックタイト ネジロック剤 243 50ml 243-50







さて、道具は全部揃ったぞ。ガッと組み立てに行きますか。バンバンと。
オーナーが一言。
「う〜ん・・・でもさあ、素人二人でほんとに組み立てられるのかなあ。」
「大丈夫大丈夫。なんとかなるよ。」
「車の組み立てって、ロボットとか使ってるんでしょ?やっぱり無理なんじゃ・・・」
ああ、そんなに心配してないんだよ。私。
ロボットって「人間が組み立てできる事」を「繰り返し、正確に、素早く」できるだけなんだよ。
なんで?って?

だって、「ロボットのプログラムを書くのは人間」だからさ。
「作業をさせる内容(工程)を人間自身が理解していないと、プログラムリストを作る事はできない。」
だから、「ロボットができることは、人間もできる」んだよ。必ず。
生産ラインのシーケンサープログラムを書いていた人間が言うんだから信用してよ。
ちなみに認定電気工事士で、震災直後は食品製造工場の電気室でケーブルいじってたんだから。
もっとも、その作業の真っ最中に電動ドライバーのトルク設定誤って、

取り付けねじをねじ切っちゃうんだけどね・・・(遠い目)

あ、いやいや。大丈夫大丈夫。低圧配電系は得意だから。


いいか〜オーナー。
人間、ヤなことはさっさと忘れないとダメなんだよ。そこがロボットとの違い。ロボットは間違った事を教え込む(プログラム)すると、何の罪もなくそれを繰り返すけど。

この砂利の保管ガレージで、見事4E-FEエンジンを組み立ててみせるぜ。チャッチャと行くぞ。チャッチャと。

バルブすりあわせができないよ〜(解決編) [N1仕様エンジンの製作]

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私がモータースポーツイベントに参加するとですね。まず雨になるですよ。ええ。ほぼ100%の確率で。
しかも、たいていの場合「土砂降り」
今回も土砂降り。筑波TTC1400 '2011開幕戦のお手伝い。
なんなんですかね?5月に台風って。

カッパすらほとんど役に立たない筑波サーキットで立ってました。朝6時から応援に来てくれた子供たちや
そのお母様と一緒に。

結果は・・・・スタート直後の1ヘアピンまでに2位に上がったところでおしまい。みんなものすごくがっくり。

まあ、実のところ私、ほっとしてました。その破損状況を確認して。
後ろから押されて、牽引フック&マフラーが垂れ下がってしまって一巻の終わり。
ただ、スタート前から「冷えたタイヤでグリッドスタートさせて、この雨量だと大変な事態になるかもな」
って思っていたので・・・

正直、この程度で終わって良かったんだと思います。
ドライバーに話を聞いたところ、1ヘアピンで押されて回ってしまった後、コースの真ん中で完全に立ち往生してしまったそうです。
「みんながあの状況で、誰も当たらずにうまくよけてくれたんだよ。ほんとによかった。」

豪雨の筑波サーキットに一日いて感じたのは・・・
「レースのレベル・・・というか、格が上がるにつれて、クラッシュする人が少なくなるって事か?」って思いました。
たとえば、ドライブがものすごく難しかったはずのP-FR/AE86レース(一台もクラッシュ車両無し。ただし、決勝終了後にタワーに複数のメンバーが呼ばれていたけど。)や、予選から大量に全損車が出たFJに対してのSUPER FJとか。

ああ、全然当たってない訳じゃないんですよ。SUPER FJは1コーナーで見ていましたけど、それまでの1位の車両をイン側から弾き出してのポールtoフィニッシュだったみたいですしね。
ただ、「こいつらすごいなあ。」って思わされたのは、1位から5位までが数珠つなぎの状況で、弾き出された車両がスピンしたのに、直ちに3位の位置にスピンターンで戻ったことと(結局彼はその後抜かれて4位フィニッシュ)、その”戻るスペース””間”をバトルの真っ最中の彼らが与えたのを目の前で見た事です。
周りのメンバーの技量を信じてないとあれはできないと思う。
弾き出された彼だって、「少し前からドロップダウンしてきて・・・隙を与えてしまった」って自分でもわかっていると思います。

フォーミュラーをやっている若い彼らの方が、よっぽど「真剣&まじめ」だってつくづく感じてしまう事が多いんです。昨年からこの選手権の手伝いをしていて。
え?「フォーミュラーは、タイヤが露出してるんだから、バトルが丁寧になるのは当たり前だ?」って?

