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ホントにあった怖い話 [雑談]

 
台風・・・近づいてますねえ・・・今年は、1号の発生がすごく遅くなったと思ったら・・・今、日本近海に3個・・・だっけ?なんていうか・・・「夏休みの宿題片付けなきゃ。」的展開だね。台風の世界も。

さて、今回の記事は・・・EP82もオイルポンプがきちんと取り付けられて、走ることができるようになったので・・・車の話は無しです。
暑い時期なので、あれをやりましょう。アレ。
「本当にあった怖い話」

私は、これまで2回「不思議な体験」をしています。まあ、一回目の方は・・・「寝ぼけてたかな?俺」と思うので・・・2回目の方を記事にしましょう。車が絡んでくるんですよ。このお話。

時は・・・だいぶ遡ります。2代目Vitzが発売されて間もない頃のお話です。
その頃の私の職場は、「県境の堤防の脇」にありました。いわゆるスーパー堤防と呼ばれる、馬鹿でかい堤防が社屋のすぐ脇を走っている場所です。
住宅街の中にある倉庫一体型事務所で・・・まあ、のどかでした。
夕方になると「竿ダケ〜」とか「お芋、お芋、いかがですかあ〜」なんて放送をかける軽トラックが行き来する場所で、よく、電話の向こうのお客さんに笑われるような場所でした。

あれは土曜日・・・だったと思います。季節は、そんなに暑くない時期。
完全に日が落ちてしまって、窓を全開にしながら、一人で仕事をしていました。
結婚後も、変えたことといえば、”正月二日に会社を開けない。”ぐらいで、土日もずっと仕事。下手をすると、平日は完全に寝ないで、4日間連続で仕事をしているような生活でした。)

事務所の表に何か・・・強いライトがこちらに向かって照らされてる。
何だろう・・・こんな時間に、外の自販機に誰か買い物に来たのかな?

ポ〜・・・・

へ?
なぜ、こんな時間に人が来る?
玄関口を開けてみると・・・おばちゃんが一人。(なんだべ?)
「あのう・・・S県に行くには、どうしたらいいですか?」
「へ?その堤防にかかっている橋を渡れば、S県ですよ。ほら、見えるでしょう?あの大きな橋。」
「あ、いや・・・私鉄のM台駅に行きたいんです。どうしても生き方がわからなくて・・・」
「ああ、じゃあ、この目の前の道を左に行ってもらって、2つ目の信号を・・・」
「何か、書いてもらってもいいですか?」
「あ〜・・・じゃあ、コピーしますよ。道路地図。さ、どうぞ。」
おばちゃんを招き入れたところ、もう一人おばちゃんがくっついてきた。(なんだ、二人いるのにわからないのか?)

え〜と、まず、世界地図から、現在位置を割出さないと・・・
コピー機の前で、世界地図を相手に格闘していると・・・
「あのう・・・地図を渡していただいても・・・生き方がわからないです。」
(いや、何言ってんだよ。地図渡さなかったら、伝えようがないだろ?」)
「車、NAVIが付いているんですか?私がセッティングしましょうか?」
「いえ、ついていません。とにかく・・・何かおかしいんです。いつまでたっても、家に着かないんです。グルグル回ってしまっているみたいで・・・」
「遠くで、この建物の明かりが見えたので、ここに来ました。」

はあ?なに言ってんだ?”家に着かない。”って、どういう意味だ?だいたい、この事務所は、住宅街の中にあるんだぞ。周りの家の方が、よっぽど明るい。まあ、相当遅い時間だから、みんな寝ちゃっているのかもしれないけど。

「M台駅って言いましたよね?」
「はい。」
「私、その駅から、少し先に行ったところで育ったんです。まあ、場所はわかるから・・・私が運転してお二人を連れて行きますよ。」

まあ、今から出発すれば、その駅を経由して、自宅に戻れるだろう。なんとか終電ギリギリってところだ。

表に出ると・・・車は、(当時)最新鋭のVITZだった。
(へ〜。嬉しいなあ。こんな新しい型の車に乗れるなんて。モータースポーツを止めて(第一次活動)以来、車なんて、ほとんど運転しなかったものな。ラッキ〜。人助けってするもんだ。)

おばちゃん達を載せてスタートする。
「もう、遅い時間なので、近道をするルートで行きますよ。土手を走って、ショートカットしますね。」
土手の向こう側(川側)に車両を乗り入れて、どんどん走らせる。
「こんな遅い時間に女性がお二人。一体どうしたんですか?」
「いやあ・・・二人とも旦那がリストラで・・・家計が苦しくて、休日も働いているんです。」
「そうですかあ・・・大変ですね。」
「でも、今日は良かった。こんな親切な人に会えて。家に帰れなくなっちゃって、本当に困っていたんですよお〜。」
(さっきから、”家に帰れなくなった。”って言ってるけど、変なことを言う人たちだな。だいたい、最新鋭VITZなのに、NAVIが付いてないってなんなんだよ。だから迷子になっちゃうんだよ。)

川沿いを走っているせいか・・・外がどんどん白くなってくる。なんだろう・・・霧か?
まあ、大丈夫だろう。以前は、改造車検を通したラリー仕様のEP71で土手を吹っ飛んでたんだから。
少し、スピードを上げよう。終電が心配だ。

「休日にこんなに遅い時間までお仕事って、珍しいですよね。女性で。」
「ええ、今日は、式が立て込んでいて・・・片付けに時間がすごくかかっちゃったんです。」
「あ、式って、結婚式ですか?こんな夜までやる式があるんですねえ・・・」
「いえ・・・ほら、この土手の脇にある・・・斎場です。」
「????」(さいじょうと言われて、最初、よくわからなかった。)
お葬式の後、お料理が出るでしょう?ああいうお手伝いをしています。」
「はあ。」
「普段は、こんなに遅くならないんですよ。斎場を出たのは、夕方なんですから。
「はあ。」
もう一人のオバちゃんが、口を開く。
「そういえば、今日は、お坊さんが変なことを言っていたわよねえ・・・」
「ああ、そうね。私達のことを見て、だいぶ長くお話をされたんですよ。」
「はあ・・・どんな話だったんですか?」

「”あなた達は、人が嫌がる仕事を一生懸命している。でも、これからきっといいことがありますよ。”って感じのことを言ってました。変なのよねえ・・・私達を気にかけてくれるお坊さんなんて、まずいないのに。」
「そうそう。わざわざ、こちらに歩いてきてくれたのよね。」
「ふ〜ん。そうですかあ・・・」

なんだ・・・なんで・・・外が真っ白だ。進行方向だけじゃない。サイドウインドウを見ても、ルームミラーを見ても、真っ白で、表の様子がよくわからない。霧・・・の下側にかろうじてアスファルトが見える。
ゆっくり進まないと・・・いくらなんでも白すぎる。

おかしいんです。
だいぶ・・・だいぶVITZで走った。
1時間・・・とは言わないけど、相当な距離を走ってる。いくらなんでも、次の橋が見えてくるはずだ。
一体どうしちゃったんだ?今、どこを走っているんだ?全然わからない。
(おばちゃんと雑談をしながら、実は、猛烈に焦っていた。)

遠くに光が・・・あった。橋が見えてきた。大きな橋だ。あれを渡れば、目的地にだいぶ近付く。
すごくホッとした。片側二車線の大きな橋を渡る。けれども・・・

・・・なにか・・・なにか変・・・
この橋・・・すごく見覚えがある。
前方に交差点が見える。
視界の隅、左側に大きな倉庫の屋根が・・・その瞬間、声を出しそうだった。
今、この文字を書きながら・・・何年たっても、あの時を思い出すたびに全身に鳥肌が立ってしまうんです。今もそう。
大きな倉庫は・・・勤務先だった。

「なん・・・なんでだ???あの交差点を左に曲がれば、出発地点に戻る・・・なんでそんなこと・・・土手を走り始めてから、曲がったのは、この橋を見つけた一回きりだぞ。」
その瞬間、おばちゃん達が繰り返した言葉が・・・・
「ぐるぐる回っているみたいなんです。」
「家に帰れない。」
「遠くから、この建物の光が見えました。」

信号待ちで止まって、後席を振り向く。
「あ、あの・・・ちょっと・・・道を間違えちゃったみたいです・・・いいですか?これからは、遠回りになるけど、確実にM台駅に行ける道で進みます。ちょっと家に着くのが遅くなりそうです。」
「はい。全然構いませんよ。帰ることができるのなら。」

体が震えるのがわかる。
全開でいく。もう、深夜だ。ねずみ捕りなんてやってないだろう。ドライビングに集中するんだ。
「後ろの席であっても、シートベルトを締めてください。少々急ぎます。」

周辺の車を縫いながら、先を急ぐと・・・二人の携帯電話が鳴り始めた。
「あ、大丈夫よ。家に向かってるから。さっきはごめんねえ。家に帰れないとか電話しちゃって。」
「今ねえ、若いお兄さんに車を運転してもらってるの。すごく速いのよ〜パンパンって〜」

え〜とね。いろいろ誤解を招きそうな発言は控えてもらえないかな。スロットル全開で公道を走らせている最中なんだから。

電話を切った二人に話を聞くと、旦那さん達がそれぞれ心配で電話をしてきたらしい。
「しばらく電話が繋がらなくて心配した。」と・・・(そんなわけはない。携帯電話の基地局がこの川沿いに建てられているんだから。)

「若い男の人」発言をしちゃったおばちゃんの方の携帯が、やかましい。
数分おきに旦那さんが電話を入れてくるようになった。
見えてきた。M台駅だ。

タクシーも全くいない、静かなロータリーにVITZを止める。
「ありがとうございましたあ〜。大丈夫ですか?こんな時間になっちゃって。」
「お礼をさせてください。もうすぐ旦那が狂って行って(来るって言って)ますから。」
あ、うん。やめようね。別の意味で、怖い話になるよ。きっと。明日、新聞沙汰。
旦那さんに仁王立ちなんてされて、鉄拳制裁があああ〜!!!

ホームに向かって、全力ダッシュだ。実家の方向の列車が・・・今、入ってきている。あれが最終電車のはずだ。
その後、寝ていた両親を叩き起こして、案の定、午前2時から正座させられる展開になって・・・まあ、翌日には、自宅に戻ることができた。

どう?これが、私が体験した「本当にあった怖い話」

はい。じゃ、この長文を読み終わった皆さん。
今、見ているiPhoneのフロントカメラを起動して。
よ〜し。じゃ、撮ってみよう。自分自身を。

パシャ。

ほら・・・あなたの後ろに・・・きあああ〜!!!


久しぶりの千葉のネズミの国は、アレに似てると思ったよ。 [雑談]

IMG_0183.jpg

月曜日の朝8時前。
満員の通勤電車だ。
たまたま・・・たまたま席が空いていて、座ってしまっていたんだけど・・・・大変大変。
座ってしまったことを激しく後悔。途中の駅で降りなければいけないんだけど・・・無理だぞ。絶対無理。立ち上がることもできない。

ホームに電車が入る。
どうしよう・・・ず〜と先までこのまま座って、戻ってこようか・・・
と、隣の我が妻が、バック(いつもでかい。)をごそごそと・・・

いや・・・え・・・これ・・・かぶるの?ネズミの形をした・・・なんていうんですか?カチューシャ?
我が妻は、すでにxニーのやつをかぶってる。
と思ったら、目の前に立っている皆さんが、避け始めてくれたよ。私も決意を決めて、装着!
扉に向かってダッシュだ!

