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日光耐久費用はどれぐらいかかった? [2009年夏耐久]


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今年もあと1時間ほどですねえ・・・
なんかものすごく早かったと思います。2009年。
去年の今頃は・・・・「ものすごく大変な状況になる。仕事が」って思っていた。
一年経って・・・まあ、何とか乗り切ることができたことがうれしい。
来年も大変なんだろうけど・・・昨年末の頃のような「すごく不安」という状況ではなくなってる。

さて、本当は年が明けてから更新・・・と思っていたんだけど、ちょっとね・・・お金の話だから、
今年のウチに片付けてしまいましょう。

2008年のエビス耐久の頃と同様にグラフと表で全部示しましょう。
「日光サーキット 250周耐久レースに参加したら、どれぐらい費用がかかったか?」
総額21万3701円かかりました!

エビス12時間耐久の半分以下の金額で済みました。
まあ、あちらは12時間。日光は3時間のイベントですからね。かかる金額も当然少なくて済むわけです。
この金額に含まれていないものは・・・・セーフティーローダーの高速料金と燃料代だけです。
(実は、その領収書がどっかに行っちゃったのだ。)
この費用で反省点があるとすれば・・「凍らせるタイプのペットボトル飲料」を大量に持ち込んだのですが・・
「真夏のイベントだから必要だろう」と思っていたのですが、そんなに・・必要としなかったですね。氷。
というより、3時間の間に融けきってくれなかった。一人一本ぐらいのつもりでよかったみたいです。
相変わらず、ウイダーinゼリーは好評だったのですが、SoyJoyは・・・・イマイチだったか?
次回は、再びカロリーメイトに戻してみようかな。

富士スピードウエイや仙台ハイランドでも耐久イベントが開催されているけれど(JAF公認レースではない)
やっぱりこの日光サーキットの耐久レースが一番費用がかからない、手軽なイベントだと思います。
実際・・・まあ、このサーキット以外で、いろいろな排気量の車両と混走となってしまうと・・・・
まあ、まず勝てないしね。
そういう点では、もてぎのJoy耐はよく考えられたイベントだと思います。

さて、「いつかはJoy耐」と思いつつ、まず日光サーキットのイベントで活躍する夢を見ながら、
年を越しましょう。
このBlogを訪問していただいた延べ12万人強の方々。たいへん御世話になりました。
来年もまたよろしくお願いします。

【山田養蜂場】国仲涼子さん「ハニーラボ シリーズ」キャンペーンページ

筑波サーキットでリハビリ [筑波サーキット]

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[サーキット場] ブログ村キーワード今年も、もうすぐ終わりですが、結局今年のN1車両のドライブは・・・3度できました。なんとかね。
その3回目の走行のために筑波サーキットに行ったんですけどね。
そこで、黄色いEG6のタイヤ交換を一生懸命行っている女性を発見!
どうやら走行が終わったらしい。

古い車両なのにリヤシートが外されて、フルバケット&4点シートベルト化されているだけでなく、
内装を外したリヤのサイドポケット部に丁寧に小型スピーカーが取り付けられてる。
えらく手がかかってる車両だなあ・・・・これ、このまま車検を通るんですか?
「はい。改造車検を通してある車両を探して、購入しました。」
ふ〜ん・・・・今日、初めて筑波のフルコースを走ったとのこと。(ファミリー走行枠)
その割に、フロントタイヤがすごくきれいに使われていることを見ながら、話を聞くと・・・
やっぱりこの車両が、初めてではないんだそうです。
前に乗っていた車は、インプレッサ。とのこと。
・・・・インプレッサ?あの青い「スバルインプレッサ ゴーゴーゴー!」の?
「あ、そうじゃなくて、ハッチバックの。GRBってやつ。
は?ハッチバックって、最新鋭のインプレッサじゃない。
なんでまた、今、目の前にあるのは、ボロい(失礼!)シビック?

「あんな速い車を手に入れて、初めて”車を運転するのって、楽しいな〜”って思ったんです。でも、日光とか、エビスをあんな高性能車で走っていると・・・ブレーキパッドやタイヤもどんどん減っちゃって、お金がないから、こっちに換えました。」

ああ・・そう・・君もやられちゃったんだね。その魔力に。
ようこそ、モータースポーツの世界へ。
もう、君が「新しい車」「いい車」に乗る日は来ないよ。どんなに小さくても。
そんなお金があったら、パーツや服装にお金をかけたくなる。

さて、私も先日サンタさんからもらった最新鋭のレーシングウエアに身を包んで、再びコースに出よう。
ちょっとね・・・・前回はあまりに遅すぎた。そんなに時間をあけずにリハビリを続けないと。
すごくショックを受けた私を見かねてか、オーナーが足回りの仕様を7月の走行の時の状態に戻してくれた。
スプリング交換は、一人でやるのは面倒だったろうに。ありがとう。

コースイン。今日の走行は、とにかく台数が多い。後ろのEP82に突っつかれる。
「別にあなたを前に出すのは構わないけどさ。コースインと同時に踏んで大丈夫?せめてコントロールタワーぐらいまでは、隊列を組んだ方がいいと思うよ。」
冷え切ったSタイヤ。1周、2周、3周・・・・まだグリップしない。
歳をとった・・・そう思う。
第一次活動の頃なんて、コースイン時にタイヤがグリップする事なんて、感じ取ろうとも思っていなかった。
さっきのEP82のように最初っから、バンバン踏んでた。こんな風に温度変化に対してのタイヤの感触を感じ取るようになるとはね。