そこだけかあ?
ハコのメンバーって・・・明らかに平均年齢高いから本来は、率先して「鏡」にならないといけないと思うんだけど・・・
「ダメな大人」の展示会?TTCって。
なんか「人生黄昏時が見えちゃって、変な事をしてもだいたいあんまり怒られないで済むってことを悟っちゃった、疲れた大人達の集団」って感じ。

フォーミュラーをやってるみんな。
お金でだいぶ苦労していると思うけど、TTCをやっている大人達を見て、「俺は、ああはならない。」って心に刻むんだよ。
そこさえ守っていれば、万が一フォーミュラーを降りる事になっても、だいたい人生誤らないから。

次回から、「ハコ」と「フォーミュラー」の決勝時間を逆転して(たいていの場合、フォーミュラーの方が格が上なので、イベント日の最終決勝がSUPER FJになる。)「フォーミュラーの決勝走行を見て、自分たちはどう思ったか」の論文提出させてから、決勝グリッド着の可否を決めた方が良いんじゃないかしら。
え〜と・・・「400字詰め原稿用紙10枚提出が義務」とか。
彼らの「本気」を少しは感じ取った方が良いよ。いつの間にかすり減っちゃった大人達も。
あんな頃が自分たちにもあっただろうに。

さて、頭切り替えていきますよ。
今回のお話は、数ヶ月にわたって頭を悩ませる事になった「バルブすりあわせ作業」の”解決編”

前回の「やり直し」作業は・・・「少しはマシになったみたいだけど、16本全部揃えるのは無理」と悟る事になりました。

さてどうするか・・・・
選択権は4つ
1)2010年春の日光耐久でブローしたエンジンから、ヘッドだけ丸ごと移植する。
2) 残り10本のバルブを再度作業して何とかうまくいくようにチャレンジする。
3)スペアエンジン(C140ミッション付きのエンジンを見つけ出してきていたのだ。)のヘッドを作業
4)諦めてプロに頼む。

1)は・・・ガレージオーナーが猛反対。AE86レースの彼や、フォークリフト修理係も「う〜ん・・・バルブが曲がってるんじゃないかなあ・・・やめたほうがいいんじゃ・・・・」
オーナーは?「やめとこうよ。ブローしたエンジンから丸ごと持ってくるのは。」
はい。了解。1)案却下。

2)と3)は・・・私が疲れた。
だって、このエンジンのバルブすりあわせ作業だけで2ヶ月半かかっちゃってるんだよ。
スペアエンジンのヘッドだって・・・うまくいくか全然わからない。また2ヶ月半かけるのヤだよ。
いやいやそれでも・・・思い切って、「バルブシートカッター」の工具を買っちゃおうか?
そうすれば、何とか解決できるかも。でもなあ・・・使った事もない工具を一発目からうまく取り扱えるかなあ・・・う〜んう〜ん・・・
シートカット研磨&バルブシーティングツール

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結局、私が下した決断は・・・4)プロに頼む。
って・・・・どこに頼めば良いんだろう?

私、レース車両の世界って、正直「商売がうまい」ところとは極力つきあわないようにしているんです。
自分が営業職だという事と、その後「皇帝陛下のNO.2ドライバー」になることになる外国人ドライバーを日本に呼んだチームのお手伝い活動をわずかな期間やっていた経験があるもんで。
どうしても、モータースポーツ界でプロモーションがうまいところ→腕/コスト比率はどうなんだ?って思っちゃう。

さて、今回も「口コミ」のツテをたどらないといけない。
作業中のヘッドを持って、フォークリフト修理係の彼が知っている内燃機屋さんに連れて行ってもらった。

私が作業したヘッドを見て・・・「う〜ん・・・ここまで当たり面が広がっちゃってると・・・この部品でできるかなあ。」
慌てて、私達のバイブル「EP82(4E)エンジン整備書」を差し出して、バルブ当たり角のページを見せると・・・
一瞥しただけでおしまい。
?????