扉のが閉まる直前にホームに飛び出して・・・なんとか。なんとか大丈夫だ。降りたぞ。千葉のネズミの国の駅に。
走り出そうとする列車の窓の皆さんの視線が・・・ミッxーのカチューシャをつけている私に注がれている視線が・・・
「何?お前?月曜日の朝だっていうのに、そっち行くのか?入国しちゃうのか?審査受け付けてもらえるのか?」
「普通、月曜日って、朝礼があるんじゃないの?あんた、みんなの前で訓示たれてそうな歳だよね?大丈夫なの?あんたの会社?」とかって言ってる。(多分、気のせい。すべての視線は、かぶっているものに注がれている。)

見送ったよ。ミッxーの被り物をしたまま。激戦地に向かう皆さんを。
頑張れ。みんな。応援してる。夢の国から。」

久方ぶりの千葉のネズミの国は・・・入国審査を受けなければいけなくなっていた。
「これ・・・X線透過システムで全部丸見えだね。多分、歩き方を記録にとっていて、チケット番号と結びつけて、個人を特定できるようにしているんだね。」
「馬鹿なこと言ってないで、さっさとカバンの中身を係員さんに見せて。埼スタよりよっぽど楽でしょう?」

ふう・・・なんとか入国審査を突破したぜ。

と思ったら、次の列だ。なになに・・・入国料を払えだとう・・・大人6,400円!X2名!
ちょっと待った!こっち来なさい!
「何考えてるの!12,800円あったら、筑波サーキットの練習を3走行できちゃうよ。あっちの方が、人が少なくて、レア感があるだろう?」
「そう言って、何年も私のことを騙してきたわよね。結婚記念日誕生日もいつも筑波サーキット。”世界でもそういないぞ。記念の日に二人でサーキットにいる夫婦なんて。”って言って。」
「これでも会員になっているから、一人500円安いの。”どこかに連れて行って。”って言っても、何年もいつも筑波サーキットで・・・」
「わかったわかった。ワカリマシタ〜。お支払いしましょう。おミドル様にネズミの国の魔法がかかるものなのか。体験してやるぜ。」

入国すると・・・すでに犬やらアヒルやらに有象無象の輩が群がっている。
ゲートくぐって数分で魔法にかかっちゃったのか?っていうか、小学生ぐらいの子供たちがチラホラ見受けられるんだけど・・・大丈夫か?これ?本来は、平日は年齢制限するべきなんじゃないのか?
「本日は、18禁ショー開催のため、年齢確認ができる書類が必要です。」みたいな。(なんのショー?)

我が妻に手を引かれてズンズン進む。
「はい。まず、FastPASSをとるために並ぶの。さっさと来て!」
はいはい。

ネズミの国の中は・・・ほっとんどが女性と・・・子供ばっかり。(小学生ぐらい・・・本当にいいのか?繰り返すけど。)
「男女差別の国なんだね。」

なんとかっていう施設のFastPASSなるものを受け取ると・・・指定の時間帯が書いてある。
どうやら、その時間帯に施設に向かえば、行列に並ばずに済むらしい。
「っていうことは、とにかくこれから、しばらくの間は、このFastPASSチケットってやつをとりまくる時間帯ってことなんだね?」
「違うの。ほら、次のFastPASS発行可能開始時間が書いてあるでしょ?それまでは、他の施設を楽しむの。」
「チッ」(激しく舌打ち)

2時間の間・・・何をするの?って、何かFastPASS扱いの施設がまだ待ち時間が少ないらしい。さっさと列に突っ込んでいく。

20分・・・もっとか・・・並んで並んで、やっと建物の中に入った・・・と思ったら、また並んで並んで・・・
「ねえ。思ったんだけどさあ。」
「何?」
「平日だったら、並ばないで済むと思って、今日来たんだよね?」
「そう。でも月曜日って・・・思ったよりもたくさん来るんだね。」
「・・・この並んでいるこいつらは、今日、日本国の役に立つ活動をしていないってことだね。」
「あんたも並んでる。っていうか、ほら、外国の人たちがすごくたくさんいるでしょ?今、日本のLANDに行くのが流行りなんだって。みんな、わざわざ日本にお金を落としにきてくれるんだよ。日本人の得意技”行列に並ぶ”っていうのも体験したいんだってさ。」
「ふ〜ん。じゃあ、入り口付近に免税店を作っておけば、もっと金を引き出せるね。ダイXーとかの免税店」
「・・・夢の国に百円ショップは必要ないの。」

確かに・・・話している言語を聞いてみると・・・「お前たちの国にもネズミの侵略地があるよね?赤字で大変な拠点が多いみたいだけど。」っていう地域の人たちが多い。

歳をとったんだなあって思う。

一番最初にこの千葉のネズミの国にやってきたのは・・・高校生の時だったか。
しかも、工業高校男子校なのになぜか学校行事でやって来たんだった。
確か雨で・・・どうにも盛り上がらなかったんだっけ。ゲート入り口前から。
なんか電気科のオバちゃん先生が、「あんたたちが、これから彼女とデートすることになるから、その予行演習で来たのよっ!本っ当に3年間、女の子の話が全く出ないから心配で心配で・・・」って言っているそばから、「スプラッシュなんとかってやつ、乗ってる間に分解してもいいですかあ〜」とかって、おバカな質問をしていた連中は・・・今頃どうしているだろう?

初回で、「ネズミの国には、二度と来ない。」って思ったはずなんだけど・・・最後に来たのはいつだっけ?
・・・「海のパーク」ができた時だよ。できた時に海の上で、ネズミどもが舞っているのを見て以来だ。奴らの進駐地にやってきたのは。

今、このネズミの国に入国しても・・・
「確か、米国本体との契約は、当初30年だったか・・・50年だったかは・・・ほとんど本体側にライセンス料を払わなくて済む契約になっていたはずだ。未曾有の魔法の効果を見て・・・契約更新時はどうなってしまうんだろう・・・」
「Tokyoでの進駐効果(と、金を取ることができない契約)に驚いて、あのネズミの帝国は、ラインセンス料命の組織に変わっていった。Tokyoでの契約直後に凄腕の経営者に交代したこともあるけど・・・結局、テクノロジーの進化の前に敗れることになるんだよな。」
こんなことばっかり考えてしまって、目の前のショーに飲み込まれない自分がいる。

1つ目の施設を見て、FastPASSを活用して二つ目の施設に入ったあたりで気がついた。
最初の施設の待ち時間の間に感じていた違和感なんだけど・・・わかったぞ。これ。
「大衆を並ばせる。」
「決められた容器の中に入れる。」
「その容器の中は、暗い。とても。」
「その暗い容器の中では、音楽が流れている。」
「暗い容器の中に僅かに光が灯されている。」
・・・本で読んだことがあるぞ。この状況。そう、今話題のVWの話にもつながる行動だ。

Das Dritte Reichが実施していた大衆扇動操作そのものだ。
Bundesarchiv_Bild_183-1982-1130-502,_Nürnberg,_Reichsparteitag,_Lichtdom.jpg

そうか。20世紀初頭に目覚しい効果を上げた事象を分析して、20世紀後半以降「大衆から集金する。」ことに適用しているんだ。「ネズミの国」を作って。

まあ、平日なのに・・・「90分間待ち」とか「110分待ち」とかって恐ろしい言葉が掲げられているボードの後ろに並んでいる人たちは、そんなことを考えないで、ちゃんと魔法にかかっているんだろうねえ。
「素直な心」っていうのは、いいもんだ。

手を引かれて、また発券機の近くに来る。
「今、11時40分。発行できるようになるのは、45分からだから、少し待とう。」
「い〜や。この列は、5分を消化できると思うね。並ぼう。」
やってみたらダメだったよ。恐ろしく正確だった。システムが。
2分前に端末前に到着してしまって・・・案の定の展開。エラ〜
後ろを振り返ると・・・さっきよりも列が長い。ふう・・・

列を離脱して、別の場所に向かう。何かくじ引きマシンらしい。
我が妻が、マシンの前に立って、何か一生懸命操作方法を見ているんだけど・・・めんどくさい。
さっさと画面に従って、進む進む。
あ、なんか紙が出てきた。
「キャ〜!!!!」
なに?何に驚いている?何で喜んでいるの?

「20時50分からのショーを席に座って見ることができる!当たった〜!!いつもは、遠くからしか見られないのに。」

・・・20時50分だと?

今、お昼。
もう帰ろうかと思っていたのに。

出国が遅くなることが確定。はあ〜
まあ、FastPASSなるものを取れば、とにかく”そんなに”並ばないで済むんだから・・・
でも、体験してみてわかったけど、このFastPASSシステムって、1日でせいぜい3つまでしか取ることができない。取る施設の順番を熟孝すれば、4つか・・・ひょっとしたら5つまでは何とかいけるのかもしれないけど・・・
結局、15時前ぐらいには、選択できる施設が時間制限いっぱいになってしまう。1日で全部回るなんて、とてもできないんだなあ。だからこそ、繰り返しネズミどもに騙されにやって来るのか。みんな。

まる1日この国にいてわかったことは、
「アヒルが北京ダックの映像の前で踊るシーンがあったが、あれは、道徳上どうなんだ?」
というところ、まあ、なんていうか、悪魔が活躍するシーンのほうが、力が入っていたという話ですよ。なかなか見られないショーらしいけど。


夜になって、”懐かしの”エレクトリカルパレードの時間になった。
ちゃんと1時間以上前から路上で場所取りをすることにした。雨が降り出しているんだけどね。
「エレクトリカルパレードはさ。」
「うん。」
「電飾がピカピカするでしょ。点滅。」
「電飾?何それ、今は、LEDだよ。すごく綺麗なんだよ。」
「あ、そう。でね。そのピカピカがね。」
「うん。」
モールス信号になっているんだよ。」
「・・・・・」
「モールス信号の内容がね。”終わったら、お土産で財布の中身をありったけ吐きだせ。交通費ぎりぎりまで。"って内容なんだよ。」
「人間の深層心理に食い込む広報戦略だね。みんな、すでに魔法にかかっちゃってるだけじゃなくて、暗くなっているところに音楽と光。まさしく今日1日体験した”箱の中に大衆が納められる”操作術のフィニッシュだよ。」
「普通の人たちは、モールス信号なんて知らないから。頼むから普通に楽しんでもらえない?あるいは、黙ってて。
そんなことを言っているうちに行進軍が壮厳な音と共に一糸乱れずやってきた。
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ものすっごく綺麗!記憶の中の「電飾」と全然違う!
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色が変わっておる!テクノロジーじゃ!
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技術の進化を今、目の前にしておるんじゃああああ〜!!!!
だいっ大興奮!!!!
ものすごいですよ。行進軍すべてを写真に撮りまくりですよ!しかも、自分のデジカメの技術の進化にも、ものすっごくびっくり。
20世紀には、デジカメでこのエレクトリカルパレードを撮ってもがっかりする写り方だったのに。
すごいもんじゃ〜。このパレードをずっと続けている日本ユニシスって会社もすごいもんじゃ〜。
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エレクトリカルパレードが終わった後、急いで晩御飯を食べる。
「歳をとった。」
と今日、何度も思わされたけど・・・その最たるものが、「食事」

このネズミの国は、ファーストフード系のものでないと、とにかく手早くお腹を満たすことができない。
若き日は、これで十分なんだろうけど・・・
今では、「この値段でこれはないな。コンビニでおにぎりをいっぱい買える。」と思ってしまう。
まあ、だからこそ海にまで進出した施設を作ったのかもしれないけど。

20時50分からのシューなるものは・・・ネズミの国の統帥本部に向けて、プロジェクションマッピングなるものをするらしい。

・・・・ふ〜ん。そう。

って、思っていたんだけど・・・すごかった。本当に凄かった。
遅い時間まで、ネズミの国に留まっていた甲斐があったよ。確かに。
これは見なければ、損だわ。テクノロジーの進化と、それを生かす知恵を持った人々に感謝。

出口に向かって・・・会社の人たちに向けてお土産を買おうと思う。
どうやら、モールス信号にやられたらしい。

「ねえっ!なんで、会社の方が缶の一番大きなやつで、自宅用が箱なの?普通逆でしょ?」
「こ・ん・な・大きなお菓子は、我が家に必要ありません。だいたい、この缶は食べちゃった後、どうするの!」
「とっとく。」
「取っとかないよ。この箱も中身出したら、直ちに紅蓮の炎で焼き尽くしてやるからね。この箱を見ていると、”また来なせえ。魔法の国に。”って魔術にかかりそうな気がする。多分呪われている。このお菓子の箱。」
ふう・・・ネズミの魔法に取り込まれてはいけない。
さっさと家に帰って、「猫がネズミをやっつける物語」を読まなければ。

翌日、お菓子を会社の”一部の”人たちに配った。
なんか・・・たくさんの女性から声をかけられた。
「ランドに行ったんですか?それともシー?」
「奥様と二人ですか?いいですねえ〜」

魔法の力、菓子にまでこめられていたか。怖え。

と思ったら、おっさんたちの反応は違った。
「お前、本当に奥さんといったのかあ〜???」
「Tokyo Disneylandなんて、若い人が行くところだろう?おねいちゃんとじゃないのかああ〜???」