4周め。もういいか?全開走行開始!
ダンロップ下を抜けて、左ターン。リヤが右にスライドを初めて・・・・ブレイク!
まいったね。スピンしなくて良かった。まだ完全には接地してないんだ。
それでも、前回と違って、踏んでいける。こっちのスプリングを固めた仕様の方が自信が持てる。
本当はこの仕様のまま、わずかに車高を落とせたらベストなんだろうけど・・・・
TRDの車高調整キットでは、これ以上落とせないところまで落としてしまってる。残念。

2ヘヤピン進入でのブレーキングも全然大丈夫。
オーナーが言ったとおり、走行前にすべてのブレーキフルードを交換したのは大正解だった。
やっぱりエアを咬んでいたんだ。「エア抜き」作業では、取り切ることができてなかった。

1分10秒台で走行を重ねる。
前回より1秒速く走っているのに、短いストレート区間でも、すべての計器をチェックする余裕がある。
やっぱり4速でアクセルオフにすると・・・・必ずリヤから「ボンッ」って音が出る。
それと、1コーナー脱出時にアクセルを触った瞬間にエンジンがついてこない。
これは・・・・タンク残量が少なくなってきているためか?さっきまでこの症状はなかった。
水温計は・・・・全開走行を開始したら、逆にどんどん針が下がり始めてしまった。
本気で踏んで、風をちゃんと当てると、冷却能力が過大って事なのか?

バックストレートで、赤いEP82がハザードを出してゆっくり走行してる・・・・
左脇をすり抜けると・・・予想通りついてきた!
これで、自分がどのポイントで遅いのかがわかる。

最終コーナー・・・1コーナーは、上手くまとめられるようになってる。
1ヘヤピンは・・・・やっぱりダメなんだ。一気に詰められた。
ブレーキリリースタイミングとステアリング操作にまだ難がある。
わざわざ初期アンダーステアが出る操作を自らが行ってる。

ダンロップ下は・・・前回は、アクセル完全OFFで進入していた。
今回は、ハーフスロットルまで戻して進入・・・たぶん、この仕上がりなら、本当は全開でいけるはずだ。
まだ、その勇気が持てない。

30分の走行のベストタイムは、1分09秒7。
まだ、オーナーよりわずかに遅い。まあ、それでもいいだろう。特にトレーニングをしているわけでもないのにここまで戻せれば十分だ。
今、この車両の力を引き出せるのは、我々ではない。

フォークリフト修理屋さんの彼に交代。(もうすぐ彼は、二児の父親だ)
私の走行後のリヤタイヤを見て・・・・交換作業開始。あ、ひょっとして怒ってる?ボロタイヤで走って。
「まだまだだな。この程度で”交換”とかって言ってるようじゃ。この、溝が無くなってきたところがいいんだよ。スリックタイヤって感じで。下地が出るまで走れるよ。
もったいないじゃん。
(よい子の皆さんは、絶対にまねしないでね。非常に危険です。
「いや、ホントにバーストが怖いんで。ここまでショルダーがボロボロだと。」

さっきは、思ったほど内圧を高めることができなかった。空気圧をより高めにセットアップして送り出す。

彼は速い。
一番最初にこの筑波サーキットを走る姿を見たときから、そう思っていた。
まだ、我々よりも遅いタイムだったけど、彼はきっと速くなる。もったいないことをしたな・・・
本当は、グラベルじゃなくて、ターマックで走るべきドライバーだった。もっと速くこの世界に来ていれば・・・

彼がセッション最終周に叩き出したタイムは、1分08秒8。

冬の筑波サーキットでのこのタイムが、現代のEP82レースにおいて、どれだけの位置になるのかはわからない。
でも、我々の車両は速い。それは間違いないって思える。

具体的な準備を始めよう。
年が明けたら日光サーキットでの耐久イベントだ。


悪魔とドルチェ 1 (花とゆめCOMICS)

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  • 作者: 鈴木 ジュリエッタ
  • 出版社/メーカー: 白泉社
  • 発売日: 2007/06/19
  • メディア: コミック

無給油作戦を敢行! [2009年夏耐久]

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なんかあんまり「クリスマス」って気がしませんでしたね。ここ数日。
ギュウギュウに仕事をしていたせいか・・・
24日の夕方もウチの会社の女性陣がいろいろお話中。
「どうしよう。子供にケーキを買ってない!」
「そういえばさ〜高校生の頃って、ケーキ一つ丸ごと食べちゃってたよね。」
「それはないんじゃない?っていうか、高校生でホール丸ごと買えるお金って、すごく貴重だったじゃない。」
「あ、でも私、今は普通にホール一つ買う〜。で、家に帰って食べるの。独りで。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

あ、え〜と、最後の発言は、この間、バーベキューに連行しかねた彼女ね。全員がシーンとしちゃったので、さすがにまずいと思って、話に介入しましたよ。
「え〜と、自分で全部しゃべっちゃって、最後までたたみ掛けなくていいんだよ〜。みんな悲しくなっちゃうからね。寂しいクリスマスなんだなああ〜。おうおう・・」(号泣)

さっ、寂しいクリスマスの人も、今日は早く帰るよ。全員撤収!