「この部品では使えなくて、お金がかかりそうな状況なら先に連絡ください。」
後でフォークリフト修理係にお話を聞くと・・・
「ああ、プロの方々のお話だと、メーカー指定の当たり面の幅すら”広すぎる”んだそうです。」
「エネルギーを持った爆発ガスをできるだけ漏れなくクランクシャフトに伝えなければいけないわけですから、”隙間”はできるだけない方が良いんです。」
「でも、あまり隙間を作らないとバルブとヘッド面の接触部は摩擦熱を持つ訳なので、その熱をうまく逃がす方法が必要なんです。」
「そのあたりを調整できるのが”内燃機屋”と言われるプロの職人さん達なんですよね。」

ふ〜ん・・・・まあ、確かにわざわざそこまで手間をかけなくても、具合が悪くなった車を乗り換えちゃう時代かもね。今は。

後日引き取り。
なんとか渡したパーツだけで作業してくれた。
少々苦笑いしながら解説してくれた。
「まあ、バルブが曲がったりしてなかったから、なんとか修正しきったよ。そんなに悪いエンジンじゃないんじゃないかなあ。これ。」

かかった費用は・・・・iPadが買えるお値段。まあ、持ってるしね。64GB。旧モデルになっちゃったけど。

フォークリフト修理係からバルブ組み込み用工具を借りて、オーナーと二人で組み付け作業。
なんかこの・・・バネ式の組み込み工具・・・確かに使いやすいねえ。修理係の彼は「バルブコッターの組み付けなんて、親指で押さえつけて、一人でやりますよ。」って言ってたけど・・・
確かにこの工具なら、一人でできそうな気がしてくる。まあ、我々はいつも通り二人でだけど。
あ、バルブの当たり面がどうだったかって?
全然。ぜ〜んぜん確認しなかった。当然、灯油ドバドバ確認作業もしなかった。
VALVE.gif

ヘッド面の保護テープを剥がした後、部品そのものは全く見ることなく、黙々とオーナーと二人で組み付け作業。
だって、「せっかくプロが作業してくれたヘッド。16本あるバルブの組み付け場所を間違っちゃいけない。」
頭の中はそればっかり。一気にやりきったぞ。

え〜と、これでバルブが組み上がったから、いよいよブロック側と合体させるのね。
まずは・・・なんだかいっぱいあるこの部品を測定しておこうか。
何だろこの丸いの。
SIM.gif

シムってのと、そのシムを載せる台座なんだって。
どこに使うんだろう?

とりあえず、厚みを測定しておこう。
なんか・・・厚みがバラバラだ。この台座も・・・こっちは縦方向の厚みにばらつきはないみたいだけどなあ・・・
なんか役に立つかもしれないから、ノギスで高さ方向は測っておこう。
DAIZA.gif

ここまでで、ガレージオーナーの立派なガレージを離れる事になりました。まだエンジンを組み立てるなんて、全く取りかかれていない状況だけどね。
男だから、どうしても日々の行動が仕事を基準に組み立てられているんです。
彼は工場勤務で、「モノを自分の手で、期日までに決められた数量を良品で作る」ことを行動基準にしてる。
対して私は営業職で「今日、やっと合う約束をしてもらえたお客様は・・・ひょっとしたらこのチャンスを逃すと二度と会ってもらえないかもしれない。」という毎日。
常に選択肢を複数準備して、「問題が解決できる方法だったら、迷わず別の選択肢も取る」ことを行動基準にしている。

どうにも「なにがなんでも自分たちでやり抜くんだ。」というところから逸脱した私が許せなかったらしい。
残念。
まあ、高校1年生の時から、早4半世紀。
お互いの嫁さんよりもつきあいが長いんです。まあ、そういう時もあるだろう。

さてと・・・いよいよネクタイ組二人だけで、何とかしなきゃいけなくなったぞ。この青いスターレット。
いつの間にかすっかり春になった。気がついたら、日光であの日、エンジンが壊れてから1年になっちゃったよ。

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バルブすりあわせができないよ〜(やり直し編) [N1仕様エンジンの製作]

はい。皆さん、Cars2の前売り券は入手しましたか?
あの宮崎駿さんを神と崇めるPixer社のスタッフが贈る、歴代Pixer社キャラクターの中でもダントツトップの
売上を誇るCarsのVer.2ですよ。
今年の夏はあの「少年じゃなくなっちゃった魔法少年」のファイナルバージョンなんて目じゃないんですよ。
今、Cars2の前売り券を入手すると・・・ B5版ぐらいの大きなチケットです。その大きなチケットに・・・
漢字の看板が掲げられた東京の街を疾走するライトニング・マックィーンの姿が描かれた3Dチケットですよ。タイヤの接地面がたわんでいる状態まで再現。この画像の描画エンジンに使われているのは(以下略)

 

今回のCars2は東京の街が舞台。
正直、「もう、みんな車になんて興味を持っていないよ。」って思うんだけど、海外の人たちはそう思っていないみたいなんですよね。「ドリフト」とか、「ジャパニーズチューニングカー」とか「ゴジラ」(これは、日産GT-Rの事を指しているらしい。)っていう呼び名(場合によってはカタカナそのまま)で、影響を与えているようです。
車の文化だけじゃなくて、音楽の方もね。
今回のCars2ダンスシーンで使われる楽曲は、あのPerfumeです!
ついに世界中の映画館で「日本の歌」が流れるんですよ。 


日本人なら、今年の夏は映画館で正座して拝聴するように!

