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JAFダートトライアル地方選手権2010 ブログトップ

今シーズンは既に表彰台二回目! [JAFダートトライアル地方選手権2010]

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真っ暗な町営駐車場にセーフティーローダーを止めて、ふっと夜空を見上げる。
ものすごく広い。ぶわあああ〜っと広がる星空が・・・・自分が、毎日ついつい足下を見ながら歩いてしまっていることを思い知らされる。
まったく・・・歳をとった。目が悪くなると、自然と歩く時も足下を見て歩いてしまっているらしい。

長野県の夜空というと・・・高校の時の陸上部の合宿で、美ヶ原高原にメンバーみんなでぞろぞろ出かけていったことを思い出す。
「流れ星を見ることができるんだぜ。」と言われて、ワクワクしながら見上げた夜空は・・・あり?
なんか、”フッ”って夜空を横切る”線”が見える。

「・・・・流れ星ってどれ?」
「なに言ってんだよ。今、いっぱい流れ星がでてるじゃんか。あっほらっ!」
「ええええええ〜!あのぱって無くなっちゃうのが流れ星?」
「だって、漫画じゃものすっごくブワアアアア〜って尾を引いてるじゃん!」
「それはハレー彗星。夢見すぎ。」
「なんだよおおお〜!こんな一瞬じゃ、お願い事なんてできないじゃん!この男子校を卒業したら、モテモテになれますように。ってお願いしたかったのに!」
「そういう俗世のお願い事は聞いてくれないんじゃないかな。」
「あ、なんかこいつ、難しい言葉使ってる〜!」

このお馬鹿な高校男児達は・・・・20年以上経った今もみんなつきあいが続いている。

私は、みんなについていく事なんて、一年生の初日の練習から全くできなかった。
全く驚かされてしまった。みんなの段違いの速さに・・・元々、中学の時に運動部なんて入っていなかったし、なんで陸上部なんて選んだんだろう?
そんなことをこの美ヶ原高原の合宿の時にも思っていた。「山一つ駆け上がるなんてどうかしてる。」って言いながら、全く見えなくなってしまったみんなを追いかけて、のそのそアスファルトの上を走っていた。

三年生の先輩達は、「やっとこれで駅伝ができる!」と喜んでいたし、(それまで3年生3人だけの長距離メンバーだった。一年生の我々が、なぜか10人ほども入部してきた。)とにかく「一番遅くても、何とか3年間やり抜いてみよう。やめてしまったら、まただらだらした毎日に戻ってしまう。」そればっかりで切り抜けた夏が終わり・・・
秋になって、あの「山一つ毎日駆け上がる」”おかしな”合宿の意味を思い知る時がきた。

その秋に開催された全国高校駅伝県大会。既に高校陸上界にも「私立校支配」が確立されつつあったあの時代。

三年生の先輩が折り返し地点にトップ5で戻ってきた時・・・「自分達が強いチームなんだ。」と競技の真っ最中に認識させられてしまった。
あの瞬間、みんな”勘違い”・・・というか、その後3年間、魔法にかかったような時間を過ごすことになった。
「部員がいないから、高校駅伝にも出られない。」ということがわかっていた先輩達は・・・それまでの2年間、どんな思いで毎日練習をしてきたんだろう。

結局、地方大会進出止まりで、残念ながら西京極を走ることはできなかったけど(ちょうど、我々の県の出場校が西京極を制圧した時代だった。)私はラッキーだった。
それほどまでに強いチームでありながら、私のような「全く練習についていけない」メンバーも邪険にされずに、みんなで卒業することができたんだから。
先輩達も含め、このメンバーとは、その後も頻繁に連絡を取り合っている。
ほぼ全員が、家庭持ちになって、お子さんにも恵まれて・・・どうやらみんな、その後”まあまあモテモテの人生”をおくることはできたらしい。

まあ、あの美ヶ原高原の夜に「流星」の解説をしてくれたガレージオーナーと、その後、20年以上も経ってから、色々な地区の「車の運動会」で行動を共にすることになるとは・・・・全く想像もできていなかったけどね。

なんで今年も野沢温泉村でのダートトライアルが「こんな夜遅く」まで、手間取ることになったかというと・・・
第5戦(モーターランド野沢)での前日練習(土曜日)で、ドライブシャフトを折ってしまったんです。
前月の第4戦の時も練習時に折ってしまって、「なんか変だな。」とは思っていたんだけど・・・