・・・・・地下鉄、完全に止まってました。なぜこんな日に事故?
働けっていう神様からのお告げだ!20時なんて定時前って事だよ。ヘッヘ(自嘲気味)
「全員会社に戻れ!血ヘド吐くまで働くんだあああ〜!」

ま、そんな感じで、とっても遅く家に帰ってきて、なんだか我が妻が怒っていたけど、さっさと就寝。
次の朝、目が覚めると・・・・ウチにサンタさんが来てました!
ふおおお〜枕元にSNELL SA2005のヘルメットとFIA 8856-2000の一通りのレーシングギアが!
「すごいよ!ウチにサンタが来た!もう、これで無いのはHANSだけだよ!」
「あ、それ、サンタじゃないから。昨日、宅配便のお兄さんが持ってきた。”着払いです。”とか言われちゃって、
思わず、”チッ”って言っちゃったわよ。」

そ、そう。いやあ、それにしてもありがとう。大事に使わせてもらうよ。ちょいと20年
これで夢のJoy耐にまた一歩近づいたぞ。いつかは出てみたいぞ。マイナーリーグの頂点に。
でも、その前に日光耐久で練習。
さて、今回の記事は、2009日光サーキット250周耐久レース(夏)編のクライマックスです。

この夏の大会で、私自身はドライブをしなかったんですけどね。
かわりに大会直前に筑波サーキットで、チェック走行を行いました。
どれぐらいの仕上がりになっているか、自分で確認しておきたかったんです。
ギリギリまでタンクを軽くして走った結果は・・・・
ガス欠症状が出ても、走り方を変えれば30分間走りきることができることを確認。

この走行を終えた時点で、私の中ではある方針が固まっていました。
「日光の250周は、無給油で行く。走りきれるはずだ。」

決勝当日の朝、その方針を伝えると・・・メンバー全員が、口には出さないけど「そんなの無理だよ。」っていう反応。
みんなが嫌がる(全力で走れない)方針だって事はわかっているけど、”今後のことを考えて、一回は一番厳しい方法で走り切らなきゃいけない。”やり切るように言い続けるんだ。って一人で決意していました。

みんなの不安は、決勝前の準備でも表れたんです。それは、「補給テントに持って行くガソリンの準備」。
羽黒油店のお兄さんが0.1litterのズレもなく入れてくれたガソリン補給缶は、10litter缶を一つだけ持ち込むつもりでいました。
ところが、「整備時間終了で〜す。」と言われる直前に気がついたのは、補給缶が2缶とも無い!

あの速いEG6に勝とうと思ったら、20litterなんて補給したら完全にアウトだ。(停止時間5分)
万が一に備えてテントにガソリンは持ち込むけど、それでも最大10litterだけでいく。回収回収!ふう・・・

マーシャルカーがピットロードに入ってきて、競技スタート!
1stドライバーをオーナーの意見通り、現役AE86ランナーの彼に指名して大正解だった。
重いタンク、ほぼ新品のSタイヤ、何重も縛りがあるエンジン使用方法の中で、彼は、「今、出せるタイムはここまでだよ。」と明確に知らせてくれた。
±0.4秒の幅の中でラップを刻んでくれた。このタイムが、全員にとって基準タイムになったんです。
ただ、それでも私にとって予想外の事態が・・・・
このベテランの彼の走行中に、我々の車両はゼッケン12のEP82にラップされてしまったんです。

この車両は・・・ピットロードに並んだ段階から”要注意”の雰囲気は持っていた。
「車なんて、ただの工業生産物だ。すべて均一。”雰囲気”なんてない。」って言われるかもしれないけど・・・・
こと競技車両においては、「ただそこにあるだけなのに、速いか遅いかわかる。」力というモノを持っています。
予選8位の我々がグリッドに並んだ段階で、”要注意”と感じたのは、あのEG6の他にEP82が2台。
それでも、まさか1stドライバーの段階で、ウチの車両がラップされるなんて・・・
いったいどうなっているんだ?軽いタンクで走らせてるって事か?

困惑の事態。ドライバーをチェンジする時間だ。
2ndドライバーの彼は、「え〜!、1stドライバーのタイムなんて、俺、出せないかも。」と言いながら発進。
確かに最初の数周は、遅くなっちゃったんだけど・・・・奮起してくれました。
だって、自分の方が「速く走れる条件がそろってる。」

本大会で、一番競技を楽しんだ一人になったと思います。
前を行く車両を抜きまくる!
ターゲットにした車両側のチームも我々も、ピット前でヤンヤの声援!
「行け行け〜!」「抑えろ!お〜しっ!」
当たることがない、クリーンなバトルだったので、見ているこっちも気分爽快。
それでもたまにはメータを見ようね。たまたま触れてしまったウインカーが出っぱなしで走行は格好悪いぞ。