お前たちこそ、心が汚れきっているな。Tokyo DisneyRESORTに行って、心を洗ってもらえ。




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ムアツ布団の話 [雑談]

Perfume.jpg

いつの間にかシーズンオフですよ。今年も。
筑波サーキット4輪最終公式戦の前日のこと。
「俺達のEP。ロードスターどころか、マーチにも抜かれる。」とか言いながら、3走行練習完了。
日が暮れ始めた保管ガレージを見渡すと、AE86レースの彼が・・・あの・・・なんだかフロントハブ廻りを全分解してる。
「ねえ。確か明日AE86レース最終戦だよね?。」
「おう。そうそう。今日、1走行練習を始めてさあ。すぐにフロントハブがおかしいことに気がついて、練習やめて、交換作業を開始したんだ。」
「・・・・・日が暮れてるのにバラバラだよね。間に合うの?」
「あはは〜。彼だったら大丈夫じゃないっスか。ねえ?」
ん?AE86の脇にちんまり座っている男性をよくよく見ると・・・

「うおおおお〜!今年のTTC1400チャンピオン様がいっらっしゃるよおお〜!大変大変!サインください!」
「いやあ〜」
「あ〜、それ。まだ決まりじゃないぞ。」
「え?」(周りの人全員の反応。)

「明日、TTC1400って、耐久をやるんだよ。」
「え?え?なに?耐久って?そんな楽しそうなイベント、この筑波でやるの?」
「おう、今年初めて。最終戦で耐久レースやるんだって。」
「えええええ〜!!!!知らなかったよ!知ってたら絶対出てたよ!告知しろよおおお〜!
「あ〜いや、すまん。だって・・・耐久って言っても、2時間なんだよ。」
「なんだあ。それは、耐久レースって言わないな。ちょっとJoy耐の2時間半も出るのやめたのに。」

「でさあ、マーチとかも例年最終戦は、1時間耐久だったんだよね。」
「で、その最終戦の結果で、年間チャンピオンが決まるの。」
「たぶん、ポイント2倍とかなんじゃないかなあ。走行距離が長いだけに。」
全員「・・・・・・・」

念のため、私が2014年チャンピオン(仮)に恐る恐る確認。
「ねえ?当然、明日出るんだよね?」
「・・・・・・いえ、出ません。そんな話、今、初めて聞きました。」
全員「・・・・・なぜ出ない?」
「あの・・・・私、先に失礼します。」

なんかヨロヨロ・・・自家用車に向かって、歩いて行く後ろ姿を見送る。

「ねえ。いくら冗談でも、キツかったんじゃないの?」
「いや、冗談じゃないんだって。”TTC1400での耐久レース”ってレギュレーション書に書いてあるんだから。」

翌日の決勝結果がどうなったのか・・・・知っている人がいたら、ぜひ教えてください。
筑波サーキットで、耐久レースをやってくれるんならなあ・・・・絶対出たいよなあ。
なんかですねえ。営業職のせいなのかもしれませんけど、どうにも「アマチュア4輪レース」のイベント動員が手ぬるいように思えてしょうがないんですよね。

今回の「2時間耐久レース」なんて、「筑波サーキットを練習走行で走っている人」(我々)ですら、知らなかったんですよ。そんなイベントが開催されるの。
ってことは、新しい試みにチャレンジしてみても、「今までイベントに参加している人しか、それを知ることが出来ない。」=参加人数変わらず。(ヘタすると新しいことをやろうとすると離れる人がいる。)って、ことになっちゃうじゃん。

なんかなあ・・・「シリーズ全戦出場&完走してくれた人に参加費用キャッシュバック!」とか、「この泥沼に引き込んでやるぜえ。一回はまり込んだら、底なし沼なのさ。カモ〜ン!」的な、ガツガツ感が必要だよ。JAF公認クラブの皆さん。

はい。今回の車のお話終わり。ここで。

確かこのBlog6年ぐらいやっていると思いますが、初になります。
「車と全然関係ない話を、記事の冒頭ではなく、最後に書く。」初めての回です。
え〜とですね。今回の「本題」は、「お布団のお話」です。長くなるよ。たぶん。

あれは・・・・秋がとっぷり深まった頃のお話。
朝から、夕方まで、びっちり開発関係の会議を終えて、ホッとして帰る特急の中でのお話。

「紹介していただいた日産のNOTE。新車で買いましたよ。すごく良い車ですよおお〜。」
「ああ、よかったねえ。社会人3年目で、新車を買う若者なんてさ、今どき珍しいから、うれしかったよ。実家担当の営業マンさんもわざわざ越境してくれたんだって?やるよなあ。日産のセールスマン。」
「NOTE乗るのが嬉しくて、買い物とかも行くんですけどね。今、IKEAで買ったもので困っていることがあって・・・」
「????なんだい?」
「IKEAって、”気に入らなかったら返品自由”なんですよ。それで自分でベットを買って、組み立てたんですけど・・・」
「なんかクッションが気に入らなくて・・・交換してもらおうかと思うんです。」
「まあ、ちょっと大変だけど、NOTEに入れて持っていけ・・・ないな。運送業者さんが取りに来るサービスをやってるんじゃないの?」
「ええ。そうなんです。調べたら・・・・往復で8,000円ぐらいかかるみたいなんです。どうしようかと思っていて・・・」
「あ〜、うまい商売をしているなあ。話を聞いている途中で、オレも想像していたとおりの展開になっているね。やっぱり”簡単に商品を交換できない”障壁は作っておくべきだよ。それに見事にはまってるんだ。」
IKEAに行く手前にニトリがあるんですよ。なんかお金をかけて返品処理する費用で、ニトリでもっといいモノが買えるんじゃないかと・・・」
「あ〜、うん。ニトリねえ・・・(遠い目)」

「思うんだけどさあ。そもそも論で、”日本人なのにベット”ってところが、間違っているだろう。」
「はあ」
「日本人なら、布団だよ。それも、ムアツ布団!
「はあ」
「な?聞いてみたい?ムアツ布団の話。6時間ぐらい熱く語れます!
と・・・・彼の上役2名が席を離れ始めた。

「なに?」
「いや・・・被害者は、彼1人で良いかと・・・私達、隣の車両で、缶ビール呑んでます。」
「待てえええ〜い!まだ就業時間中だ。オレとこの分野で世界征服するって誓った仲だろう?」
「いえ。誓っていません。日本一になることだって、大それたことだと思っています。」
「ふう。いかんな。そんなみみっちいことを言っていたんじゃ。世界人口は、今や72億人だよ。日本の1億人なんて、相手にしてたらどうしようもないだろう。世界を相手に商売して、日本人には、”買う気ある?だったら売ってあげても良いよ”って態度で臨まないと。」
「チミ達には、強い指導が必要だ。まず、手始めに俺様のムアツ布団の話を聞け!はいっ!正座だよ!全員!」

特急の座席の上に正座をする青年3人。(全て事実です。)
「課長、係長、なんでこんなことに・・・・」
「シッ!下向いて聞いてるふりしろ!」

「さて、なんでムアツ布団なのか?っていうお話だよ。」
「さっきのベット、選んだ理由なに?」
”高反発マットレス”っていうところに惹かれて買いました。大きさも値段も手頃だったし。」
「あ〜・・・うん。覚えてる?少し前は、”低反発の枕”とか、ものすごく流行ったよねえ・・・」
「あ、そうですね。テンピュ〜・・・・なんでしたっけ?なんかすごく体に良さそうな感じのやつ。」
「そうそう。うちも買ったんだよ。そのてんぴゅ〜なんとかって枕。」

「使っていたらさあ・・・なんか、クシャって沈み込んだままになって、もう、形が戻らないの。てんぴゅ〜なんとか。
「はあ・・・それはなんか・・・がっかりな感じですね。それ、どうしちゃったんですか?」
「うちの奥様に渡しちゃった。」
「なんかひどい。奥様、よく文句言いませんね。」
「いや、”旦那の臭いがするう〜”とかって言って、顔を押しつけてるよ。ハアハア言いながら。」
「あ、そういう話は、あんまり外でしない方が。」

「まあ、似たようなものでさ。オレ、中学生か高校生の頃からムアツ布団ってやつを使っているんだ。」
「いつの間にか実家にあってさあ。未だにうちの母上様が、”お前に渡したムアツ布団は、ものすごく高級なものなんだからね。大事に使うんだよ。”って、事あるごとに言うんだよ。」
「はあ」
「使ってる本人はさ。何にも感じてないわけ。いつの間にか使っていて、30年近く経って、結婚もしてるのに未だに親に持たされたムアツ布団を使ってるわけ。まあ、”高いもの”だったんだろうなあ。捨てるのは悪いなあ。って感じで。」
「はあ」

「そしたらさ、最近になって、うちの奥様が言うんだよ。”あんたが使っているマットレス。ものすごく体が楽。”って。」
「はあ」
「なんかさ、オレが出張でいないときにどうもオレの布団で寝てるらしいんだよね。」
「出張でいないときって・・・なんか色々まずいんじゃないですか?やっぱり喋らない方が・・・・」
「ああ、大丈夫。オレ、午前2時に那覇空港に降りたって、午前10時には離脱。とかって生活をしてるから。どうしても日帰りできないときに、どうもそうやって、オレのムアツ布団で寝てるらしいんだよ。」
「はあ」

「まあ、あんまりにも”普通の布団に比べて、体が全然楽”っていうからさあ、頭の隅であったんだよね。今度の誕生日か、クリスマスプレゼントにでもムアツ布団を贈ってあげようかって。」
「はあ」
「ま、そんなことを思いながら、この間、国際空港近くのアウトレットモールってヤツに初めて行ったんだよ。」
「で、冗談で、”アウトレットモールにさあ、ムアツ布団を売ってるお店があったら良いね。”なんて言ってたんだよね。」
「なんか展開が見えてきました。」
「うん・・・・そう・・・・・手を繋いで歩いていたらさあ・・・目の前にあったんだよ。”西川”の看板。」
「見つけた瞬間、別の通路に向かおうとしたんだけどね・・・・もう、ダメでさあ・・・・」
「ああ・・・女性の買い物の意欲は・・・振り切れないですよねえ・・・」(経験があるんだね。)

「”アウトレット”って言っても、すごく高かったよ。まあ、店員さんに聞いたら、初期に比べたら、全然安くなってるらしいんだけどね。」
「一回冷静になろうと思って、サインはしないで、食事をしたんだ。食事が・・・高かった。」
「あ、その辺は良いです。で、買ったんですか?」
「買った。新品1セット。女性の店員さんがさあ。”30年近く前のものでは、だいぶ効果が薄れているでしょうから、もう一セットどうですか?2つでしたらこの価格になりますよ。”とかって、悪魔の言葉を吐くんだよおおお〜!
「どうしたんです?買っちゃ・・・・った?まさか?2セット?」
「いや、即座に断った。さすがに。母親が高い買い物をしてくれたものなんだろうからね。大事に使うよ。」
「お店がさあ、お客さんで、すごく混んでてさあ・・・布団屋ってああいうものなのかねえ・・・感心したのはさ。お客さんがみんな”これは高反発ですか?”って聞くんだよ。そしたら店員さんが全員胸を張って”これは、ムアツ布団です。”って答えていたんだ。我々もああありたいと思ったねえ。販売の最前線が胸を張って売ることができる製品を作らないとね。」
「ムアツ布団って、やっぱり業者さんに運んでもらったんですか?」
「いや、すぐに使いたかったから、そのまま車に載っけて運んで来ちゃった。」
「どうです?奥さん、やっぱり喜んでいるんですか?」
「うん。すごく喜んでる。なんかさあ・・・自分のムアツ布団が、だいぶへたってるんだな。って事もわかったよ。スポンジ材なのに30年経って、ボロボロにならずに使えていることも、すごいんだけどね。」
「それよりも、もっと驚くことがあって・・・・」
「なんです?あ、あんまり大きな声で言えないようなことだったら、やめてください。」
「何、顔真っ赤にしてるんだ。ビール飲んだわけでもないのに。」
「あ、いや・・・・また、放送コードがなんぼのもんじゃい的発言をされるのかと・・・・」
「そうじゃないよ。チミは一体、私をなんだと思ってるんだ。猫だよ。猫。うちで買っている猫のiちゃん。」
「はあ?」
「うちにやってきて、12年。1人(一匹)で人様の布団の上で寝るなんてことが無かったんだ。ちなみにうちの奥様の布団に潜り込むことはあっても、私の布団は拒絶なんだ。メスだからかな?」
「わかりません。」
「新しいムアツ布団の方にさあ・・・気がつくと1人で延び延び〜って寝てるんだよ。今までそんなこと、決して無かったんだ。”猫にもわかるムアツ布団の良さ!”ムアツ布団らあああああ〜ぶうう〜!!!!!」
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「あの・・・・」
「なに?」
「もう、足、崩して良いですか?足痺れました。」
「話聞けええ〜!!!」