まあ、どうもレースのメンバーに比べると、ダートトライアルのメンバーにとって、「ドライブシャフトが折れる」っていうのは、”大事件”ってことじゃないみたいです。
なんか、「あ、消耗品が壊れた。」って感じ。ふう・・・

そんなに大騒ぎすることもなく、チャッチャと交換完了。
その後も走行チェックも完了して、「じゃあ、帰ろうか」って段階になって・・・なんか大変大変。

他のHonda車勢と話をしていたガレージオーナーが急ぎ足で戻ってきて一言。
「なんかオレ、ドライブシャフトの組み方を間違ってるみたい!大変だ。」
へ?

・・・・だって、ちゃんと動いてるじゃん。EK4。だいたい、”ただの棒”(ドライブシャフト)の組み間違いってなによ?間違えようがないでしょう?

結局、せっかく組んだEK4をジャッキアップして、左右ドライブシャフト解体作業開始。
「もう帰ろうよ。さっき交換したばっかりなんだから、明日の本番中に壊れることはないって。」
「・・・・・・・・」

んも〜・・あ、モーターランド野沢で車両整備をする人達全員に忠告です。
ジャッキの下にひく薄い板」だけでなく、”ウマ”の下にひく板も必ず持ってこないとダメです。
どうにも作業が難儀・・・というか、せっかく整備をしてくれたコースの関係者皆さんに対して心が痛い状況に陥ります。

今年、モーターランド野沢のパドックは、すごくきれいに整備されてアスファルト舗装になったんです。
ところがそのアスファルトが・・・・
環境に考慮したせいなのか、競技車両をジャッキアップすると、アスファルトにめり込んじゃう。
も〜・・ほんとに・・一生懸命、足でめり込んだアスファルトを埋め戻し・・きれない。
まあ、色が黒いアスファルトなので、照り返しが少ないのは助かるんですけどね。

既に装着されていたEK4のドライブシャフトだけでなく、予備に準備していた3本のドライブシャフトも次々にバラしていって・・・・
ガレージオーナーの判断は正しかった。
先ほど破損したドライブシャフトの逆サイド側も異常がでていたんです。
それは、「ドライブシャフトブーツの中で組まれているベアリングの”組み方”」
どうも、「簡単に入る」方向でベアリングを組んでしまったらしく、よくよく組み直してみると・・・・
全然ドライブシャフトの動きが違う。びっくり。

「・・・・このちゃんと動かないドライブシャフトで、ここ数ヶ月走ってきちゃったんだよね?」
「うん。もっと大きなトラブルにならなくて良かった。」

結局、去年と同じくとっぷり日は暮れてしまって・・・・またまた宿泊先にチェックインが21時を過ぎてしまうことを連絡。
今回は、宿泊先をこれまでのガストホフ・シーハイルさんじゃなくて、”若ぎ里”さんに変更。
シーズンオフと言うことで、素泊まり3200円で8畳の部屋に泊まることができてしまった。
さすがに最近は、「野沢温泉の入り方」ルールもわかってきて(やっぱり体がすごく楽になりますよ。野沢温泉。すごい!)広い部屋で、ゆっくり寝ることができた翌朝は・・・とっても良くない状況でスタート。

昨年と違って、今年は「すごく良い結果」になるんじゃないかと思っていたんですよ。朝起きた時から。
なんたって、「変なドライブシャフト」に前日のうちに気がついちゃったわけですから。
「たぶんすごくいい一日になる。」って思いながら、セーフティーローダーからEK4を降ろす作業の時に・・・
やってしまった。大問題発生!それも私がわざわざ引き起こした。

競技車両が荷台から降りきらないうちにステアリングを切ってしまったら・・・・なんかショックが・・・ん?あらよっと。アクセルON!

なんか大きく手を振って、ガレージオーナーが叫んでる。
バンパーがあああああああ〜!

あ〜あ、やっちゃった。
前部バンパーが丸ごとボリンと・・・・
荷台のヘリに引っかけて、そのまま引きちぎっちゃった。

「お前はも〜・・・朝から余計な仕事を・・・」
出走前までになんとか・・・カッコ悪い形で出走させたくない。インシュロック作戦大展開!治った?治ったな?よ〜しよし。問題ない。嫌なことは忘れろ。目の前の競技に集中だ。OK?