ピカピカ新品スーツを着込んだ(しかも、3歳の息子さんもおそろい。車両を揺らしていた彼ですよ。)3rdドライバーに交代し、事前の予想通り彼が今回のウチのベストラップを刻んでくれた。
このあたりで、ウチのチームの経験不足が露呈。
ピットボードに出すサインを・・・・事前に決めておかなかった。
というのも、昨年のエビス耐久では、豪雨の中、「"P"って出したら、入ってきてね〜」って事だけを決めて走ってた。
今回は、「一人のドライバーが一度にドライブできる時間は、最大40分まで」という規定がある。
ドライバー交代の時間が含まれることを考えると、走行中のドライバーに事前に「もうすぐピットだよ。」と知らせなきゃならない。
その場の思いつきで、サインボードを出したら・・・・思ったよりも早くピットに入って来ちゃった。

4thドライバーに交代し、そのまま周回。
現在も筑波EP82レースで表彰台を伺う力を持っているから、さすがに速い。

と、ここでオーナーから指示が。
「ウチの車両、速すぎるよ。みんなはペースダウンさせてる。」
そうなの?別にこのまま走りきれると思うけどなあ・・・
「いや、まずいって。飛び抜けてるもん。他のチームは、経験があって、今のタイムなんだから。」
了解了解。んじゃ、タイムコントロール開始。申し訳ないね。力をフルに発揮させられなくて。

ついにオーナーにドライバーチェンジ。
それじゃ、サインボードで、タイムダウン指示っと・・・・
「あの〜ダウン指示を出したら、逆に2秒速く戻ってきたんですけど。どうしましょう?」
「↓だけでボードを出して。車両が来たら大きく上下に振って!」
「・・・・タイム、変わりませんね。」

はいはい。つまんない訳ね。これ以上タイムを落とすと。
1stドライバーもそうだったけど、無線機を持っていない僕らでも、ピットボードを通して意思の疎通ができる。
ドライバーが考えて出しているタイムなら、こちらが強制することもない。
正直、この頃には私の頭の中は、別のことでグルグル・・・・

「困ったぞ。この残り時間だと、もう一回誰かを走らせなきゃならない。なんでこんなことになったんだ?どこで指示を間違えた?」
う〜んう〜ん・・・・どうしよう・・・・とぼけてこのまま走らせちゃおうか・・・・

この頃、競技はかなりドタバタしていたんです。
EG6は運転時間超過を取られてトップから脱落。
ゼッケン12のEP82は、燃料補給後なにかあったのか・・・もう一度ピットへ。
ゼッケン14のEP82もピットに入ってきた。
しかも雨が強く降ってきてる。よりによって今日も雨かよ!そんなこと予想もしてなかったぞ!
場内放送も「これは雨が強くなってきた。Sタイヤには厳しいんじゃないか?」と叫んでる。
事実、EG6はタイヤ交換に入ってきた。

雨?この程度の雨、あの豪雨のエビス12hを走りきった我々にとっては、障害になんてならない。
既に十分タイムダウンさせてる。このまま保持だ。

1stドライバーの彼がやってきて、言ってくれた。
「もう一回交代させないとダメだよ。俺が行く。」
ありがとう。どうしたらいいのか、わかなくなっちゃってたんだ。

「ピットに入れさせるけど、ガス補給は無しだよ。このまま無給油で走りきる。」
無言のみんなが・・・・「まだそれを言うか」っていう雰囲気。
青いEP82が入ってきた。場内放送がかかる。
「ガッ!時間になりました。ガス補給はこれで打ちきりです!」

「ほら、もう、どうやっても燃料補給もできない。走りきるしかない。頼んだよ。」

ドライブは、ものすごく難しい状況になっていたらしい。それでも見事チェッカーフラッグを受けた!
すごくうれしい。壊れることなく、無事に終えることができた。

結局、トップチェッカーは、ゼッケン7のDC2。
彼らは全く・・・・静かにトップチェッカーを受けた。恐らく、彼らの組み立てたストーリー通りに大会が終わったんだろう。見習わないと。本当に彼らは粛々と周回を重ねていた。

仮表彰式のあと、ミーティングルームにみんなが集まって、ほんとの表彰式。
ここで一つ問題が・・・・

すごく手作り感あふれる大会なんですけどね。日光耐久。
主催者の皆さんが、「一番遅くても、完走できたことはお見事」ということで、ちゃんと最後の順位の人達にも賞品を用意してくれていたんですよ。
と・こ・ろ・が。

呼び出されても、集結しないチームが一つありました。帰っちゃったらしい。
あとで、我が妻に聞いたのですが、僕らが楽しく表彰式の時間を過ごしている間、主催者のご家族の方々なのか・・・一生懸命、誰もいなくなったピットの掃除をされていたそうです。
そんな感じで、支えてくれている裏方の皆さんがあっての競技なのですから、結果に不満はあっても、せめてチームの一人ぐらいは、最期まで見届けて欲しかったと思います。

さて、メンバーみんなが前に出て、表彰されたあと・・・
主催者の方から、総評がありました。
「今回初めて、Sタイヤで全くの無給油で走りきったチームがありました。勝つための定石から外れた作戦だったと思いますが、皆さんに一つの指針を与えたと思います。」

実は、この時まで全く知らなかったのですが、みんなは「ハイグリップのSタイヤだと燃費に悪いから、一般市販ラジアルで走ろう。」という方針をとっているんだそうです。
僕らは・・・「レースセットアップ車両に一般タイヤなんて気持ち悪い」っていう思いで、ADVAN A048で走りきったけど・・・・

みんな、ひょっとして知らなかった?
一般市販ラジアルより、Sタイヤの方が安いんだよ。ウチらの基準は、いつもそこ。
「だって、お金無いもん。」

優勝チームに特別な賞品が手渡される。
「次回、参加費用無料。ご招待します。」

なんとおおおお〜!すごくでかいよ!無料で大会に出られるなんて!
絶対次回は狙わないと!奥さん!(だれ?)