自転車の耐久レースってヤツを手伝ってきました [雑談]


はいはい。今回も雑談ですよ。ものの見事に「月イチ」更新になりつつあります。このBlog。
ついにSo-net Blog全体でTOP100に迫りつつあるのに・・・すまないねえ・・・みんな。

今回のお題は、「自転車
2020年のオリンピックでも、確実に競技に組み込まれているであろう「ロードレース」系のお話です。

いつもの筑波サーキットに朝6時集合。
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様子が違うのは・・・コース前に延々とたくさんの荷物を持った人たちが並んでいること。
・・・・・・てっきり、6時半とかにはゲートオープンになるのかと思ったら・・・7時だって。
おいおい・・・飽きちゃうよ。
周りの人たちに話を聞いてみると・・・
「なんかさあ・・・お祭りって感じじゃなくなってるよなあ・・・全員本気モードで。」
「もっとさあ、前は溢れるぐらいだったんだよ。朝6時から。」
へ?
十分すごい人数が揃っていると思うけど。自転車をぞろぞろ引き連れて。

いったい何をしに来ているのかというと・・・
実はここにいる自分が、全く状況がよくわかっていない。
会社の関係者(&取引先)から「筑波サーキット良く行くんだろ?自転車の耐久レースに出るから、手伝ってくれ。」

それだけ言われて集合。朝6時に。
数週間前に「エントリー表」なるものを記入するように言われて、書き込み始めたところでストップ。
「これ、選手登録の欄じゃん。やらないよ。自転車そのものを持ってないし。」
「そんなこと言うなよ。なっ!自転車は貸してやるから。」
「やだよ。全員選手じゃうまく廻らないよ。ピットボードを出す係は俺がやる。心置きなく、みんな筑波サーキットをぐるぐる走ってくれ。」
危なかった。危うく騙されるところだったぜ。

非常に歴史がある大会なんだそうです。筑波8時間耐久レース。台数が少なくなってきているといっても、今回も200チーム以上が出走。

7時開門。
みんな、ピットタワー周辺に急ぐ。
単に自転車と着替えだけ持っていけば良いんだと思っていたんだけど・・・なんだ?この荷物の多さは。

先着順で、パドックにはテントが作られ始めていて・・・ああ、テントと椅子なのね。
で、その場所取りで、とにかく6時には並んでいないとダメなんだ。
みんな朝早くから元気だねえ・・・

受付終了後、全員着替えて(ピチピチウエア。わかる?)、背中にゼッケンを取り付けていく。
その間に「予選」なるものが開催されていたんだけど・・・どうやらそれは、有力チームだけが出るらしい。

その間に私は、全員の自転車を整頓。
2チーム出走で、合計11名ってことだけど・・・それぞれのメンバーが持ってきた自転車を持ち上げてみると・・
なんだかだいぶ重さに違いがある。

・・・・この軽いヤツ、全くフレームに溶接の痕がないけど・・・ひょっとしてカーボン製?
「あ、うん。それ、60万円するからね。扱い気をつけて。」
ええええええ〜!
俺達のEP82より全然高いじゃん!ものすっごくびっくり。
「いや、60万ぐらいで驚いてたらダメだよ。普通だから。速いチームの車両はもっと高いから、本当に触ったりしないでね。変なトラブルに巻き込まれないように。」
「はあ。」

ただの自転車じゃなかった。どうも、かなり気を気を遣った一日になるらしい。
どんな感じに気を遣うかというと・・・
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どうわああああ〜って、壮観な眺めです。60万円×200台超。
普通の車のレースと同様、フラッグが振られると同時にスタート開始!って思っていたんですけど、違いました。
バイクで今でも行われている「ル・マン」式スタートでした。

1周をして、ホームストレートに戻ってきたときにものすごく衝撃を受けてしまった。
「速い!ほんとに自転車なのか?」

計測してみると1周2分40秒・・・を切ってきてる。想像していたよりも全然速い!
「なんだこいつら?こんなスピードで8時間も走り続けるのか?」
「ああ、トップチームは、自転車専門じゃない人たちが多いんだよ。トライアスロンチームがトレーニングの一環で出てくるんだ。”今日は自転車だけだから楽”とか言ってるんじゃないかな。」

ちょっと忙しくなってきた。
2台を走らせているから、最初は、それぞれの車両にLAPタイムを掲示しようと思ったんだけど・・・無理!
2台にスピード差がありすぎて、1人ではウオッチを押すことができない。
さっさと諦めて、「残り周回数をそれぞれの車両に掲示する」ことに集中する。

ピットボードは手作り。(忙しくて写真がとにかく全然撮れなかったんだよ。一日。すまん。)
ポスターぐらいの大きさのプラスチックボードに大きく「5」とか「4」って書いたものを複数枚準備。

ピットロードに立つまで、出走メンバーが言っていることの意味がわからなかったんだけど、これは大変だ。
1)200チーム以上がコースに向かってボード掲示をしようとするから、コースイン前に選手にピットの位置を覚えさせないといけない。
2)(カウントダウン)周回数がわからなくなる
3)次々にピットインしてくるから、余計にピットは混乱。

しかも、車の場合と違って、「道具はそれぞれの体格に合わせて調整された、自分専用の自転車」をピットロードにいちいち持ち込まなきゃいけない。
カーボンフレームの車体は、すごく楽だけど、スチール製は少々やっかい。持ち上げるのが。

何だか忙しい。とにかく忙しい。5周か6周したら、バンバン選手を入れ替えていかなければいけないのだ。
しかも、ただ「自転車&選手」交代ではなくて、両面テープで貼り付けられた計測器も移さないといけない。

最初は、「ピットで8時間かあ・・・長いなあ。」なんて思っていたけど、とんでもない。
あっという間に2時間経過。

そのあたりから・・・ミスが出始めた。
わからなくなっちゃうんです。「今、通り過ぎたけど、何周めだっけ?」

さすがにこのあたりから、他のメンバー(選手)に交代してもらうようにしました。
周回ミスはチームに迷惑をかける。

ボケッとテントで休んでいる間(テントがなかったらアウトだった。直射日光で。)、外周を走る自転車を見ながら思ったのは、「静かだな。コースで競技が行われているのに。」
って思っていたら、強烈なスキール音が。

隣のジムカーナコースで、どうもドリフトの練習会が行われているらしい。
ものすごい音です。エンジンとタイヤの音。
「いやあ・・・まいったなあ。俺達、こんな音を出しながら、いつも筑波で練習走行をさせてもらっていたのか」
少々、近隣の皆さんに心苦しかった。コース上は、静かな闘いが繰り広げられていたから余計に。

あんまり休めないまま、またピットに向かう。
普段はポスト員を努めているであろうオフィシャルの皆さんが、ゴミ集めをされていてハッとしてしまった。
みんな顔色が明るいんです。明るい・・というか、厳しい表情をしていないというか。
「ただの練習走行」であっても、普段はものすごいプレッシャーを感じているんだろうな。って思いました。
今日は自転車だもんね。そんなに重大なトラブルが起きるとは思えない。
(そうでもないことは、ピットイン時にあまりに殺気立っている放送で知りました。後で。数年前に重大な事故が起きたんだそうです。ピットイン時に)

再びピットで掲示を始めると・・・何だか周りがざわついている。なに?
「バドガールが自転車漕いでる。」
「?」
「いるんだよ。昔は、もっとコスプレとかぬいぐるみを着て、走る人がいっぱいいたんだけどな〜。」
「いや、バドガールって・・・20世紀でしょう。それ。今は、フーターズでしょう?」
「なに?それ」

あ〜・・・だいぶ残念な感じだったよ。
競技中にもかかわらず、延々と解説ですよ。
で、最後は、「タッチ厳禁ですからね。ほんとにやめてください。」と釘を刺すのを忘れずに。

「だいたいさあ、予想がつく衣装を着ている時点でまだまだですよね。」
「いや、あれ以上にピチピチウエアなんてないだろ。自転車競技にぴったりだろう。」
「ふう・・・いかんな。夏・灼熱の直射日光ビーム・空力的に優れたウエア・ゼッケンと来たらなにを想像しますか?」
「いや、だからバドワイザーのお姉さん・・・」
「だめでしょう?それの背中にゼッケンをつけるんですか?もっと最適なウエアがあるでしょう?」
「・・・・・」
スク水ですよ。スク水!完っ壁でしょう。今年は秋葉原で”スク水で洗車”サービスも始まったことですし。」
「いや・・・水着は・・・よく、滑り台で注意書が出てるじゃない。”溶ける恐れがあります。”って。」
「ん〜!ナイス!」
「声でかい!恥ずかしいからやめてくれ!」

なんだよ。も〜。良いアイデアを授けたと思ったのに。

バカな話をしながら、思ったのは「なんで自転車なのにサーキットを走らないといけないんだ?」
「危険だから」という理由で、自動車競技は「カゴの中」に入れられたんです。サーキット競技もダートトライアルもそう。
「こんな”一般”から隔離された場所でいくら”スポーツ”をやっていても、周辺からは理解されないよ。」って思っていたんだけど・・・
なぜ「音を出さない乗り物」がこんな「カゴ」の中に押し込められているんだ?だって、ヨーロッパでは”ツール・ド・フランス”なんて、大きな大会があるんだろう?
あれは、たまにニュースで見ると、ラリーみたいに公道を走ってる。

仕事上、”ガイジン”達と付き合いがあるけど、彼らが冬に日本にやってくると、不思議そうな顔をして話をすることがあるんですよ。
「日本では、TVをつけると休日の昼間からマラソンを延々と中継している。」
(たぶん、マラソンのことではなくて、駅伝も含む)
イギリス人もアメリカ人も中国人も韓国人もシンガポールやオーストラリアの人も。

すごく不思議らしいです。「延々と人が走り続ける競技」にあれだけの人たちが興味を持っていることが。(TVで中継されるということは、スポンサーがついているということ。)

「"ヨーロッパの人たちにとってのツール・ド・フランス"みたいなものですよ。」とは解説するんだけど・・・
「音を出さない移動手段」である、自転車競技だって、本当は街に出てどんどんマラソンみたいに大会が開けるハズなんです。

なのに「モータースポーツと同じ。カゴに入れられて、周辺から隔離された場所で競技をしなければいけない。」状況。
私は、日本でラリーが「昼間でも開催」される時代がもっと早く来ていたら、モータースポーツが、今のマラソンのように受け入れられていたと思っています。ヨーロッパの映像を見ていると、沿道いっぱいの観客が、笑顔でしょう?みんな。

「家のドアを開けたら、競技車両が目の前を吹っ飛んでいった。」という状況があったら、もっと身近に感じられていたと思うんですよね。モータースポーツ。

「自転車も、モータースポーツと同じ状況になるんだろうな。日本では。このままカゴの鳥でじり貧だ。」
そんなことを思っているうちに、どうやら8時間が経過するらしい。
だいぶ集団で固まって走るようになってきた。結構なハイスピードだけど、ラストスパートだ。うちの2台もその集団の中で走ることができてる。すごいじゃん!

8時間を無事2台共完走で終了。
だれもケガをしなかった。すごくホッとした。
「ラストさあ、お姉さんの後ろについたら、いいにおいがしたんだよ。」
「はあ」
いっぱい深呼吸したら、最後まで走ることができた。うれしかったあああ〜」
「あ?やっぱり?俺もそうだったよお。いいよなあ。綺麗なお姉さんの後ろについて走るの。」

え〜と、さっき、スク水を拒絶してたよね。2人とも。なんでこういうおっさん的オチになるんだ?ア〜ン?