そんなドタバタな状況からの結果は・・・・
一本目2位。(中間タイムはトップ)
二本目は・・・タイムアップに成功したけど、順位は落ちた。それでも・・・3位!やったぞ!今シーズン2度目の表彰台だ!

嬉しかったのは、その結果以上に「トップとのタイム差が詰まった」こと。
今回は、トップから1秒の中に8台。0.2秒差での3位。
昨年は、大会によってはトップから3秒も引き離されてしまった。
今年は、いつも「なんとか2秒以内」で走りきりたいと思ってる。
トップ?無理無理。どんなモータースポーツ、どんなカテゴリーでもそうだけど、「トップになる」人は、やっぱり「他の人達と違う」力を持っています。
まだそんな力を持ち合わせていないし・・・トップに立てる時なんて来るのかな?あの人達は、まったく「異次元」だ。正直、どうかしてる。
まあ、ガレージオーナーが一人でくみ上げたこのEK4が、「とっても速い」車両なのはわかっているから、希望を持ち続けることはできるんだけどね。

さて、「野沢温泉でのダートトライアル」というと、温泉+ダートラの他にお楽しみがもう一つあります。
それは・・・あの、「場内放送」
秘技「放送中に足がつることができる」アナウンサーさんの今回の放送はこんな感じでした。

「え〜、ダートトライアルの華、このDクラスとなると・・・ついに1分15秒台突入です。他のクラスより4秒以上速いんですね。」
「で、このクラスの一本目トップの○長さんの選手紹介は・・・今回は、”どこのショップにメンテナンスを頼んでいますか?”というお題で書いてもらったのですが・・・・なぜ?」
「あ、○長二本目スタートです!え〜とですねえ・・・私も初体験なのですが、なんか・・・選手紹介の欄に・・・”できれば走っている時に”いきものがかりのありがとう”をかけてくださいって・・・リクエストっていったい・・・あああ〜と、○長転倒〜!!!!」
「大丈夫か?今大会唯一の転倒発生!それも一番スピードの出るコーナーで、縦に激しくいってしまったようですが・・・大丈夫か?」
「え〜・・・それじゃ転倒しちゃってかわいそうなので、リクエスト曲だけはかけますかね。」
(いきものがかり ありがとうの曲が流れる。)
「リクエストした本人が走っていないのに曲がかかるって言うのは・・・むなしい時間が・・・
レスキューの皆さんありがとう。”って感じでしょうか?」
「あ、ドライバー大丈夫ですか。よかったよかった。じゃ、曲はおしまい。」

★素泊まりで気楽な宿泊 野沢温泉若ぎ里★

2010年シーズンが開幕しました [JAFダートトライアル地方選手権2010]