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予選終了からスタートまでなにをした? [2009年夏耐久]


今、街を歩くとクリスマス&お正月の準備一色ですねえ。なんかやっぱり忙しい感じ。
実弟の長男が小学校4年生なんですけどね。まだ信じてるんですね。サンタさん。
まあ・・・・でも・・・周辺から雑音が入って来る年齢になったみたいです。

「この間さ、友達の○本くんがさ、”サンタなんていないよ。お父さんがプレゼントを買ってくるんだよ。”って言うんだよ。そんなわけないのにさ。」
「ふ〜ん・・・・そうだよなあ。サンタさんいるもんねえ。この時期はたくさん。
「・・・・・?」
「今、“不景気”って言ってさ、サンタさんもみんなのプレゼントを買うためにアルバイトをしないといけないわけ。
ほら、よく白いバイクに乗ったサンタさん、見るでしょ?」
「・・・・・」
「あれはね。本当のサンタさんなの。トナカイは夜行性だから、昼間は活動できないんだよ。だから、スクーターで配達してるんだ。ピザを。
「ふ〜ん・・・大変なんだね。道が混んでて。トナカイさんだったら空を飛べるのにねえ・・・」
「そう、だからたま〜にサンタさんも急いでいて、おまわりさんからプレゼントをもらっちゃったりするんだなあ。」
「ふ〜ん・・・どんなの?」
「この間も見ちゃったんだけどね。青い紙を渡されてた。それはね。あんまりありがたくないプレゼントなんだよ。サンタさん、せっかく稼いだバイト代をぜ〜んぶ、その青い紙と一緒に郵便局に届けなきゃいけなくなるんだよ。」
「変なの。」
「うん。でもねえ。お国のためにサンタさんは郵便局に行くんだよ。そうやって、みんな大人になるのさ。」
「ふ〜ん」

「サンタさんって、どんな感じの人だと思う?」
「太ってて、白いひげのおじさん。赤い服を着てる。」
「そうだねえ。でもね。大人になるとサンタさんはミニスカートになるんだよ。」
「・・・・・」
「白い袋を下げて、みんなにプレゼントを配りに来るでしょう?大人になるとそのプレゼントが、オモチャじゃなくて、お金になるの。」
「・・・・・?」
サンタさんの格好をしたミニスカートのお姉さんにお金を渡さないと、隣の席に座ってくれないんだなあ・・・大人になると。」
「でもって、お客さんタッチ厳禁で〜す!って・・・・」
「ふ〜ん・・・・よくわかんない。」
「おじさんと、お姉さんのサンタさん、どっちがいい?」
「お姉さん!」
「そうだろうそうだろう。素直でいい子だぞ〜。ウエッヘッヘ。」
「今度、お父さんに聞いてみな。”大人になるとサンタさんって、ミニスカートのお姉さんになるの?」って。

「ちょっとお義兄さん!子供の面倒を見てくれて、楽だと思ったら・・・・変なこと教えないでください!」
「いや、大人の階段を上る途中で、道に迷ってるみたいだから導いてあげ・・・」
「さっ!こっちおいでっ!あとでお義母にきつく叱ってもらいますから!まったくも〜!」

あの・・・おっかさんに言いつけるのは無しにしてもらえる?ほんとに。正座させられちゃうから。

さて、「ミニスカートのサンタさん」のお話はこれぐらいにして、時間軸を夏に戻しましょう。
日光サーキット250周耐久レース2009では、予選走行が終わった後、十分な空き時間がありました。
その時間内になにをやったか?が今回のお話。

この時間内に主催者側から求められていたのは、「補給用ガソリンを指定の場所に持ってきてください。」
というものでした。
ガソリン・・・・どこで調達するの?筑波やエビスと違って、サーキット内にはスタンド設備がない。

外に買いに行きました。
東北自動車道に向かっていけば、ガソリンスタンドがあるんだろう・・・・
あの〜・・・高速入口まで戻ったけど、何軒回っても・・・みんなまだ営業時間じゃない。どうしろっていうの?

結局、ガソリンを手に入れられないまま、日光サーキットのあたりまで戻ってきてウロウロ。
スタンドが見つからないよ〜・・・・あった!昭和シェル石油を発見!
羽黒油店という小さなガソリンスタンドだったんだけど・・・・プロの技を見せていただきましたぜ。
みんなから集めておいた「赤いガソリン補給タンク」を車からバラバラ降ろす。
「20!」「10!」「10!」「10リッターづつ入れてください。」
すごかったぜ。0.1litterのズレもないまま、バンバン入れてくれた。実はこの技が後々効いてくるんです。
なんでかって?