JAFとボルボってすごかった [雑談]

 

夏休み最後の日ですよ。(地域によっては、もう学校が始まっていますね。)
宿題やりましたか?みなさん?
はい。
この「少々お馬鹿度が過ぎるせいか、最近so-netBlog全体でもトップ300を目指すようになっている」このおっさんBlogを読んでいる学生の皆さん!胸に手を当てて、よ〜く考えるように。
「このおバカBlogを読むべきか。夏休みの宿題を追い込むべきか・・・」

は〜い、さっさとディスプレイから目を離しますよ。よい子の皆さんは、机の上のノートに向かいます。
月に一回ぐらいしか更新しないBlogですからね。今日読まなくても大丈夫。明日も読まなくても大丈夫。
思い出したときにちょろっと読むぐらいで大丈夫。
月に一回の更新だから。(ひつこい)

今回のお題は、競技のお話でもないし、車の整備のお話でもないです。
久々の「雑談」。
はい。じゃ、よい子の皆さんは、さっさとここから先は読まずに夏休みの宿題を片付けますよ。

んじゃ、夏休みの宿題は無い、お・と・なの皆さん向けにアダルトな登場人物ばっかり」の雑談を始めましょう。

時間軸は、今年のJOY耐前のお話。
本番前にEP82の整備がほぼ終わって、珍しくのんびり過ごしていた日曜日の夜・・・
夫婦二人で「仲良く」お出かけですよ。ええ。「買い物に行くために車を運転させられてる」とかそういうことを言っちゃいけないんですよ。ええ。

「一つ先の信号を右折したら我が家だ・・・」と思いながら、手前の赤信号で停止。
先頭は古いボルボワゴン・・・かなり古いけど、まあ、EP82と同じぐらいの世代かね。その後ろについて、信号が変わるのを待つ。

信号は青へ。
ボルボが加・・・あれ?カクッて止まった。なんだ?エンスト?

も〜って思いながら、片側二車線を左に避けて走り出す。
次の信号で右折すれば我が家だ。さっさと帰ろう・・・・・・・・・って、大きくUターン。
少々急いでさっきの交差点に戻る。

「あのボルボ、いくら古いっていってもAT車だろ?AT車がエンストするなんて重傷だぞ。この立派な直線路の右側車線で止まっているのは、かなりまずいんじゃないか?」

交差点脇のミニストップに最新鋭カローラを止めてダッシュ!
案の定、あのまま立ち往生していた。若いお父さんがボルボの後ろで必死に手を振ってる。道路の向こうには、家族みんな・・なのか?若いお母さんと男の子二人が立ってる。
「早いな。すぐに脱出したのか?」って、あれ?

なんか、車内に複数の人影が。

「いや、私、そこに止まってる軽のドライバーです。エンストしているみたいだったんで、後ろの人たちに知らせなきゃって思って・・・」
ああ、すごいなあ。左側に寄せた軽自動車の中に家族を乗せておかないで、待避させたんだ。
で、この主役のボルボの人たちは?いったいなにやってるの?

運転席のドアを開けてチェック。
エンジンはかかってる。ラジオもランプ類も全部機能している。
・・・・駆動系か?

ブレーキペダルを踏んだまま、ATセレクターを動かしてみる。
まったく反応無し。ガチャガチャセレクターレバーを動かしてみても、動力がつながらない。

セレクタースイッチトラブル?これはすぐには治らないぞ。って、あの、おじさん、どこに電話かけてるの?
「あ、いつものセールスマンさんに電話してます。」

いや、それ、無理だから。っていうか、今、電話出てるの?ボルボのセールスマン。日曜日の夜遅くだよ?すげえなあ。昭和の歌を思い出しちゃったよ。この瞬間。

「24時間戦えますか?」

リゲインだな。リゲイン飲みながら、猛烈サラリーマンしてるんだよ。滅私奉公しているんだよ。企業戦士なんだよ。死語のオンパレードだ。昭和感満載だ!車も古いし。

おじさんをほっといて、直ちにJAFに連絡。
ここの道路って、まだできあがってから1年も経ってない。たぶん、見つけてもらうのに時間がかかる。
自分の家の住所を告げて、車両の状況を説明する。

電話に出てくれたJAFの男性は、ものすごく冷静だった。
「わかりました。では、周りの安全を確認して、車の中の皆さんをガードレールの先に待避させてください。その後、車両の所有者の方に替わっていただけますか?」
車の中にいた奥様と高校生ぐらいのお兄さんを安全な場所に誘導。

その後、ボルボの後ろで一生懸命手を振ってくれていた若いお父さんと交代。
すごいねえ。パッと車を止めて、後続に知らせてくれるなんて。子供達にとって、「格好いいお父さん」を見せつけちゃったねえ。颯爽と家族みんなで帰っていった。

さて、大変だぞ。これは。
日曜日の夜遅く。車の流れがいい、立派な二車線路の長い長い直線上の右側車線にボルボが故障したまま。

我が妻と二人で一生懸命手を振る。
我が妻が冷静に一言。
「ねえ、車のトランクに三角の光るヤツ、載せてあるんじゃない?」

おおっ!そうだったそうだった。あったねえ。三角停止板。とってきてくれ。

一人で手を思いっきり振っている間にドライバーさんが降りてきた。どうやらJAFのレッカー車がここに向かってくれることになったらしい。

三角停止板を設置。ふう、これで一息つける・・・・いや・・・なんか、ものすごくみんな、この停車中のボルボに近づいてくる。すごい勢いで。
やっぱり手を振り続けないとダメだ。と思ったら・・・信号待ちになった車列のおニイチャンが一言。
「それ、もっと手前に置かないとダメだよ。見えないぜ。」

あ、はいはい。んじゃ、ず〜と先の信号に向けて三角停止板の設置場所を移動。
でも、やっぱり手を振り続ける。

またまた信号待ちの車列から、今度はおっさんが一言。
「発煙筒ないの?今の状態じゃ危ないよ。」

発煙筒?どこにあったっけ?・・・って、あ、我が妻が持ってきた。
「はい。助手席の足下にあったの見てた。」

これって、どうやって使うんだろう・・・あ、いやいや。私はこれの使い方をものすごくよく知ってる。子供の時に。

小さな頃、母親が運転するサニーバンで買い物に行ったときに・・・
車の中で待つのが退屈で、弟と二人、助手席の足下にあった赤い筒を取り出して・・・

「そう。確か、あいつがこの蓋のところのザラザラしたところにこの筒をコスコスしてみたんだ・・・そしたら・・・・」
発煙筒が発火。

90年代初頭のスタジアムでよく見ていたあの色。(というか、ごくごく最近もバカなレッズサポータがやったんだけど。

小学生の時、車の中で発火させた発煙筒は・・・・とてもとてもとてもビックリしたのを覚えてる。
弟からその燃える筒をひったくって、車を飛び出して、近くにあった水たまりにその筒を突っ込んだのに・・・
まったく消えてくれなかった。

「水に突っ込んだ火が全く消えてくれない。」ということがものすごく怖くて、泣いていたことを思い出した。
商店街を歩く大人達がジロジロこっちを見ていて・・・結局、その筒が燃え尽きるまで、どうにもならなかったんだよなあ・・・
あの後、そっと筒の蓋をかぶせて・・・
「お父さん、お母さんに見つかりませんように」って、いつもそのサニーバンを乗るたびに祈ってた。

あれから何十年も経ってしまった。あっという間だったなあ。まさか今日、発煙筒を使うことになるとはね。
え〜と、これ、頭の上で振るんだっけ?

「アッチッチッチ!」(郷ひろみか?)
ええっ!熱い灰が落ちてくるんじゃん。ものすごく熱いよ。なにこれ?
「俺、無理だわ。低温ろうそく使ってもあのプレイ」

ブツブツ言いながら、フイッと振り向くと・・・ドライバーさんが、フリーズして突っ立っていた。
「あの・・・」
「あ?ああ、旦那さんだって、あんなおっきな男の子がいるんだから、奥さんとあんなことしたりこんなことしたり、一生懸命の結果でしょう?」
「はあ・・・でも、発煙筒は使わないと思います。」
「やらないよ!そんなプレイ!火事だよ。火事。危ないから!」
「いやあ、でも、すごいですね。JAFにすぐに連絡取ってくれて。助かりました。よく使われるんですか?」
「ああ、まあ・・・スキー場で、鍵の閉じ込めとかね。去年は、リーフをバッテリー切れさせて救援してもらったりとか。JAFをよく使うなんて、不吉でしょう?どうしてもJAFの会員でないといけないことがあって、いつも会員証を所持しているだけですよ。」
「でも、すごいですねえ。車にも詳しくて・・・」
「あの、すいません。話を遮って。前をしっかり見て、手を大きく振ってください。脇見をしているのは危ない。すごいスピードで走ってくる連中がいますから。この道路はインテリジェントシステムで、速度超過車両は、次の信号で必ずキャッチされるようになっていますけど、それでも踏むヤツがいますから。」

だいたいの車両が、我々が手を振っているのを怪訝そうに見ながら、減速してくれるんだけど・・・
どういうことなんだろう?大形ワンボックス系は、軒並み直前まで突っ込んでくる。
トラックとかでもそんなことはしていないのに。

どうも、困っている我々を驚かせて喜んでいるつもりらしい。
「オマエらのギリギリは、我々競技者にとっては、どうでもいい距離だ。」
ドライバーさんは、時々ビクッてなって、逃げようとするけど、私が全く動かないので仕方なく減速。
で、左側車線を無理矢理開けさせて、割り込ませてから結局信号待ち。っと。

「困ったぞ。この新しい道路は、できたばかりから、NAVIにも載ってない。さっき、私の住所を告げたから、そっちに迎えに行ってみようか。でも、1BOX系が突っ込んでくる状況で、私が離れるわけにいかない。どうしよう・・・」

JAFが来てくれるまでに30分か、40分か・・・ひょっとしたら、もっとかかってしまうかもしれない。
と思ったら・・・さっそうとJAFのレッカー車が登場!
ええっ?速い!まだ20分ぐらいしか経ってないはずだ。一体この場所をどうやって知ったんだ?
「電話いただいたとき、新しい道路でミニストップの交差点で止まっているといったでしょう?あとは住所情報だけでだいたいアタリを付けてきました。」
運転席には、「紙の地図」それもだいぶ使い込んだヤツ。
ひょっとしたら、普段から担当エリアの地形を習得しているのかもなあ・・・すげえや。

でも、このボルボ、FR車両だよ。FF車だったら、レッカーする様子を何度か見たけど・・・動力が全くつながらない後輪駆動車をどうやってレッカーするんだ?
って、手は振り続けていなきゃいけないから、作業を見ることができない。

あっという間に作業が終わってたよ。ほんの数分。マジックか?
Wizardと呼んであげよう。JAFの人よ。

だいぶホッとした。これで道路の上から離れることができる。でも、また問題が一つ。

レッカー車には、大人3人まで。
今回のボルボには、3名乗車+レッカーのドライバーさん1名。

はいはい。わかりましたよ。どこまで引っ張っていくの?奥様とお兄さんはカローラに乗って。

隣町までのレッカーの間、話を聞いてみると・・・
もう20年以上乗って、23万kmを突破しているんだって。

「外車って、そんなに長持ちするんですねえ。私は良く壊れるモノって思っていたんだけど。」
「いえ、ほんとにトラブルはなかったですよ。でも、最近、さすがに危ないかな〜って思って・・・引っ越ししたんですけど、ディーラはそのままにして、いつも半年ごとにそこに点検に出していたんですよね。」
ははあ。どおりで、ものすごく遠い地域のナンバーなんだ。
それにしても、こんな時間に電話に出るボルボのセールスマンっていったい・・・電話されちゃっても、どうにもできなかっただろう?セーフティーローダが空いていれば、回収に来られたかもしれないけど。

「よかったですねえ。無事にレッカーできて。きっと、あの車の寿命が尽きる瞬間をみんなが体験できたんですよ。すごい長い時間、ほんとに良く走ってくれましたねえ。」
「あの車・・・また修理できないですかねえ・・・」
へ?

