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どうだった?トヨタモータースポーツフェスティバル2009 [フェスティバルへの参加]

ピットに向かう坂道を走る。
「お客さん!周回バスに乗った方が楽ですよ!」
いいんだ。待ってられない。”戦闘用の車両”の音が響き渡ってる。
日本のトップフォーミュラーが「全日本F3000」と呼ばれていた時代。
その後、「初めて皇帝を打ち負かした2ndドライバー」と呼ばれることになる彼を、日本に呼び寄せたチームの手伝いをしていた。
あっという間に20年近くが経過してしまった。もう、この音を聞くこともないと思っていたのに・・・・

パラパラとお客さん達が立って、遠くを見ているのがわかる。その位置じゃ、羽の生えた車両は、まだそのボディすら見ることができないだろう?ガードレールに隠れてしまうはずだ。

もうすぐ、モータースポーツの世界にも「モーターの音」が響き渡る時代が迫っていることもわかっているけど・・・・
高度にチューニングされたレーシングエンジンの音を聞いたら、いてもたってもいられなくなってしまった。
「自分がドライブしない車両を見たってしょうがないよ。」って思いながらも、このトヨタモータースポーツフェスティバルに来てしまった。
「本気で走っていない車両を見てもなにも感じない。」
って思っていたはずなんだ。

モータースポーツが好きだ。
そうなんだ。ってことをこの音を聞いて、自分に確認してしまった。

プロチームの手伝いをしながら、自らもJAF地方格式選手権に出場していた時代があった。
就職を選択して、参加料を払い込みながら、徹夜続きの仕事に追われて、グリッドにつくことができなくなったときから、もうモータースポーツの世界に戻ってくることもないだろうと思っていた。
まさか再びこの場所に戻ってくるとはね。
あのボロボロの施設がここまで立派になる時代が来るなんて、想像もできなかった。

やっと路面がちゃんと見られる位置まで登ってきた。

あの頃と変わらないレイアウトのコースに「フォーミュラーニッポン」と呼ばれる現代のトップフォーミュラーが走っている。
この音が聞けるのが、すごくうれしい。すごくワクワクする自分がなんだか不思議だ。

「本気で走っていない」けれど、ドライバーが手を振ってくれたら、コース脇で見ているみんなも手を振っている風景なんて、そんなに見られるもんじゃない。
スーパーGT選手権用車両の一群も走り去って・・・・静かになった。
雨が上がったばかりの曇り空の下、なんだかみんながどんどんコース近くに押し寄せてくる。
なに?車両が走る時間は終わったみたいだよ。

大きなこのコースに・・・・今までと違うシフトタイミングの音が近づいてくる。
2台・・・か?なんだ?みんなが一斉にカメラビデオをコースに向け出してる。

飛び出してきた赤と白の車両は・・・・私が知っている時代のF1マシンより・・・・音圧が迫ってこなかった。

中嶋選手のお父様が、最後に日本GPを出走された時、自分もあの場所にいた。
F1日本GPのチケットが、まさしく「プラチナチケット」だった時代。
予選前日に突然そのチケットを大学の友達が入手できて、二人で慌てて鈴鹿に向かった。
お金がなかったから、駐車場に止めたVTECインテグラの中で3日間寝泊まりした。
自分は、家から布団を持ち込んだけど・・・・毛布だけしか持ってこなかった彼は、思いっきり風邪をひいちゃったっけ。
布団を貸さなかった自分を今でも時々後悔している。あの彼は、今頃どうしているだろう。
あんまりちゃんと眠ることができなくて、いざ決勝となったら、ものすごく眠気が襲ってきてしまったけど、それでもビデオカメラで撮影しようとしたF1マシンが・・・・その爆音で画面にノイズが入ってしまうことに、ものすごく驚いたことを今でもよく覚えている。

現代のF1マシンは、ずいぶん音が小さくなったんだなあ・・・・

でも、雨で濡れる路面をだんだんと速いタイムで回り始めているのがわかる。
ひょっとして・・・・曇り空の下「ちゃんと速く走らないと」危険なのか?長いストレートで走行中にもかかわらず、タイヤが冷えちゃうって事なのか?
空気の力で、車体を押さえ込む構造のマシンってのは・・・・すごいもんだ。この雨の路面をその速さで駆け抜けられるなんて。

んじゃ、到着して30分で本日の任務完了。っと。帰るかな。

・・・・・せっかくだから、立派になった施設をいろいろ見て回ろう。昨年夏に潜り込んでおいて正解だった。
大きなピットの裏手に出ると・・・TOYOTAだけでなく、プロチームやスポンサー各社がテントを張ってグッズだけでなく、それこそパーツとかまで売ってる。
すごい人出。なんだか数年前まで開催されていたMacworld Expoを思い出しちゃった。
一通りグルグル回って・・・・別になにも買わなかった。まあ、せめてお昼ご飯ぐらいはお金を落とそう。

・・・・予想通り。予想通りの展開でね。お昼ご飯を手に入れるのにすごく並ぶの。あ〜・・・・
数十分並んで、やっと手に入れた軽食を持って、グランドスタンドにあがる。
なんかイベントが・・・・GT車両を使ってピットストップ競争をやってる。ふ〜ん・・・

その後も借り物競走?とか、なんか「地域の運動会」っぽいぞ。みんな笑ってるけど。
ただ、なかなかやっぱり・・・ひねりがきいているんですよ。TOYOTA主催だからね。
その商品を使った、面白いイベントを開催してる。例えばiQを使った、「パーキング競争」とか。