前日の段階で、このEP82はセルフスタンドで思いっきり満タンにしておきました。
その重い車両で40分間の練習走行&10分間の予選走行を終了。
さて、今残っている燃料は・・・・いくつなんだろ?

テレメータシステムなんて持ってないからね。残量がわからない。
羽黒油店の店員さんが完璧に計量してくれたガソリンタンクのおかげで、スタート前に補給を行うガソリン量を正確に知ることができた。そのためにたくさんの補給缶を集めてきたんだし。

ピットでガソリンを入れる。くれぐれも「普通の静止状態でガソリンを入れるように」って、さっきのドライバーズブリーフィングで言ってた。

「確か、揺らすといっぱい入るんですよ。やってみよう。ホラホラ。」
3rdドライバーの彼(フォークリフト修理の彼ね)がそんなことを言って、サイドシルに乗り上げる。
三歳の息子さんもお父さんのまねをして一緒にサイドシルに乗って・・・イエ〜イ!
なんかいっぱい入るような気がするねえ。あはは〜!

「ガッ!あ〜、燃料補給は、くれぐれも普通の静止状態で行ってください。車両を揺らしたりしないように!

ザザ〜ッ!みんな車から離れろっ!
「んま〜。奥様、栃木では車を揺らしてガソリンを入れるのは、おかしいことみたいですわよ!」
「まったくねえ・・・・同じ東武線で繋がってる埼玉では普通のことなのに。ねえ・・・」(全然嘘です。)
「いったいどこのチームかしら、車を揺らすなんて下品なことをやってるのは。いやねえ・・・」

その後も「え〜、もし、そのようなことをやっているチームを見かけましたら、主催者に連絡願います。どうですか?いませんか?」って繰り返し放送。
しかも、その後の表彰式でも、僕らにトロフィーを渡す前に・・・・「皆さん異存ありませんか?」って確認を求められちゃった。うひいいい〜!

さて、燃料を入れて、グリッドにつけよう。
1stドライバーが乗り込んで、自走してグリッドについていいんだって。楽ちん楽ちん。
って、だれかが自分たちのポジション位置に立ってないとね。ギリギリまで着座位置を低めてしまったレースカーからは、路面の番号を読むことができない。

予選終了から、スタートまで時間の余裕があって良かった。
ガソリン購入の件は、はじめから気になっていたんだよ。近くのお店が朝早くから開いていて良かった。
マーシャルカーがコースインして・・・・さあ、スタートだ。ローリング走行が始まる。

僕たちは、日光サーキットに来ることが初めてで、当然、この耐久イベントに参加することも初めてだった。
元気いっぱいで、不安要素なんてなにもなかった。
だって、みんなで整備したこのEP82が壊れることなんて、絶対ないって思っていたから。

スタート前、ローリング走行の編隊を見ているときは、なにも知らなかった。
これから自分たちが選択する戦略と戦術が・・・・とてもとてもおかしな事だなんて・・・・
競技開催中、何度も他のチームの人達が僕らのピットボードを確認しに来る理由が・・・
走行が終わった後、主催者の方から説明を受けるまで、それが「このイベントの定番を逸脱するとても変な作戦」
だなんて、疑いもしなかったんだ・・・・


ハイネックサンタ

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  • 出版社/メーカー: クリアストーン
  • メディア: おもちゃ&ホビー

Tuned by TaKaGiShi [筑波サーキット]

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なんかぐっと気温が下がってきて、冬らしく・・・というか”師走”って感じになってきましたよねえ。
ここ数年、年末になると「うれしいお話」が聞こえてくるんですよ。
今年も、10月から12月にかけて、私の廻りで3組も「新しい生活」が始まる人が出てきました。
いわゆる「新婚さん♥」ってやつですよ。ええ、「世界がどうなろうと僕たち二人には関係ないさ」とかって言っちゃう連中ですよ。ええ。

いやいや、でもほんとにうれしい。今年は・・・30代もとっくに・・・という人達ばっかり3組。ハッピーな話です。
当然新婚旅行にも行かれてですね、まあ一週間ぐらい会社に出てこないわけですよ。
みんなに言っておくんです。
「みんな。これからは、朝、彼女が眠そうな感じで出社してきたら、下を向くんだぞ。いろいろ察してあげないと。な?新婚さんはいろいろ忙しいんだから。」

まあ、現実はそんな夢の世界じゃないんですよ。
出社してくるなり、連日残業ですよ。ちょいと21時ぐらいまで。
「んじゃ、すいません。新婚さんより速く私めは帰らせていただきます。」
「あの〜、いちいちいちいち”新婚さん”って大声出さなくていいですから。」
「まあまあ。この一年の我慢ですから。ネタですよ。ネタ。ふえ〜っへっへっへ。」
「おやじ。早く帰って。声でかい。」

・・・・なんで冒頭からこのネタなんだっけ?
あ、そうそう。”もうすぐ新婚さんネタが使えなくなる”オーナーからお呼びがかかったんです。
「EP82、エンジンオーバーホールしたよ。乗ってみて欲しいんだ。」

ちょっとね・・・実は、最初にこの話を聞いたときは、反対しちゃったんですよ。
だって・・・一人の時はまあいいけど、今は二人で新しい生活♥が始まってる。
エンジンオーバーホールなんて、ボーナス一回分吹っ飛んじゃうよ。
もし、このEP82のエンジンが壊れたときは・・・再び活動休止か・・・なにかまたボロい車両を探してこないと行けないなあ・・・・な〜んて思っていたんです。