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今週の月曜日のお話。
「昨日、息子を連れて、上野動物園に行ってきたんですよ。」
「へ〜。動物園って言えばさ〜。東武動物公園・・は、あ、あれは旭山動物園みたいに”見せ方を工夫しました。”って話題か。ん〜っと・・・そうそう。福島県の二本松市に”エビスサーキット”ってところがあるんだけどさ。その敷地にある東北サファリパークってのが、”日本一動物に近づける動物園”なんだって。最近まで知らなかったんだよ。2008年に訪問したときに、なんだかやたらお客さんがいるなあ。って思ってたんだけどさ。」
「近づけるってなんですか?それ?ただの動物園でしょ?」
「いや、なんか映像で見たんだけどさあ。ほら、サファリパークって車に乗って場内を回るじゃない。あの車がさあ・・・もう、とっても危険な壊れ方をしているの。動物の皆さんにかじられちゃってる感じの。あれ、きっとエビスサーキットと同じ書面で、”何があっても文句は言いません。”って同意書にサインさせられるんだぜ。きっと。」
「いや・・・そこまで近づかなくていいです。まだ子供小さいし。食べられちゃうかも。」
「上野動物園は、さっと電車で行けて、一日いても大人600円なんですよ。なんか、若いカップルもやたらいて、最近の若い人達は、とにかくお金を使わずに一日楽しめることを優先するみたいですね。」
「ふ〜ん」
「でも、なんか許せなかったんですよ。ただカップルがいるだけだったらまだしも、なんだかやたら”くっつきすぎだろう!”って感じの連中が多くて。」
「まあ、春だからね。だいたい、若い人に向かってそんなことを言うなんて、君も歳をとったって事だよ。君の息子さんだって、嫁さんと”合体!”とかって言って、決め技キメたから出てきたんだろう?」
「いや、出てきたって・・・変なこと大きな声で言わないでくださいよ。電車の中なんだから。」
「まあ、アレだ。昨日は彼女たちにとっては、”サービスデー”だったからな。」
「は?」
「昨日は、ホワイトデーだっただろう。2月14日に撒き餌を撒いておいて、昨日はその成果を回収する日だったんだよ。」
「はあ」
「彼女たちはなあ。大きなチョコレートのを買ってきて、それを小分けにして邪悪な笑みと共に配りまくるんだよ。
いかにして、投資を少なく、効果を最大にするか!そのシミュレーションを行っているわけだな。」
「いや、そんなに卑屈にならなくても・・・・」
「ローリスク・ハイリターンじゃなくて、もはやノーリスク・ハイリターンなわけだよ。私だって先週は忙しかったんだぞ。我が妻が買ってきてくれたお返し宅配便使ってまで送ったり、土曜日もガレージで整備のあと、お返し物をいろいろなところに届けたりとか。14日が千葉でダートラだったから、事前にいろいろ手を打たなきゃいけなくて、ホントに大変だったんだ。ん?・・・・・ア〜!!!
「なんですか。今度はいったい。ホントに恥ずかしいなあ。」
「しまったああああ〜!我が妻にお返し渡すの忘れてた!
「あ〜あ、やっちゃった。今日は何か買って、早く帰った方がいいですよ。」
「そういうことかあああ〜!なんか変だと思ったんだ。昨日のF1開幕戦、残り30分しか録画してくれなかったんだよ。”小林可夢偉選手早い時間にリタイヤだったよ。”とかって、ニヤッてしながら話をする割に、録画はしてなかったわけ。わかる?自分だけ見て、さっさと寝てたわけ!」
「あ〜・・・もはや復讐ですね。なんでそう、抜けてるんですか。毎回毎回。疲れないですか?その生活。」

うるさいなあ。外資系
ま、大丈夫でしたよ。その日の夜、聖地秋葉原で買ったスイ〜ツを渡したら、喜んで食べてましたもん。
ま、餌付けですよ。餌付け。エッヘッヘッヘ。

さて、そんな忙しかったホワイトデーに開幕となった2010年ダートトライアル地方選手権。
今回は、初めてガレージオーナが私を迎えに来てくれることになったんですよ。朝4時に。いや〜楽ちん楽ちん。
で、早朝に私めのWILLCOMの呼び出し音で起こされてですね。
「んあ?あ、今から出発するから、電話をくれたのか。あ、もしもし。」
「おう、今、どこにいる?着いた。」
・・・・・・目が開かない。なんて言った?今。何時?

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・4時・・・半って・・・ほんと?
ぬおおおお〜!ダああああああ〜ッシュ!
10分で家を飛び出した。いやあ、選手に気を使わせてしまってどうする。俺!

あ、悪い悪い。運転代わるから寝ててくれ。
千葉オートランドね。何年ぶりだろう。懐かしいねえ。

で、既に遅刻モードになっているのにもかかわらず、この状況で私の得意技が炸裂!
「ナビを使っているのに迷子になれる。恐ろしい子」
とかって、たま〜にお客さんに言われちゃったりするんですけどね。
ええ、今回、au助手席ナビを使っていながら、千葉駅前周辺で迷子。(根本的なところで駅前に来た時点でおかしい。)

「何とか受付時間には間に合った」っていう、ドタバタぶりが・・・成績にも影響を与えてしまうんです。今回。
ガレージオーナが慣熟歩行を行っている間、私は荷物を降ろしたり、車をいろいろと準備。
この時、一緒にコースを歩かなかったことがタイムに影響を与えてしまったんです。
あ、普段はそんな生意気なことはしないですよ。私はあんなダートの狭いコースを吹っ飛んでいけないですから。
ところが今回のコース設定は・・・ずっと前に訪れた千葉と様相が変わっていて・・・
「大きな広場にパイロンが1つ。しかも、そのパイロンは270°ターンの為じゃなくて、単なるカーブを作るための物」

もう、サーキットのメンバーが見たら大喜びしちゃうようなパイロンの位置なんですよ。
「アクセル全開で、右のパイロンに向かってターンを開始したら、リヤのスライドが開始されるんだろうな〜」みたいな。