その段ボールで作った駐車スペースに・・・・ハイスピードでiQが進入。そのスピードで入れられるわけないだろ?
案の定、段ボールをぜ〜んぶ崩しちゃって・・・・みんな大笑い。
最後の方になると、パーキングブレーキを使ったスピンターンで、きれ〜に一発で収めることができて、みんなが「お〜」ってなっていた。
で、片付けの時には、大柄なドライバー3人がちゃんとiQに乗れることをアピールして退場。っと。

その後は、「サーキットタクシー」っていうんですか?レクサスIS-Fやニュルブルクリンク仕様のLF-Aに一般公募者が同乗しての走行をぼけ〜っと・・・・見られなかった。
いや、やっぱりF1ドライバーってスピードのレンジが違うんですよ。
同乗者の方々を乗せて走り出すIS-Fは・・・・「リミッターカットしてあるので、250km/h以上でストレートを疾走しています。」と場内放送がかかっていたけど、驚いたのはそっちじゃない。
ピットロードを走り出す瞬間から全開走行!
普段、競技の場だとピットロードの速度制限が厳しいから、なおさら新鮮・・・っていうか、ヤルノ・トゥルーリ選手に同乗した人たちは大丈夫だったんだろうか?あんなに思いっきり走る車両に同乗して。

レースカーのLF-Aは、ドライバー名を「豊田章男」と場内放送が告げていたけど・・・別に周りの人は反応していなかった。
あの・・・・大トヨタの社長様が全開走行中なんですけど。みんな反応してやれ。
ストレートをランデブー走行するLF-Aを見て思っていたのは、「トヨタのみんなは大変だ。」ってこと。
だって、「自分たちの仕事の結果を社長自らがチェックできちゃうんですよ。現トヨタ社長は。
手のひらを超える大きさのものを作る製造業において、そのできばえを経営トップ自らが確認しちゃうなんて、そんなに多くないと思いますよ。
その形を見てただ難癖をつけるんじゃなくて、ちゃんと体感してその結果を告げられてしまう。
「別に運転の才能はないだろ?ただ、豊田家に生まれただけで。」

全然そう思えなかったですね。1コーナーへの入り方を見ていて。競技者の心を持っていなければ、あの入り方はしない。

私と同じ入社年次だったか、あるいは翌年だったか・・・読売新聞に載っちゃったことがあるんですよね。
トヨタの社長って、豊田家の人じゃないとなれないんですか?」ってその年の新人が、当時の社長に面と向かって聞いてしまったという・・・
なにか大変ショックを受けられて、その後は創業家から社長が輩出されることはなくなってしまった。
既に御曹司がTOYOTAに入社していることは知っていたので、どうなるのかな?っと思っていたら・・・
初代Vitzプロジェクトのあたりから、そのお名前がチラチラ出てくるようになって、ついにトップに立たれた。

大変な苦労をされていると思います。ほんとに。
なんてぼけっと考えながら、見ていたら・・・・放送が騒がしい。「LF-Aが緊急ピットイン!」

ありゃ?やっぱり試作車だから、問題が起きたのかな?

なにか大型ビジョンが真っ暗なガレージを写してる。
lf-a.gif
メインビームが点灯。なにか・・・・車両が・・・・かなりの勢いでガレージを飛び出してきた。
真っ黒な車体。「走行する生産モデルを世界初公開です!量産型LF-Aが豊田章男のドライブで走り始めました!」
びっくり。本当にびっくり。まさかここで量産モデルを見ることができると思わなかった。
あまりいい形とは思えないけど、この車両もTOYOTA2000GTのように自動車史に遺る車両になるのかもしれない。

その後は、D1っていうんですか?
なにか、アメリカでも話題になってるって深夜のニュースでも報道されていましたけど、ドリフトメンバーによるエキシビションが行われました。

すごいよねえ・・・・今回のこのTOYOTAモータースポーツフェスティバルに小学生以下の小さなお子さんがいっぱい来ていることに驚いたけど、ドリフトマシンのショーにみんな釘付けだよ!
もはや「レーシングドライバー」っていうよりも「エンターティナー」。ほんとに「ショー」なんですよ。みんな大喜び。
DRIFT1.gif
DRIFT2.gif
DRIFT3.gif

「ドリフトって別に・・・・私もできちゃうしね。」って思っていたんだけど、いや、このショーを見ていたら、TVで放映している「アイススケートショー」を思い出しちゃいました。(すべての競技が終わった後のエキシビションの方ね。)すごいもんだ。ほんとに。これを見てたら、確かに点数をつけたくなっちゃうなあ。

で、かなりのお客さんが、このドリフトのショーがお目当てだったみたいです。
グランドスタンドから立ち去る人達が多数。私も駐車場に向かい始めました。
歩きながらコースを見ていると・・・・大きなバスにたくさんの人を乗せてコースを走っている脇をGT車両がすり抜けていったりと、なかなか・・・・
GTSHARYO.gif

確かに楽しめるんですよ。トヨタモータースポーツフェスティバル。
今までこなかったことを後悔。
一緒に体感する側に回ったら、もっと楽しいんだろうなあ・・・・って思いながら、帰路についたら・・・
え〜・・・サーキットの駐車場から、東名入り口にたどり着くまでに一時間かかりました。
これ、イベントの最後までいたらどうなっちゃったんだろうね。っていうより、よくこれでF1できたね。
びっくりだよ。

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