まあ、気にかかったので、ガレージオーナーに話をしてみると・・・
「お前、レースカーのエンジンは、ちゃんとオーバーホールしないとダメだぜ。俺たちダートラ車両と違って、上を長い時間回すんだから。壊れたら、一巻の終わりだぞ。」
う〜ん・・・じゃ、ガレージオーナーのところに持ち込んでEP82のエンジンを・・・
たぶんやらないな。っていうか、できない。普段ネクタイ締めて仕事をしてる僕らじゃ。

オーナーは、「時間と引き替えにプロの仕事を買う」ことを選んだようです。
といっても、いったいどこにオーバーホールを頼むつもりだろう?今、僕らにはそのツテがない。

「朝霞のタカギシさんがいいです。絶対。」
なんかそんなことを日光耐久の時に2ndドライバーの彼が、力説していたような気がする。

結局、オーナーはその話に乗ったそうです。
筑波で開いたEP82ボンネットの下には・・・・ベルトカバーに赤く「TaKaGiShi」の文字。

オーナーがまず30分間の走行をおこなって・・・・それでは行ってみますか。

実はいつも思っているけど、バケットシートに座って、4点シートベルトに括り付けられると・・・・すごく怖い。
「今日は、ただの練習走行だ。」って自分に言い聞かせるけど、いつもすごく怖くなる。
「ちゃんと30分間無事に走り終えられますように。ぶつかったり、壊したりしませんように。」
グルグルグルグル頭の中は、そんなことだけが渦巻く。

キルスイッチをon。キーをひねって、システムチェック。
インジケーター・オールグリーン。
エンジンスタート。各計器類の指示をよく確認する。レブカウンターを今までよりも低い回転に設定。
すごく簡単にエンジンがかかったことに驚く。強化クラッチもすごく繋がりやすい。
なにか・・・特にパーツは交換していないって言っていたけど・・・

ピットロードの信号がグリーンに変わって・・・発進。
しばらくは各ギヤの作動状況とアクセルワークに対してのエンジンの”ツキ”を確認したい。と思っていたら・・・

困ったことにNC型ロードスターが後ろについてくる。それも数台。
わざとゆっくり走って、パスさせるけど・・・・それでもまだついてくる。
7月の走行の時も思ったけど、最近、このEP82の後ろにつきたがる車両が増えてる。
小さな車両だから付いていけると思うんだろうけど・・・前回はマーチカップ車両を引き連れて最終コーナーにさしかかったら・・・その車両はアウト側のクラッシュパッドに突き刺さってた。
我々は、筑波の最終コーナーを全くのノーブレーキで旋回させる。それができない車両なら、この青いEP82には付いてこないほうがいい。

一周もせずにピットロードへ。今の自分では、後ろに付くロードスター達を引き連れては走れない。
心配そうにオーナーが立って待ってるのが見える。
自分が「走るんだ」という気持ちに入っていないことがわかる。迷いは事故を生む。「走れる」のか?
大きく息をついてもう一度コースイン。

ステアリング操作がものすごくスムーズになってる。
ダンロップ下でLSDの作動ポイントがあるはずなんだけど・・・・何周走っても掴めない。「ガクッ」って前に引っ張ってくれるポイントがあったのに・・・・ちゃんとホイールスピンはせずに車両は前に進んでる。

3速全開。2ヘヤピンが近づく。フルブレーキング!すごくスコッて奥までブレーキペダルが入ってしまう感覚がある。
他のコーナーでは見られない現象なんだけど・・・・なんだ?ちょっと・・・信じてブレーキを踏んでいけない。
レブカウンターの赤いLEDの指示に従ってシフトアップ。最終コーナーが迫る。
4速全開でパッとアクセルを離したときに後方で「ボンッ」って音が鳴ることが気になる。いつかECUもいじらなければいけなくなるのかもしれない。

この車両は、7月の走行後に車高を下げる代わりにスプリングをものすごく柔らかくした。ちょっと・・・・
最終コーナーでリヤが左に出たがる。
各コーナーで「突っ込みすぎ」のようだから、1コーナーは50m看板のところでブレーキを踏むようにする。

大問題は1ヘヤピン。この30分間の走行でまったく掴めなかった。
突っ込みすぎなのかと思って、手前のS字2個目でフルブレーキングを開始すると・・・・
自分の予測よりも速く減速が終了してしまう。とにかくなにか・・・この耐久用のスペシャルブレーキパッドのタッチが掴めない部分がある。
しかも、減速動作が終了しているのにもかかわらず、ずっとステアリングを切り続けてる自分がいる。
速くアクセルを・・・・まだ踏めない。まだだ・・・・まだクリップにつかない。
やっとON。
たぶん、このエンジンは、トルクバンドがわずかに上にシフトしているような気がする。
1コーナーで踏み始めた瞬間に「自分がこの新エンジンの領域を使いこなしていない。」ことを思い知る。
そのくせ、なおもステアリング操作を続けているから、「まっすぐ進ませたいのに」ものすごく車体にロスを強いているのがわかる。