で、ガレージオーナーは、一本目4位。
あ、いい成績じゃん?いやいや・・・・
「そのラインじゃな〜い!」とかって叫んでました。私。
パドックに戻る途中、何人かの人達に呼び止められました。「どうだった?一本目」
みんなワクワクした感じで聞いてくる。そりゃそうだ、鼓膜が震えるような感覚の車両なんて、このEK4だけなんだから。

で、みんなが期待してるのに4位。
さすがに初めてガレージオーナに怒っちゃいましたよ。
「せっかくパワーがある車に乗ってるのに、あれじゃ全然ダメだよ!」

2本目前の慣熟歩行は一緒に歩く。
「この大きな広場の区間が、あのEK4が生きる場所だ。上手い人達はいっぱいいるんだから、ここで生かさないともっと離されるぞ。」

2本目がスタート。
今度はうまくいった。こりゃいいタイムになるぞ!と思ったら・・・1本目より0.5秒遅れて帰ってきた。
ありゃ?

話を聞いたところ、途中であわや転倒!って状況になっていたそうです。やりすぎた。
悪い悪い。追い込みすぎたよ。開幕初戦でシーズンが終わっちゃうところだった。
結局、開幕初戦は6位入賞。今年は何戦出走できるかわからないから、とにかく「出場したら必ずポイント」を稼がないとね。

今回のコース、「オートランド千葉」という場所は、首都圏に一番近い地方選手権の会場故なのか・・・
とにかくお子さんや女性といった観客の方が他の会場に比べると多くてうれしかったです。
もっと本当は、たくさんの人達にこの競技を見て欲しい。
この土だらけの競技を見て、「自分もやってみようかな。」と思ってくれる人が出てきてくれることを願っています。

そう、今回の我々のクラスは、「ご夫婦で1−2」という珍しい結果になったんです。それも奥さんの方が1位。
1本目は、旦那さんの方が1位だったみたいですね。(1台の車を二人で使う=ダブルエントリー)
で、2本目で奥様がトップに立ったことを場内放送が伝えると、会場中が笑ってるの。
走行後の旦那さんの周りに人が集まってきて・・・私もその場にいたんですけどね。
「あっはっは〜!嫁に抜かれてやがるの。ベロベロば〜だあっ」って感じの扱い。

うわあ・・・この人達、よっぽど旦那さんにいつもやられっぱなしなんだな。って思いました。その様子を見て。
ここぞとばかり・・・・
そんな扱いの旦那さんも、なんか言ってる。
「いや、別にこれが初めてじゃないよ。前も負けたことがあるし・・・・」(だんだん声がフェードアウト)
「負けると次に勝つまで、女王様扱いなんだ。」

いや、別にプレイの内容まで聞いてないし。

この千葉オートランドが、ガレージオーナーに連れられて、私が始めて訪れた「ダートラ場」。
あれから15年ほども過ぎてしまった。
貧弱な施設はずっとそのままで、何も変わらなかった。
変わったのは・・・出走車両の数。あまりに少なくなった。あの頃走っていたみんなは、良いお父さん達になっているんだろうか。

この千葉オートランドは、昨年から閉鎖の話が出ていて・・・もう、二度と来ることはないのかもしれない。
それでもまずは、昨年からのメンバーの顔を再び見ることができて嬉しかった。
出走車両が見あたらないので、「ホントに昨年限りでやめちゃったのかな?」と不安に思っていたメンバーも”出走しないのに”(っていうか、”今のところ”競技車両がない。)ひょっこり顔を出してくれたり。

さて、始まったぞ今年も。
「赤文字の0が先頭についた」特別なゼッケンが渡された今シーズン。
「今年だけさ。来年には、そのゼッケンは返してもらう。早くよこせ。」とかって言われちゃったけど、なんとかこの特別なゼッケンに負けないようにがんばってみよう。
なんてったって、みんながワクワクするような音の車両に乗っているんだから。


スピードC車両(SC車両)に同乗しました [JAFダートトライアル地方選手権2010]



「ミッドシップカー」の加速姿勢ってすごいんですね。
ホントに、たまにTVでみる「サバンナの動物」の加速姿勢みたい。
後ろ足がグッと踏ん張って全力で加速する感じ。
それに比べると・・・FF車の加速姿勢ってのは、やっぱりいびつ・・・というか、無理をしていると思う。
むりやりフロント側の車輪で、重い車体全体を「引っ張っている」感じ。
なんかそんなことを強く思いましたよ。丸和オートランド那須で。

