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自転車の耐久レースってヤツを手伝ってきました [雑談]


はいはい。今回も雑談ですよ。ものの見事に「月イチ」更新になりつつあります。このBlog。
ついにSo-net Blog全体でTOP100に迫りつつあるのに・・・すまないねえ・・・みんな。

今回のお題は、「自転車
2020年のオリンピックでも、確実に競技に組み込まれているであろう「ロードレース」系のお話です。

いつもの筑波サーキットに朝6時集合。
iriguchi2.jpg

様子が違うのは・・・コース前に延々とたくさんの荷物を持った人たちが並んでいること。
・・・・・・てっきり、6時半とかにはゲートオープンになるのかと思ったら・・・7時だって。
おいおい・・・飽きちゃうよ。
周りの人たちに話を聞いてみると・・・
「なんかさあ・・・お祭りって感じじゃなくなってるよなあ・・・全員本気モードで。」
「もっとさあ、前は溢れるぐらいだったんだよ。朝6時から。」
へ?
十分すごい人数が揃っていると思うけど。自転車をぞろぞろ引き連れて。

いったい何をしに来ているのかというと・・・
実はここにいる自分が、全く状況がよくわかっていない。
会社の関係者(&取引先)から「筑波サーキット良く行くんだろ?自転車の耐久レースに出るから、手伝ってくれ。」

それだけ言われて集合。朝6時に。
数週間前に「エントリー表」なるものを記入するように言われて、書き込み始めたところでストップ。
「これ、選手登録の欄じゃん。やらないよ。自転車そのものを持ってないし。」
「そんなこと言うなよ。なっ!自転車は貸してやるから。」
「やだよ。全員選手じゃうまく廻らないよ。ピットボードを出す係は俺がやる。心置きなく、みんな筑波サーキットをぐるぐる走ってくれ。」
危なかった。危うく騙されるところだったぜ。

非常に歴史がある大会なんだそうです。筑波8時間耐久レース。台数が少なくなってきているといっても、今回も200チーム以上が出走。

7時開門。
みんな、ピットタワー周辺に急ぐ。
単に自転車と着替えだけ持っていけば良いんだと思っていたんだけど・・・なんだ?この荷物の多さは。

先着順で、パドックにはテントが作られ始めていて・・・ああ、テントと椅子なのね。
で、その場所取りで、とにかく6時には並んでいないとダメなんだ。
みんな朝早くから元気だねえ・・・

受付終了後、全員着替えて(ピチピチウエア。わかる?)、背中にゼッケンを取り付けていく。
その間に「予選」なるものが開催されていたんだけど・・・どうやらそれは、有力チームだけが出るらしい。

その間に私は、全員の自転車を整頓。
2チーム出走で、合計11名ってことだけど・・・それぞれのメンバーが持ってきた自転車を持ち上げてみると・・
なんだかだいぶ重さに違いがある。

・・・・この軽いヤツ、全くフレームに溶接の痕がないけど・・・ひょっとしてカーボン製?
「あ、うん。それ、60万円するからね。扱い気をつけて。」
ええええええ〜!
俺達のEP82より全然高いじゃん!ものすっごくびっくり。
「いや、60万ぐらいで驚いてたらダメだよ。普通だから。速いチームの車両はもっと高いから、本当に触ったりしないでね。変なトラブルに巻き込まれないように。」
「はあ。」

ただの自転車じゃなかった。どうも、かなり気を気を遣った一日になるらしい。
どんな感じに気を遣うかというと・・・
start.jpg

どうわああああ〜って、壮観な眺めです。60万円×200台超。
普通の車のレースと同様、フラッグが振られると同時にスタート開始!って思っていたんですけど、違いました。
バイクで今でも行われている「ル・マン」式スタートでした。