はい。新しい映画の宣伝コーナー終わり。
さて、ものすごく頭を悩ませる事になった「4E-FEエンジンバルブすりあわせ作業」に話を戻しますよ。
前回の「8本のバルブ全部から灯油がダラダラ〜」事件後、今回のオーバーホールにあたり、トランスミッションのオーバーホールを担当している(面倒な事に3基分のミッションをバラして、1基に組み直そうとしていた。)フォークリフト修理係の彼とも情報交換。
彼は、日産自動車の学校出身なのだ。
「バルブすりあわせ作業って・・・プロの人たちでも勘違いしている人が多いんだけど、すりあわせ面をピカピカにしたところでしょうがないんですよね。当たり面が広がっていくばかりで。バルブがシートに食い込むようにしてあげないと、密着性は上がらないんです。」
ふ〜ん・・・・

もう一回、自分で作業。今度は私一人で作業して、かつ、全部手作業。
どうも前回は、バルブエアフラッパーで機械的に作業したものをそのまま組んでしまった事が原因みたいだ。
とにかく今度は、全部手でやってみよう。
ひたすら一本づつ、たこ棒を使ってポンポンポンポンポンポン・・・・

HED.gif

作業中に考えたのは、「そもそも何でこんなことする必要があるんだ?」

「エンジンの力が出るのは、シリンダーの中で爆発が起きるからだろう。」「うん。」
「シリンダーの中で、隙間が空いてるのはピストン側とヘッド側なんだ。で、ピストンの方は、ピストンリングを交換したから、まあなんとかふさがっただろう。このブロック、ホントのところどれぐらいの隙間なのかわからんところがあるけど。」「うん。」
「ヘッド側は、今回のすりあわせ作業で、隙間がないようにしないといけないんだ。隙間があると、ガスが逃げちゃって、力が出ないだろ?」
「あ、わかった。ペットボトルのコカコーラをジャカジャカ〜って振った後、どぴゅう〜って飛び出す勢いが、一回もふたを開けてないのと、開けちゃったバージョンでだいぶ違うみたいな。」
「いや、全然わからない。そんな実験してるの?その歳で。」
歳は関係ないだろ。歳は。
「ピュアな少年の心」って言ってくれ。どす黒く汚れてないのさ。へっへっへ。(・・・・・)

回数重ねたおかげで、だいぶ光明丹ってやつの扱い方もわかってきた。すごく薄く塗って、ヘッド側にくっつくぐらいでないとダメなのね。

KOMYOCHECK.gif

・・・・・この写真見てても思うんだけどさ。
なんか1個だけ、どうやっても丸く綺麗に赤くならない。ダメなんだじゃないかな〜この様子だと。
オーナーとこの1個だけ作業を交代。

やってもらったけど・・・なんかやっぱり状況が良くならない。
「あのなあ。まだこのヘッド、空気が流れるところが汚いじゃないか。だめだよ。ちゃんと綺麗にしないと。」

はいはい。再びWAKO'Sガスケットリムーバーを使うのね。
こんな奥まで指を突っ込んじゃって・・・ハアハア。
いいのか〜このあたりが?ん〜どうなんだ〜ん?〜

・・・・あれ?
なんか・・・・おかしいかも。このヘッド。
「へっへっへ。指の先っちょがこんなにベットリ・・・」って???
各バルブのところにある丸い穴は・・・インジェクターの穴だよねえ。
ってことは、こっち側が「空気が入ってくる側のバルブ」なんだよね。
・・・・・・・?
「綺麗な空気が入ってくる通路」がこんなに真っ黒っておかしいんじゃないか?
てっきり、この通路は排気側なんだと思っていたんだけど・・・
バルブの隙間が開きすぎて、燃焼室の爆発エネルギーが漏れて来ちゃってるって事か?流入側にも。
このヘッド、いくらやってもダメなんじゃないか?ひょっとして。

再び組み立てて、灯油をダバダバ〜。

TEST.gif

ダメだあああ〜。今度は8本全部からってことはなくなったけど、まだ2本から灯油が漏れてくる。

MORE.gif

それだけじゃなくて、エキゾースト側も8本全部漏れてるじゃん。
もうやだよ〜

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