「あの・・・ほんっとにやめましょう。もう、十分走ったと思いますよ。またボルボにしましょう。きっとまた20年走ってくれますよ。このお兄さんが僕ぐらいの歳になるまで。」
「いやあ・・・あのカクカクした形がすごく良いって言って、ず〜と買い換えなかったんですよね。ダメかなあ。修理。」
「いやいやいやいや、あの当時も”安全のボルボ”でしたけど、21世紀のボルボは、もっとすごいですから。中国資本になっちゃいましたけど、ものすっごく格好いいデザインになりましたし、各種レーダ類がてんこ盛り。ホーミングミサイル付ですから。事故に遭いそうになったら、前方の車両を撃破するんです。
「は?」

あ、あんまり真に受けないでね。ミサイルなんて装備してないから。
いやあ・・・思わぬ「長い日曜日の夜」になっちゃったけど、色々と驚かされたよ。ボルボやJAFに。それに「日本のカーセールスマン」にも。
フルパワーで仕事をやっていたからこそ、この家族もついていったんだねえ。
どうなったかねえ。さすがに伝家の宝刀を引き抜いて、VOLVO V40あたりに押印させたかねえ・・・すごい格好いいボルボを隣町で見かけたら、きっとあの家族かもね。


今日はJAFの表彰式なんだよね [雑談]

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別に自分が表彰されるわけじゃないのにワクワクしすぎて、早く目が覚めた。

。。。。。待ち時間、どうしよう。




タグ:JAF 表彰式

小学校で理科教室をしてきました [雑談]

さて、今日は久々に「全くモータースポーツと関係ない話」です。最初から最後まで。
え?「このBlogって、いつも前半は関係ない話だろ?」とかまあ・・・そう言わずに。

台風が迫る中、朝8時に黒服を着た集団が校門の前に集結。
総勢15名。年齢性別問わず。折りたたみ傘で。遠目から観て・・・・浮きまくってるぞ。諸君。

何をしに来たのかというと・・・
小学校出張理科教室」をしに来ました。グループ全社挙げて同意者を募って。

私?
「賛同者募る!」って社内イントラが掲載されていたのは知っていたけど、試験でキリキリ舞いだったからね。
とりあえず、試験が終わっても、まだ募集していたら・・・募集していた。集まらなかったんだ?ひょっとして。

みんな、「小さな頃の夢」って叶えていますか?

私の小さな頃の夢は・・・「車の設計者になること」
社会人になった後に母親に見せられたことがあるんですよ。「幼稚園で描いていた絵」
ちょっと怖かった。
だって・・・「ただ単に、クレヨンが横方向にスクロールしているだけ。それも分厚くなるまで何重にも重ね塗りされて。」

母親は、「車を書いていたんだって。」と言って見せてくれたけど・・・正直「病んでる?この子?」ってしか思えなかったよ。書いた本人が言うのもなんだけど。
全く覚えていないそれらの構図の絵が、すごくたくさんあったんですよ。よりによって。(ほんとに怖い)

「早く車の運転ができるようになりたい」ってそればっかりだった。
正直、18歳で全部達成しちゃった感が・・・大学は、在学中はなんだかいつもイライラしていた。
「早く社会に出たい。俺はみんなに比べたら出遅れてる。」(陸上部のみんな(工業高校)は就職していたからね。)
大学を卒業する時に、実は、自動車会社から内定をもらうことができていました。
欲を出して、もう一つの自動車会社の試験を受けたところ・・・落ちた。見事に。

その結果を連絡してくれた人に食いついちゃいましたよ。
「私が落ちる理由って、なんですか?」
「う、う〜ん・・・・普通はこういうことは言わないんですよ。聞いてこないし。・・・・困ったなあ。」
と言いながら、その人が教えてくれたのは・・・

「いろいろな能力を分析するためのテストを何度も受けてもらいました。その結果・・・あなたは設計には向いていないと思う。小さな細かなことを繰り返す試験の項目だけ、良くない成績だったんです。」
「・・・・」
「たぶんねえ・・・あなたは設計の人ではないと思う。もう少し、今の希望職種で本当にいいのか、よく考えなさい。」

さてと・・・困っちゃたぞ。その時になって、初めて真剣に「俺、自動車の会社に入りたいって、そればっかりだったけど、ほんとにそれでいいのかな?」ってなってました。
直ちに内定くれた会社には断りの連絡。(才能がない人間が入っても、失礼だと思った。断るのがものすごく大変だった。)

いくらバブルが崩壊した頃(社会的にはその認識はなかった。既に新聞報道は変調を訴えていたけど。)といっても、夏が終わる頃になって、内定が1社も無いってちょっと・・・

大学4年生の時には、学校に行ってなくて、ある国の機関で研究をやっていた。
その研究室の先生に相談。
「う〜ん・・・私も学校を卒業する時にヘリコプターの操縦士になりたくて、そっちを受けたんだよね。残念ながら今は、大学で研究やってるけど。」
「さて、いよいよ真剣に就職を考える気になったかい。夏前に納税者の皆さん向けにこの施設を開放しただろう?その時の君の説明の仕方が、すごくわかりやすかったから、感心したんだよ。車の設計やりたいって言っていたから、黙っていたけど、本当はモノを売ったりする方があってるんじゃないかな。」

モノ売り?営業?俺が?

まいったなあ・・・って思いながら、大学の就職担当の教授の部屋へ・・・(おじいさん先生で、正直ものすごくつまらない授業たった記憶しかない。できればこの部屋自体も近づきたくなかった。)

一通りこれまでの経過を説明し終わった後、そのおじいさん先生が言ったのは・・・
「う〜ん。君にぴったりの会社があるよ。ほら。」
ほら。って・・・・それ、山積みの会社案内の一番上にあったものをたまたま私に出しただけでしょ。なに言っちゃってるのよ。

その会社案内の表紙に書かれていた企業ロゴ・・・見たことある。小さな頃から。
実家は電気工事業で、それらの業界ではよく使われる会社のロゴだった。

「まあ、このロゴだったら知ってるし、受けてみるか。」
そのまま早・・・19年ですか?
その次の春。
普段、SKYLINEで通学していた道の脇にあって、「ぼろい工場だなあ。」って思っていた会社の工場が・・・
まさか新入社員研修で派遣された親会社の基幹工場だって知って、めまいがしそうだったのを覚えてる。

入社したその会社は・・・正直、新入社員でもあまり褒められた状況じゃないのがわかる状態だった。
3年目・・・だったかなあ・・・真っ昼間に「こんな会社、辞めてやる!」って、机に蹴りを入れてそのまま飛び出しちゃったんだよね。

応対したお客様にものすっごく怒られたのだ。どうも年上の方々が無礼な応対をしたらしい。我慢がならなくて、再び電話をかけてきたそのお客様の応対を私が受け持ってしまったのだ。

駅まで帰る私をその当時の部長が追いかけてきて、止めようとしたけど・・・
「4日間寝てないんだよ。頼むから寝かせてくれ。男も女もバカばっかりだ!」
そのまま2週間・・・以上かな。会社に行かなかった。

ただ、最近自分自身で感じるのは・・・あの当時「バカなおじさん」って思っていた人に自分も近づいちゃっているんじゃないかな。って・・・
電話の応対の仕方に端的に出てしまっているって、自分でわかる時があるんです。
歳をとるって・・・なんか、雑になるんだね。きっと。
「あの時、そのまま自動車会社に就職していたら・・・」って?
考えない考えない。実は、その2社とも、この長い年月の間にいろいろと大変なことになっていて・・・
正直、「あの時、就職できてしまっていたらどうなっていたんだろう。」って考えることはあるけど。

そんな事を考えていた時に今回の「出張理科教室、講師募集!」の掲示を見たんです。
「人にモノを教える」っていうことに対して、リセットがかけられるかな。って思って。
それと、「会社のロゴ」って小さな頃から見たモノを覚えてくれるんじゃないかなあ。って期待して。

さて、黒服の15名が、台風が近づく小学校に集結して・・・そのまま理科教室に直行。
ただちに授業開始。
え〜と・・・すごくギュウギュウ詰め。これで・・・5年生全員なの?僕らの時代の・・・2クラス分にも満たないんだなあ。

この理科教室でなにをやるかというと・・・「事前に参加者は、自分で組み立ててみるように」ということで、送られてきていました。「手作りモーターキット」
前日にちゃんと予習しておきましたよ。ええ。

え〜と、ビニール袋から取り出すのは、
1)乾電池2本
2)ニクロム線2本
3)電線2本
4)クリップ2コ
5)磁石1コ
6)消しゴム1コ
7)まな板1コ
8)紙やすり1枚
・・・・・これでモータ?
・・・・・作れたっけ?いやいや国家資格を持っているんだから、この道具を見ただけで、「フレミングの左手の法則」を解説できないと。


やってみましたよ。自分で。会社の机で。終電間際に。
・・・・ウゴカナ〜イ。果てしなく動かないぞ。これ。
・・・・どうしよう?今、子供たちに一個づつ配られている同じキットも動かなかったら。ドキドキドキドキ・・

作業をやっていて気がついたのは、みんな「ちょっとでも待ち時間があると飽きちゃう。」んですね。
他の子が終わるのを待っていると、遊び始めちゃう。磁石使って。(すごい発想なんだけどね。)
それと・・・どうも「カッター」って道具を使うのが初めてって子が・・・いるみたい。歯の方じゃなくて、逆を当てて、消しゴムを切ろうとしてる。それも複数の子が。????

あと、ついつい「大人の考え」を押しつけちゃうんですね。なにか指示を出したりする時に。
「15mm切るんだよ。」ということを「15ミリ切って。」と言ってしまって、みんな(私の担当は4名)???
しばらくこちらがよくわかってなかったです。
みんなでなんか・・・「ねえ、15ミリって、1.5cmのこと?」ってボソボソ。
あ〜・・・・そういえばそうだったよ。学校って、mとcmの世界だった。社会に出てからだったよ。mm単位で話をするようになったのは。
そういえば、デシリットルなんて単位も習ったっけ。小学校で。(絶対社会で使わない。)

よしっ!全員電線を繋ぐところまでできた?
じゃ、電線を乾電池に付けてみよう。コイルのところが廻るよ!

・・マワラナ〜イ。全員
ど、どどどど〜しよう!
一人づつ、ニクロム線への紙やすり作業を再度指示。私が直接手を出しちゃいけない。
みんな次々に廻り始めて・・・・
「ヨッシャアアアアア〜!」
(キョウシツデオオゴエヲダサナイデクダサイ。)


あれ?一人だけまだ動かない。う〜んう〜ん・・・イヤイヤ待て待て、このコイルの両端をちょうどクリップの円の真ん中に・・・・
男の子が一言。
「人生、諦めが肝心だよ」

いか〜ん!

「諦めちゃったら、そこでおしまいなの。」
「おしまいでもいいよ。こんなの。あ〜あ。」

まだいじっていて・・・ほら、ちょっと初めに手で動かしてあげると・・・ほらっ!動いた!やったぜ!
下を向いたまま・・・あ、はいはい。わかった。喜んでいる訳ね。素直じゃないな。チミ。
おっと、名刺入れが落ちた。あ、拾ってくれてありがとう。
「名刺ちょうだい。」
え?俺の名刺?いやいや、もっといいものをあげよう。ほら、我が社の企業ロゴシールだよ。いいだろう?さ、これをこのまな板に・・・
(頭をブンブン)
「いや、そんなにこのシールを全否定されちゃうと・・・今日の任務はこの企業ロゴが夢に出てくるように・・ってことなのに。そんなに俺の名刺?」

あげました。私の名刺。そんなに喜ばれちゃっても・・・
20年後ぐらいに価値が出るかもね。

5分で片付けをして、次は6年生の授業。
・・・少子化をひしひしと感じるよ。さっきよりもさらに人数が少ない。俺たちの時代の・・・1クラス分?

1年違うだけなのに全然違う。
待ち時間に遊んじゃう子はいないし。
ただ、「あっ。ちょっとまずいかも」って思ったのは・・・
黒板の前で講師がPowerPointの描画を「はい。これを見て〜」っていうと、「手元の配布資料」を見ちゃうんですよ。全員。

あ〜・・・このあたりが「人前で説明ができない日本人」を生み出しちゃうんだと思う。
たぶん、「手元の資料と全く同じモノ」が普段、PowerPoint資料で描画されることに慣れちゃっているんですよ。
大人になって、それをやっていると寝ちゃうんだよねえ。聞いてる方が。全くダメだ。それでは。

作業の進捗自体は、もう全然違う。さっきまで汗をかいて「なんとか全員動くように」ってやっていたのがウソみたい。
さ、それじゃ、みんな乾電池に電線を付けて〜

・・動かないぞ。全員。

またかよ!
一人一人手直し。自分で作業するんだ。よ〜しよし。全員廻ったね。よかったよかった。
って思っていたら、男の子がまな板の裏を差し出してきて・・・
「サインください。」

へ?
え〜と、じゃ、ウチの会社名と私の名前を署名・・・
「こういうのじゃないんだよな〜。もっと崩したやつがいい。」
えええええええ〜!