1周をして、ホームストレートに戻ってきたときにものすごく衝撃を受けてしまった。
「速い!ほんとに自転車なのか?」

計測してみると1周2分40秒・・・を切ってきてる。想像していたよりも全然速い!
「なんだこいつら?こんなスピードで8時間も走り続けるのか?」
「ああ、トップチームは、自転車専門じゃない人たちが多いんだよ。トライアスロンチームがトレーニングの一環で出てくるんだ。”今日は自転車だけだから楽”とか言ってるんじゃないかな。」

ちょっと忙しくなってきた。
2台を走らせているから、最初は、それぞれの車両にLAPタイムを掲示しようと思ったんだけど・・・無理!
2台にスピード差がありすぎて、1人ではウオッチを押すことができない。
さっさと諦めて、「残り周回数をそれぞれの車両に掲示する」ことに集中する。

ピットボードは手作り。(忙しくて写真がとにかく全然撮れなかったんだよ。一日。すまん。)
ポスターぐらいの大きさのプラスチックボードに大きく「5」とか「4」って書いたものを複数枚準備。

ピットロードに立つまで、出走メンバーが言っていることの意味がわからなかったんだけど、これは大変だ。
1)200チーム以上がコースに向かってボード掲示をしようとするから、コースイン前に選手にピットの位置を覚えさせないといけない。
2)(カウントダウン)周回数がわからなくなる
3)次々にピットインしてくるから、余計にピットは混乱。

しかも、車の場合と違って、「道具はそれぞれの体格に合わせて調整された、自分専用の自転車」をピットロードにいちいち持ち込まなきゃいけない。
カーボンフレームの車体は、すごく楽だけど、スチール製は少々やっかい。持ち上げるのが。

何だか忙しい。とにかく忙しい。5周か6周したら、バンバン選手を入れ替えていかなければいけないのだ。
しかも、ただ「自転車&選手」交代ではなくて、両面テープで貼り付けられた計測器も移さないといけない。

最初は、「ピットで8時間かあ・・・長いなあ。」なんて思っていたけど、とんでもない。
あっという間に2時間経過。

そのあたりから・・・ミスが出始めた。
わからなくなっちゃうんです。「今、通り過ぎたけど、何周めだっけ?」

さすがにこのあたりから、他のメンバー(選手)に交代してもらうようにしました。
周回ミスはチームに迷惑をかける。

ボケッとテントで休んでいる間(テントがなかったらアウトだった。直射日光で。)、外周を走る自転車を見ながら思ったのは、「静かだな。コースで競技が行われているのに。」
って思っていたら、強烈なスキール音が。

隣のジムカーナコースで、どうもドリフトの練習会が行われているらしい。
ものすごい音です。エンジンとタイヤの音。
「いやあ・・・まいったなあ。俺達、こんな音を出しながら、いつも筑波で練習走行をさせてもらっていたのか」
少々、近隣の皆さんに心苦しかった。コース上は、静かな闘いが繰り広げられていたから余計に。

あんまり休めないまま、またピットに向かう。
普段はポスト員を努めているであろうオフィシャルの皆さんが、ゴミ集めをされていてハッとしてしまった。
みんな顔色が明るいんです。明るい・・というか、厳しい表情をしていないというか。
「ただの練習走行」であっても、普段はものすごいプレッシャーを感じているんだろうな。って思いました。
今日は自転車だもんね。そんなに重大なトラブルが起きるとは思えない。
(そうでもないことは、ピットイン時にあまりに殺気立っている放送で知りました。後で。数年前に重大な事故が起きたんだそうです。ピットイン時に)

再びピットで掲示を始めると・・・何だか周りがざわついている。なに?
「バドガールが自転車漕いでる。」
「?」
「いるんだよ。昔は、もっとコスプレとかぬいぐるみを着て、走る人がいっぱいいたんだけどな〜。」
「いや、バドガールって・・・20世紀でしょう。それ。今は、フーターズでしょう?」
「なに?それ」

あ〜・・・だいぶ残念な感じだったよ。
競技中にもかかわらず、延々と解説ですよ。
で、最後は、「タッチ厳禁ですからね。ほんとにやめてください。」と釘を刺すのを忘れずに。