今年から、「東日本のダートラの聖地」と呼ばれている丸和オートランド那須に「ジムカーナコース」がオープンしたんです。
すごいですよ。同じ敷地の中に「複数のカテゴリー」のコースがあるというのは、そんなに珍しくないんです。
FSWとか、ツインリンクもてぎとかね。

でも、なんていったって、この丸和オートランド那須なら・・・ホントにお互いの競技コースが「わずか数歩」で見ることができるんです。
今回、私もガレージオーナーの「選手権で一番苦手なコース」丸和の「弱点克服したいぞ練習会」
(ほぼ願い・・・というか夢想に近い)の手伝いに行ってきました。

昨年から工事をしているのは、脇で見ていたんですけどね。
すごく立派な「コースジムカーナ」場になったと思います。
練習走行されている皆さんの様子を見学していたんですけどね。確かにこれなら・・・ジムカーナやってみたくなるかも。
ダートトライアルに比べたら、「車に与える衝撃」が比べものにならないぐらい少ないですからね。
逆にジムカーナの練習に来ている人が、ダートトライアルの練習の様子も見ることができるし、すごくいい環境だと思います。
まあ、デートのコースには・・・・やめておいた方がいいかなあ。
屋根は全くないし、モーターランド野沢のように立派なおトイレがあるわけでもないしね。

さて、ガレージオーナーのEK4は・・・ダートラの手伝いに来たはずなのにジムカーナ場の方に吸い寄せられちゃったよ。いやいやまったく。
あ、スタートラインから発進したところだ。静かに車体が動き出して・・・全開加速開始!
「パパッ!あのシビックすごい排気音だよ!」
見学に来ていたお父さんに連れられた、小さな男の子の声が遠くまで響く。
すごいねえ。ボク。車、詳しいんだね。

そう。
正確には、JAF競技車両規則において、「スピードC車両/クラス1」と定義されるこのシビックは、実際の競技会では、「スピードA車両/クラス1」と混走で選手権を争う車両。
ナンバー付きのSA車両に比べ、ナンバー無しのSC車両はより改造範囲が広く、選手権を制圧する性能を有することが許される車両。
シーズンオフの間にわずかに排気系に手を加えて、再びこの丸和オートランド那須に現れた。

それなのに・・・同時に会場を訪れていたあの若い彼のシビック(SA車両)にタイムを計るまでもなく、圧倒されているのがわかる。
参ったな。ほんとに。完全に手も足も出ない高みに彼は到達してしまった。

ガレージオーナーをせっついて、彼の助手席に座ってもらう。
外から眺めて悩んでいてもダメだよ。同乗走行で、「同じ世界」を見ないと。
ダートトライアルのいいところは、「練習会だったら」助手席に座って、コースを走らせてくれること。
クローズドサーキットなら考えられない。かわりにその「自由」と引き替えのリスクを無言のうちに問われる。
「あなたは競技車両の助手席に座ったな?それが何を意味するのか、当然わかっているんだろう?」

若い彼は、ガレージオーナーが助手席に乗っているのにもかかわらず、いつもの競技スピードで走ってくれた。
感謝感謝。
おかげで、あきらかにその後の走行で、アクセルの全開時間が長くなった。
まったく・・・「表彰台」の常連になろうとしている人達の能力には本当に驚かされる。
彼はきっと今シーズン、覇権を握るMoty's/SCORCH軍団の進撃を鈍らせることになるだろう。
才能は、完全に開花した。

若い彼のドライブを体感した結果、自信をつけたのか・・・ガレージオーナーが私を自慢のEK4の助手席に乗せてくれることになった。
ふおお〜初めてだよ。競技車両の助手席に乗る体験って。

純正シートに4点シートベルトが取り付けられた助手席に乗り込む。
室内に張り巡らされたロールバーに、アライGP-5Sヘルメットを打ちつけたときに思わず不安になる。
「やだなあ・・・ひょっとして、激しく上下左右に揺さぶられて、ヘルメットが天井とかに当たるのかな?もっと4点シートベルトをきつく締め上げておくんだった。」