おじさん、確かに昔、書道をやっていてよく、「芸術的な手書き文字ですね。」(ようは汚い。)って言われるけど・・・はい。墨汁と筆を用意して。あ、無理?

無理矢理「芸能人のサイン」っぽくしましたよ。自分の署名。
練習しとくんだったあああ〜。サイン。
ってみんながぞろぞろ並び始めちゃって。やめてくれええええ〜。
しかも握手求められるし。
なに?これ?「新版作家のサイン会場」みたいなノリは。

「やったあああ〜宝物だよ。俺、こうやって家に飾っておく!」
あ、いやいや。チミ。それはちょっと・・・・私の任務は表面に貼られた企業ロゴを見て、家族みんなの夢の中に出てくることなのよね。そのロゴが。(呪いの企業ロゴ?)
私のその場で作ったサインが家に掲げられてもなあ・・・

他のメンバーも「いやあ、時代なんだね。私なんてハグされたよ。」ってなんだか喜んでいた。

さっきから児童以外に大人がたくさん混じっているなあとは思っていたけど・・・
学校開放日で、親御さんや地域の教育委員会の方々まで一緒に参加していたんだって。なんだかこの地域で初めての体験だったらしい。
さっきまで手伝ってもらっていた女性は・・てっきり学校の先生かと思ったら、私の担当した女の子のお母さんだった。
いやあ、だいぶ助けてもらっちゃった。

みんなにすごく感謝されてしまって、学校を後にする。
あ、みんな会社に戻るの?親会社のあのでかいビルに。
すごいねえ。そんなことしたら、たぶん自宅に帰れないよ。んじゃ、私はまっすぐ家に帰っちゃうから。
地下鉄の駅から連絡。
「学校訪問終わりましたあああああ〜。今、風と雨がすごくって。あ、傘がああああああ〜(ブッツーツー)

あ、2時間後ぐらいですか。
なんだか大変な状況がTVに映し出されてましたね。
私、自宅でミカン食べながら、その様子を見ていました。
「会社に戻った連中、これで缶詰だな。ケッケッケ。」(邪悪)

2011年3月13日(日)首都圏の鉄道運行状況 [雑談]

P1180217.JPG

おはようございます。今、兵庫県に向かう新幹線N700の車内です。
食品工場の全停電定期点検に向かっています。大変大きな災害が発生していますが、自分の任務はこなさないといけません。3月10日は、仙台市泉中央駅周辺で仕事を一日していました。地域の皆さんのことを考えると非常に心苦しいです。

今日は車の話は無しです。
今自分にできることは。。。。任務の遂行と自分の周りで起きていることを伝えること。それと節電ぐらいです。
被災地の皆さんには大変申し訳ありませんが、明日から「日常」が始まります。
「生かされた人たち」、無事でいられる人たちすべてが、デマ等に流されず、自分自身がすべきことをこなしていくことが、できるだけ早い復興につながると思います。

明日からの「日常」に備え、3月13日始発時点での私が体験した交通状況をお知らせします。
新幹線は、東北地区へ延びている3つの路線すべてが完全に運休しています。
上越新幹線、長野新幹線は運行されています。東京駅にも回送列車が入ってきています。

通勤線については、京浜東北線は、「ダイヤに乱れ」と表示はされていましたが、問題なく乗り換えができました。
JR武蔵野線は、京葉線への直通運転を取りやめています。
また、JR常磐線は「快速は3割から5割の運行状況」と繰り返し放送が入っていましたが、結局、列車はやってきませんでした。各駅列車にそのまま乗り続けた方が正解です。

筑波エキスプレス(TX)については、始発から運行をしようとしていたようですが。。。
筑波方面は、運休区間があり、秋葉原方面については、結局。。。。列車がやってきませんでした。
ダイヤに乱れが発生しているだけで、なんとか本日は運行しようとしているようです。

JR東海、山陽新幹線は、ダイヤ通りに正確に運行されています。このN700も全く問題なく西に向かっています。

日本は、ここ数年(というよりも私が就職してからずっと)暗い話題が続いており、今また重大な危機を迎えています。
それでも。。。それでも私は、日本人であることに誇りを持ちたいです。
外人たちと仕事をすることが非常に増えましたが、今回の大惨事の現状において、他国のような状況(暴動等)に陥ってないです。

胸を張りたい。

現地はきっと絶望的な状況であるのにも関わらず、「自分さえよければいい」と考えずに皆が行動していることを外の国々に対して、誇りたいです。

希望という言葉は、永遠に死なない。

自分の身に災いが降り掛かっても、それでも前に進まなきゃならない。
生きることはつらいことなんです。でも、くれぐれも「間違った判断」はしないように。
自分の進路を決めるのは、ほかの誰でもない。自分自身だ。それが天災であっても。

私は、私ができることをこなします。まず、今日、無事に食品工場を立ち上げること。
皆さんもどうかしっかり前を向いて歩いてください。

天然温泉 平和島に行ってきました! [雑談]

 

ふい〜・・・年が明けちゃいましたねえ・・・既に2週間経過。ああ、月日が経つのが早い。
あ、今更ですけど、今年もよろしくお願いします。
EP82のエンジンは・・・昨日、”バルブすりあわせ”なる作業をやっていたんですけど、
全然うまくいかなくて、帰ってくるなり、さっさと寝てました。
いやあもう・・・仕上がるのかな?これ。

だもんで、今回は気分を変えて「車とは全然関係ない話」行きましょう。久々に。
まだしば〜らく、このBlogは「エンジンの部品ばっかり」掲載される状況ですから、いったん息抜きです。
今回のお題は、年始ですからね。「新年会」ですよ。新年会。
つい先日、成人式を終えた読者諸君!刮目して記事をよく読むように。
今はピチピチの君たちも、20年後にはこうなるんだシリーズ」(え?シリーズ化?)行くぞ!

事の発端は、「バラした4E-FEエンジンの部品をジャブジャブ水で洗ってた」暑い夏の時期までさかのぼるんですよ。

あの夜は・・・・煙モクモクの焼き鳥屋さんに部署の皆さん全員で集合。
おっさんの集団ですからねえ・・・そんなにいっぱい、焼き鳥をコースで出されても・・・誰だよ、この企画立てたの。

「食べ物を残しちゃいけねえ。みんな義務だ。全部食べろ。」
10人以上のおじさんたちがモクモクモクモク・・・・一番偉い人から飽きてきたらしい。

「あのさあ・・・ほんとは、みんなとただの飲み会じゃなくて、風呂に入ったり、広いところで飲み会を開きたいんだよ。」
「はあ・・・・」
「じゃ、年末年始は、よろしくな。」

その瞬間、全員が私の方を見て・・・・「え?オレ?俺がセッティングするの?」
「決まっているだろう。君が一番下なんだから。」
「いや、一番年下って・・・あいつだって、俺と同じ歳・・・・」
「あっちは、君と違って最終試験にも受かっているからな。本来なら、おいそれと口もきけない立場だよ」
「・・・今日の場所を立案したあいつでいいじゃん(仕事をやらないやつの方が、こういうの得意だろ)」
「なんか言ったか?」

ふい〜・・・大変大変。っていうか、すっとぼけちゃおう
数ヶ月経って・・・・ある会議の席上で再びこの話が・・・・今度はなんか、みんな期待(?)で、
目がキラキラしてる。
おっさん共が・・・・そんな濁った目で、僕を見ないで!

仕方がない・・・・調査を始めるか。物忘れが激しいお年頃の集団だと思ったが、意外にしぶとかったな。ちっ。

え〜と、思い出してみると、条件が
1)温泉に入れるところ。
2)大きな広い場所で、宴会ができること。か。
もうちょっと追記すると、
3)会社の帰りに寄ることができること。
4)場合によっては、そのまま泊まれること。

都心から・・そんなところ、あるのか?なんかすごく壮大なことを言ったんじゃねえか?あのおっさん。
え〜と・・・なんだか、「大江戸温泉物語」とか言ってたな。どんな感じ?

会社の人に聞いて回ると・・・実際、「ほぼ」要求を満たすらしい。
ただ・・・「万が一泊まることになっちゃった場合」を想定すると・・・もはや、年末年始はいっぱい。

それじゃあ・・・・旅行業者のところに「温泉旅館パンフレットがあるから、全部略奪&分析。
神奈川県に行けば、いろいろと「温泉旅館」がある。んじゃ、その方向で・・・・後日報告書提出。
「小田原方面か、湯河原であれば、ご要求を満たすことができます。ただし・・・・」
「平日の終業後だと、現地到着が・・・特に特急とかが出ているわけでもないので、21時を過ぎてしまいます。少々、宿泊施設の皆さんにご迷惑をおかけしてしまうかと・・・」
「まじめだなあ。君は。そんなの理由を付けて、みんなで午後にでも会社を出てしまえば良いんだよ。」
「シ〜!なにデカイ声で変なこと言ってんですか!」

実話ですよ。実話。このやりとり。これで取締役なんだもんな〜。まったくも〜。
まあ、日々全力で仕事をしている人だから、周りの人も「アッハッハ〜。」で終わっちゃうんだけどね。
いくら取締役様でも、私の企画・立案で”ユルい”のは、許されないんですよ。別の案を調査開始。

んじゃ、埼玉県熊谷市「四季の油」じゃなかった「四季の湯温泉」ヘリテイジリゾートならどうだ!決まりでしょう?
「全員、終業後東京駅から新幹線に乗って出発。宴会終了後、宿泊してもらって、翌日は帰りたい人は帰る。ゴルフしたい人は、ゴルフをする案です。」
「う〜ん・・・・別にゴルフはなあ・・・・いつもしてるし。」
・・・・・しばらくほっとこう。え〜と・・・まあ、オプションで・・・水月ホテル鴎外荘を提示。え?これだと高い?も〜・・・・

ホントにしばらくほっときながらも、いろいろとウオッチしていると・・・・
これで決まりだあ!有無は言わせねえ。先に全員分の予約を確保。案内状(実際は強制参加状)を配布!
「え?もう、予約入れちゃったの?だってみんなの予定が・・・」
「その日は16時から全員出席の会議です。会議終了後、強制連行します」
「・・・・ここ・・・聞いたこと無いけど、行ったことあるの?」
「ぜんっぜん無いです。みんなと一緒になって、現地に到着するまでに迷子になりそうです。」

ホントに迷子になりました。平和島駅を出たところで。無料バスの停留所がわからない。
みんなで手分けをして捜索。近くの酒屋さんにお話を聞くと・・・・
「平和島競艇に行くバス?いやあ・・・こっち側じゃないんじゃないかなあ・・・開催日にはさあ、あっちの方で人だかりがしてるよ。あんたが競艇やるの?こんな時間に?」
いやん。そんなにジロジロ見ないで。おじさん

やっとこさ現地到着。「BIG FUN平和島」っていうんだね。施設全体の名称。
なんか・・・すごいなあ・・・ゲームセンターとか、ボウリングだけじゃなくて、買い物もできるようになってる

じゃ、早速みんなで温泉に・・・
「いんやあ・・・年寄りには応えるよ。温泉。これから家に帰ることを考えるとなあ・・・風邪ひいちゃう。」
なんだよ。みんな。この企画の土台を真っ向否定かよ。最初から。

仕方なく、宴会の会場(まる和さん)で、なんか別会計で一杯呑んでて。ってあれ?え?ここの温泉場を出ちゃうと、再入場できないの?

1Fの温泉施設と2Fの飲食店街は、完全に別の出入り口になっちゃっているのだ。う〜ん・・・
温泉に入った後だと、1F側のロッカーに荷物を置いたまま、2Fに行かせてくれるらしい。

「みんな、ほんっとに温泉は入れなくなっちゃうけど、いい?」
「大丈夫。気にせず温泉浸かってきな。勝手にやってるから。」

肝心の温泉施設は・・・・ものすっごく広いわけでもないけど、あんまりお客さんもいなくて(不吉?)のんびりできた。
ホントの温泉です。知らなかった。東京都心のこんな近くに「本物の温泉」が出る施設があったんだね。なんだか・・・しょっぱいのは海の近くだから?