「だいたいさあ、予想がつく衣装を着ている時点でまだまだですよね。」
「いや、あれ以上にピチピチウエアなんてないだろ。自転車競技にぴったりだろう。」
「ふう・・・いかんな。夏・灼熱の直射日光ビーム・空力的に優れたウエア・ゼッケンと来たらなにを想像しますか?」
「いや、だからバドワイザーのお姉さん・・・」
「だめでしょう?それの背中にゼッケンをつけるんですか?もっと最適なウエアがあるでしょう?」
「・・・・・」
スク水ですよ。スク水!完っ壁でしょう。今年は秋葉原で”スク水で洗車”サービスも始まったことですし。」
「いや・・・水着は・・・よく、滑り台で注意書が出てるじゃない。”溶ける恐れがあります。”って。」
「ん〜!ナイス!」
「声でかい!恥ずかしいからやめてくれ!」

なんだよ。も〜。良いアイデアを授けたと思ったのに。

バカな話をしながら、思ったのは「なんで自転車なのにサーキットを走らないといけないんだ?」
「危険だから」という理由で、自動車競技は「カゴの中」に入れられたんです。サーキット競技もダートトライアルもそう。
「こんな”一般”から隔離された場所でいくら”スポーツ”をやっていても、周辺からは理解されないよ。」って思っていたんだけど・・・
なぜ「音を出さない乗り物」がこんな「カゴ」の中に押し込められているんだ?だって、ヨーロッパでは”ツール・ド・フランス”なんて、大きな大会があるんだろう?
あれは、たまにニュースで見ると、ラリーみたいに公道を走ってる。

仕事上、”ガイジン”達と付き合いがあるけど、彼らが冬に日本にやってくると、不思議そうな顔をして話をすることがあるんですよ。
「日本では、TVをつけると休日の昼間からマラソンを延々と中継している。」
(たぶん、マラソンのことではなくて、駅伝も含む)
イギリス人もアメリカ人も中国人も韓国人もシンガポールやオーストラリアの人も。

すごく不思議らしいです。「延々と人が走り続ける競技」にあれだけの人たちが興味を持っていることが。(TVで中継されるということは、スポンサーがついているということ。)

「"ヨーロッパの人たちにとってのツール・ド・フランス"みたいなものですよ。」とは解説するんだけど・・・
「音を出さない移動手段」である、自転車競技だって、本当は街に出てどんどんマラソンみたいに大会が開けるハズなんです。

なのに「モータースポーツと同じ。カゴに入れられて、周辺から隔離された場所で競技をしなければいけない。」状況。
私は、日本でラリーが「昼間でも開催」される時代がもっと早く来ていたら、モータースポーツが、今のマラソンのように受け入れられていたと思っています。ヨーロッパの映像を見ていると、沿道いっぱいの観客が、笑顔でしょう?みんな。

「家のドアを開けたら、競技車両が目の前を吹っ飛んでいった。」という状況があったら、もっと身近に感じられていたと思うんですよね。モータースポーツ。

「自転車も、モータースポーツと同じ状況になるんだろうな。日本では。このままカゴの鳥でじり貧だ。」
そんなことを思っているうちに、どうやら8時間が経過するらしい。
だいぶ集団で固まって走るようになってきた。結構なハイスピードだけど、ラストスパートだ。うちの2台もその集団の中で走ることができてる。すごいじゃん!

8時間を無事2台共完走で終了。
だれもケガをしなかった。すごくホッとした。
「ラストさあ、お姉さんの後ろについたら、いいにおいがしたんだよ。」
「はあ」
いっぱい深呼吸したら、最後まで走ることができた。うれしかったあああ〜」
「あ?やっぱり?俺もそうだったよお。いいよなあ。綺麗なお姉さんの後ろについて走るの。」

え〜と、さっき、スク水を拒絶してたよね。2人とも。なんでこういうおっさん的オチになるんだ?ア〜ン?

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