ダートトライアルスピードC車両の助手席から見る風景は・・・別に・・・
普通のシビックよりもひょっとしたら目線が高いのかもしれない。車高もあがっているからね。

スタートラインに着き、オフィシャルのお子さんが持つ日本旗が振られると同時に発進。
サーキットでのグリッドスタートと違い、特段アクセルを煽って髙トルクで発進させるわけでもない。
普通の信号スタートと同じ風景。
ぶん廻される高回転Honda-VTECエンジンの音と、路面を蹴りたてるダートトライアル用タイヤの音が室内に充満する。

2速・3速・4速・・・ギヤ比がノーマルから変えられたミッションが素早く変速されていき、見える風景が・・・世界が・・・変わる。

シートポジションは、高く感じていたはずなのにレーシングスピードに達すると視界が・・・低くなっていく。
どんどん着座位置が低くなっていく感覚になり、縦方向に世界が・・・狭くなっていくことを感じる。
茶色い路面が眼前にどんどん押し寄せ、左右にターンを開始するとサイドウインドーに土の壁が迫る!
ただ、体自体はほとんど動かない。固いコイルスプリングと締め上げられたショックアブソーバーが轍を吸収して、「フラットな道」を全開走行している感覚に陥る。

それでも時折、「ガツンッ!」という異音と共に車体の底をこする感触と、しっかり両手で握ったまま(決して片手になることはない。)180度まで左右に廻されるステアリングが、「舗装路を競技速度で走っているんじゃないんだ。」と思い起こさせてくれる。
まったく、さすがに地方選手権4位になったドライバーの腕前というのは、すごいもんだ。
発進前の「ギヤ操作を邪魔しないようにできるだけ体を左に寄せていよう」なんて心配は、全くの杞憂だった。
体がほとんど揺れることなく、1分25秒ほどのコースを全開走行しちゃうとはね。

「丸一日いて、たった2本しか走ることができない競技が、そんなにおもしろいか?」
って思っていたけど、確かにこの世界を体感しちゃうと・・・なかなか他の場所には行けないかもね。
本当は、日本でも「ダートトライアルのようにグラベルを全開走行できる」ラリーが各地で開催されていたら、人々の車への感心が、ここまで薄れることもなかったのかもしれない。
「敷地に囲われた世界」は、やっぱり「閉じた世界」なんだよ。それを知らない人達は、「変わった趣味」「すごい趣味」という言葉で一括りにしたがる。

今シーズンの準備は整ったけど・・・ガレージオーナーに大きな障害が立ちはだかることになった。
彼は、4月から遠い地域に単身赴任しなければいけない。
昨年のシーズン中からその話は出ていて、私は、「異動辞令が出たら、受けなきゃダメだよ。俺たちの年代が踏ん張らなかったら、どの組織も回るわけがないんだから。」って繰り返し言っていた。

彼はだいぶ悩んだらしい。
それでも、決断してくれて良かった。当然なんだよ。力があるヤツのところに仕事は来るし、人々は物事を頼むんだ。

私?あ、私も状況が変わりました。この2月から。私も異動。
って言っても同じフロアね。
ガレージオーナーには、「異動の話が正式に来たら、ぜひ受けるべきだ。」と言っておきながら、昨年夏以来、私自身は2回拒絶。
だって、どう考えても「私の才能を搾取するんだろう?再び。」

最後は、本人がいない日に先にイントラネットに人事異動が掲示されて、翌日、本人に説明があった。
「これまでの仕事は?」と聞いたら、「今まで通りやってくれ。」だって。
昼はセールスマン・夜は企画。って公式に「人の二倍働け」って通達しちゃう企業ってどうよ。今時。

まあいいけどね。
順番が来た。

いつも、「どんなに理不尽だ。って状況におかれても、今は、”力をためる勉強期間だ”って思うんだ。俺より年上の連中は、必ず俺より先にいなくなる。」って思ってやってきた。
状況は自分の想像を超えて、「外圧」という形で激しく転換した。力をふるう機会は、向こうからやってきた。

僕たちは、「中年サラリーマン」
いつの間にかそんな歳になっちゃった。
やらなければいけないことは、学生の頃よりずっと増えてしまった。

春が来る。
きっと、今シーズンの最後まで走りきることはできないんだろう。
状況の変化を嘆く必要なんて無い。
我々は、「環境の変化に対応して進化」している。死んだように生きている暇なんて無いんだから。

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