まあまあのんびりして、2Fの「まる和」さんに急ぐと・・・
小さな別のお座敷を用意してもらって、お風呂に入らなかったメンバーは・・・何でそんなに顔が赤くなってるんだ?既に。
施設の皆さんありがとう。も〜・・・すいません。人間歳をとるとワガママになりがちで。

広いテーブル2つ(畳作り)に全員が移動して始まった宴会は・・・・なんかも〜大変大変!スタートからでっかい「舟盛り」が出てきちゃって、みんな驚き!
その後は、豚しゃぶをみんなで食べながら・・・・失敗だったかも。豚しゃぶ、おじさんたちには量が多すぎた。
なんとか、残さないようにがんばる・・・あ、君も食べて。新婚さんなんだから。力つけないと。これから家に帰って、旦那さんとがんばるんだろ?

「新婚って言っても・・・・つきあって10年以上ですからねえ・・・もうトキメキなんて無いですよ。
なんかただれてるって感じ?」
全員「・・・・・」(ほんとに)

うら若き女性が、そんな言葉を使っちゃいけない!ほ、ほら、まず呑んで。好きだろう?日本酒。」
なんか大慌てで、事務の女性をフォローしているおじさん達を見ながらボケ〜としてました。
(新婚さんでもハチミツみたいな甘ったるい生活をしている訳じゃないんだ。みんな)

「おいっ!お前もなんか言ってやれ。このメンバーの中で一番歳が近いんだから。」
いや・・・歳が近いって言われても・・・だいぶ・・・え〜と・・・・
ハチミツは、いろいろなプレイで使うと、かぶれちゃうからね。

なんか・・・お酒も入って、全員盛り上がっていたハズなんですけどね。なんかみんな・・・・
「は?今、なんか変なこと聞いたみたいな・・・」って、そんな静かにならないでよ。やだな〜も〜。
お年寄りには刺激が強かったか。まだまだだな私も。いかんいかん。

結局、ものすごくがんばったんだけど、豚しゃぶは食べきれなくて・・・ホントに申し訳ない。
温泉に入って、おなかいっぱいご飯を食べた会計結果は・・・・
豚しゃぶコース(舟盛り&飲み放題オプション付き)で、5,480円/一人でした!
え?普通・・・っていうか高い?違う違う。これで、「温泉に入る費用も込み込み
んじゃ、この後、羽田空港から出張に行く人は、温泉施設側で寝てもらって・・・はい、各自解散。明日、ちゃんと出社するように。って、ん?なに?この紙の束。

中を見ると・・・「舟券」ってなってる。サービスでくれました。「舟券」
・・・はい。じゃ、みんなに3枚づつ。各自当たっているか調べるように。

・・・即座に全部私の手元に戻ってきました。おじさん達は、調べるのがめんどくさいらしい。ふう・・・
後日、よ〜くチェックしてみましたよ。少しわかりました。競艇。
当たってましたよ!1枚!
30枚購入すると1枚当たる確率のようです。
当たった金額は・・・940円
これ、換金ってどこで・・・・え?結局、この平和島競艇とか、「競艇の現場」に来ないとダメなの?
・・・換金・・・たぶん、交通費代の方が高いような気がする。
なんだよう・・・

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街宣車をドライブしました [雑談]

nigataair.gif[選挙カー] ブログ村キーワード

ヘルメットをかぶる。
オープンタイプのヘルメットは初めてだから、変な感じだ。
インカムの動作をチェック
ものすごい騒音の中だから、隣の人との会話もこの無線機を使わないと行うことができない。
コ・ドライバーからの音声が流れてくる。

「ガッ!おはようございます。今回、ドライバー選定までに時間がなかった為、
レッキ無しでの本番になります。SSの設定は3ヶ所。ご心配なく。
本日のレグ1をこなしていただけば、明日のレグ2もほぼ同じコースですから、すぐに慣れると思います。」
「ペナ設定(ペナルティ)は?」
「TCに対して、1分の早着・遅刻とも・・・・まあ、結果に重大な影響を与えるでしょう。
たくさんの人たちが集まっているんですから。」
「・・・・」

たくさんの人たちが車の周りで作業をしている。
「8時まであと1分!」

キーを回す。車内に搭載された電子機器の作動をチェック。

インジケーター・オールグリーン。
エンジンスタート。静かにスタート位置につける。

「スタート10秒前・・・カウントダウン開始5・4・3・2・1 スタート!」

地元の皆様!朝からお騒がせしております!市議会議員候補 新人の○○です!

何をやっているかというとですね。「市議会選挙候補の選挙宣伝車のドライブ」なんです。
ご近所のおじさんが立候補されたんですよ。
立候補したのはいいんだけど、選挙宣伝車をドライブしてくれる人がいないんだって。
仕方がないので、平日に会社を休んで二日間手伝うことにしました。
まあ、なかなか得難い経験ですからね。街宣車のドライブなんて。一生に一度の経験かも。記録に残しておこう。

え?と、まず駅に向かうのね。はいはい。

車を降りて、いつも自分が歩いている駅の歩道で皆さんに挨拶。
みんな、急ぎ足で駅に向かってる。何だか変な気分だ。自分も本当なら、今日あそこにいたはずなのに。
・・・・すぐに飽きた。だって、旗を持って頭を下げてるだけなんだもん。
見てると、他の候補者も同じようなことしかしてない。

「ちょっと!旗を隣の候補者の方に向けて振らない!」
「この旗、ちっちゃいんですよね。埼スタでぶん回してるデカ旗持ってきてもいいっすか。」
「いや、いいから。確かに旗の大きさに制限はないけど。」
「知ってます?今年のACLで鹿島がPKで負けたの。あれ、オレらに言わせれば、サポーターがなってないんですよ。ゴール裏であんなちんたら振ってたらシューターに威圧できないよ。負けたくないときは、思いっきり振る!ウラウラ?!!!あっち行け!
「サッカー談議はいいから。ちょっとおおお?!旗をそっちに向かって振らない!」

ちっ。新人候補なんだから、打てる手は全部打たないと。手段を選ばす。(いいのか?)

駅前が終わったら、いよいよ本番。地域を大声量で走り回る。
といっても、みんな選挙の期間は、その声に辟易してしまうかもしれないけど、実は結構車内は大変なのだ。
ビルとかマンション群の中では、音が反響して「何を話しているのかわからない」状態になるそうで、
音量を落としたり、候補者(男性)と呼びかけの人(女性)でも音量を変えたりと結構忙しい。
ま、私はコ・ドライバーに言われた通りにドライブするだけなんですけどね。
ただねえ・・・コ・ドライバーがおば・・・じゃなかった。お姉さまの指示通り走っていると・・・・
大通りの道しか指示されない。
後ろの車が気になって、地域を結構なスピードで駆け抜けることになっちゃう。ダメじゃん。それじゃ。
んじゃ、そっちを左ね。
「ちょ、ちょっと無理!あ、そんな狭いところ。あんっ[ハート]
「あ?大丈夫大丈夫。筑波組は両サイド20mmあれば突っ込んできますよ。狭いところ突っ込むの得意なんだから。ウエッヘッヘ。」

まあ、二日間に渡ってドライブしたんですけどね。あとで、「選挙期間中、一番チャレンジャーな道を走ったドライバー。」って言われました。チャレンジしすぎて、「あと1m向こうに行ったら選挙区域外」ってところまで入り込んでいました。あ?危ない。

さて、「SS」区間に到着。時間指定通りにチェックポイントに到着して、車を降りる。
大きなスピーカーを私が抱えて歩き始める。数kmに渡って候補者と一緒に地域を歩くのだ。
引退されることになっているベテラン市議会議員のおば様が一緒に歩いて指導してくれた。
歩いている間は、上にスピーカーを向けて、止まって聞いてもらいたい人がいるときは、水平にするんだって。

途中、すごくたくさんの人たちが集まっていて、街頭演説が始まる。
力いっぱい演説を行って・・・・最後は候補者のおじさんが、集まってくれた人たち一人一人に握手をして回る。
んじゃ、おばちゃんの手を取って私も握手。
「貴女に来てもらえると投票所が華やぐな。」

「あなたが握手しなくてもいい。ひざまつかない。微笑まなくていいから!」
「え?、私に微笑みかけられて、すごく喜んでいましたよ。」
「気のせいだから。激しく気のせいだから。下手するとセクハラっていわれちゃう年齢だからね。気をつけて。」
・・・・そんなはっきり言わなくても。

面白いのは、人がたくさん集まるところに子供たちもたくさん集まるんですよ。
別に「お母さんに連れられてきた」って感じじゃなくて、友達同士とか。
すごく不思議。この候補者のおじさんは・・・なんというか、ほら、皆さんの会社にいるでしょ。
「疲れちゃった課長さん。」って感じのおじさん。まさしくそんな感じなんですよ。
「大丈夫かなあ。この人。なんで市議会選挙に出てみようなんて思っちゃったんだろ。」ってずっと思っていたんですけど・・・
なんか、子供たちがわらわら集まってくる演説に同行しているうちに「子供が引き寄せられるような不思議な魅力があるのか?このおじさんに」って思うようになっていました。

どうします?実はほほ笑ましい風景なのに、子供たちは、「夏休みの宿題になっているから観察しよう」って思っていたかも。
たぶん、夏休み明けに学校に提出される宿題は
「市議会選挙における税金の使い方について」
「街頭演説の内容と選挙結果の相関関係についての考察」
とかって論文なんだな。きっと。怖えぜ最近の小学生は。

選挙期間中の途中で私の任務は終了。
明日はダートトライアルの手伝いに行かなきゃいけないんだ。
不在者投票をしておかないとね。

皆さん、「二日間手伝ったんだから、なんかもらえたんだろ?」って思いますか?
全然。ぜ?んぜんなんにもありません。なんたって会社を辞めた新人候補さんだからね。そんな余裕はありません。
せいぜい活動中に着ていたポロシャツかなあ。ユニクロ製の。あ、これ、着たまんまだけど、下手すると返さなきゃいけないのかも。
まあ、目に見える実利は何もなかったけど、得がたい経験をしましたよ。ベテラン議員さんの話のうまさとかね。
驚きますね。「自然とその人の話を聞いてしまう。」話し方ってあるんですね。さすがと思いました。
すぐにはできないだろうけど、真似をしてみよう。

な?んて事を考えながら、バスを乗り継いで市役所に行ってですね。不在者投票を完了。
帰りは・・・・炎天下を4kmほど歩いて帰りました。だって、市役所から戻る方向のバスが「土日は市役所がお休みの為」まったく運用されていないんだもん。
直射日光ビームの中、選挙運動車が脇を通りすぎる舗装路をテクテク。
「そうか。選挙に参加する。ってことはこういうことなんだな。」って思いました。
大きな市なのに不在者投票ができる場所がたった2ヶ所なんておかしいよ。今まで気にも留めなかった。
今回、たまたま選挙活動を手伝ったから、初めて不在者投票ってのまでやってみようと思ったけど。
普段だったら、投票にも行かなかったかも。面倒くさいからね。

一番良くないことは、「投票をしない」こと。
「だって、入れたい人がいないもん。」
「政治家なんてみんな信じられない。」なんてうそぶいて投票に行かない?
僕たち平民が「投票権」というものを先人達の戦いの結果、手に入れられるようになってからまだ1世紀もたってない。
特に女性の参政権が認められたのは、前大戦の後のこと。

これから先、なにかおかしなことが起きても、「投票に行かなかった」自分たちには、誰かを非難する権利すら自ら放棄してしまったことになる。

選挙に行こう。
無理に誰かを選んで投票をする必要なんてない。堂々と「白票」を投票箱に投じればいい。

あ、ちなみに選挙活動を手伝った近所のおじさんは、ちゃんと当選しました。当選順位は真ん中ぐらいだったけどね。
「みんなの会社にいる疲れた課長さん」から「議員様」に大出世ですよ。
これから数年にわたり、我々運動員の下僕としてコキ使ってやりますぜえ。ふえ?っへっへ(心の叫び)
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