30分間のベストタイムは走行終了3周前からやっと1分10秒台へ。
一本目に走ったオーナーは、全く同じセッティングで1分9秒5だった。
どうにもならない。1秒2も突き放されてしまった。それどころか、真夏の暑い時期のタイムより丸々1秒遅く30分間走ってしまった。
困惑の事態。今までこんなことなかったぞ。

がっかりして片付けをする。
保管ガレージに向かうときに警備員さんが一緒に車両を押してくれた。
「この車、すごく動きが軽くなりましたね!」

ほら、やっぱりそうなんだよ。なにも知らない警備員さんまで、この車両が変わったことに気がついた。
みんなの協力で、すごくいい仕上がりになった。
問題は自分の側にある。もう、20年前のヘルメットをかぶって、流してやってちゃダメだ。
再起動へ。もうちょっと真剣に取り組まないとね。

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  • 出版社/メーカー: 三洋電機
  • メディア: ホーム&キッチン

どうだった?トヨタモータースポーツフェスティバル2009 [フェスティバルへの参加]

ピットに向かう坂道を走る。
「お客さん!周回バスに乗った方が楽ですよ!」
いいんだ。待ってられない。”戦闘用の車両”の音が響き渡ってる。
日本のトップフォーミュラーが「全日本F3000」と呼ばれていた時代。
その後、「初めて皇帝を打ち負かした2ndドライバー」と呼ばれることになる彼を、日本に呼び寄せたチームの手伝いをしていた。
あっという間に20年近くが経過してしまった。もう、この音を聞くこともないと思っていたのに・・・・

パラパラとお客さん達が立って、遠くを見ているのがわかる。その位置じゃ、羽の生えた車両は、まだそのボディすら見ることができないだろう?ガードレールに隠れてしまうはずだ。

もうすぐ、モータースポーツの世界にも「モーターの音」が響き渡る時代が迫っていることもわかっているけど・・・・
高度にチューニングされたレーシングエンジンの音を聞いたら、いてもたってもいられなくなってしまった。
「自分がドライブしない車両を見たってしょうがないよ。」って思いながらも、このトヨタモータースポーツフェスティバルに来てしまった。
「本気で走っていない車両を見てもなにも感じない。」
って思っていたはずなんだ。

モータースポーツが好きだ。
そうなんだ。ってことをこの音を聞いて、自分に確認してしまった。

プロチームの手伝いをしながら、自らもJAF地方格式選手権に出場していた時代があった。
就職を選択して、参加料を払い込みながら、徹夜続きの仕事に追われて、グリッドにつくことができなくなったときから、もうモータースポーツの世界に戻ってくることもないだろうと思っていた。
まさか再びこの場所に戻ってくるとはね。
あのボロボロの施設がここまで立派になる時代が来るなんて、想像もできなかった。

やっと路面がちゃんと見られる位置まで登ってきた。

あの頃と変わらないレイアウトのコースに「フォーミュラーニッポン」と呼ばれる現代のトップフォーミュラーが走っている。
この音が聞けるのが、すごくうれしい。すごくワクワクする自分がなんだか不思議だ。

「本気で走っていない」けれど、ドライバーが手を振ってくれたら、コース脇で見ているみんなも手を振っている風景なんて、そんなに見られるもんじゃない。
スーパーGT選手権用車両の一群も走り去って・・・・静かになった。
雨が上がったばかりの曇り空の下、なんだかみんながどんどんコース近くに押し寄せてくる。
なに?車両が走る時間は終わったみたいだよ。

大きなこのコースに・・・・今までと違うシフトタイミングの音が近づいてくる。
2台・・・か?なんだ?みんなが一斉にカメラやビデオをコースに向け出してる。

飛び出してきた赤と白の車両は・・・・私が知っている時代のF1マシンより・・・・音圧が迫ってこなかった。

中嶋選手のお父様が、最後に日本GPを出走された時、自分もあの場所にいた。
F1日本GPのチケットが、まさしく「プラチナチケット」だった時代。
予選前日に突然そのチケットを大学の友達が入手できて、二人で慌てて鈴鹿に向かった。
お金がなかったから、駐車場に止めたVTECインテグラの中で3日間寝泊まりした。
自分は、家から布団を持ち込んだけど・・・・毛布だけしか持ってこなかった彼は、思いっきり風邪をひいちゃったっけ。
布団を貸さなかった自分を今でも時々後悔している。あの彼は、今頃どうしているだろう。
あんまりちゃんと眠ることができなくて、いざ決勝となったら、ものすごく眠気が襲ってきてしまったけど、それでもビデオカメラで撮影しようとしたF1マシンが・・・・その爆音で画面にノイズが入ってしまうことに、ものすごく驚いたことを今でもよく覚えている。

現代のF1マシンは、ずいぶん音が小さくなったんだなあ・・・・

でも、雨で濡れる路面をだんだんと速いタイムで回り始めているのがわかる。
ひょっとして・・・・曇り空の下「ちゃんと速く走らないと」危険なのか?長いストレートで走行中にもかかわらず、タイヤが冷えちゃうって事なのか?
空気の力で、車体を押さえ込む構造のマシンってのは・・・・すごいもんだ。この雨の路面をその速さで駆け抜けられるなんて。

んじゃ、到着して30分で本日の任務完了。っと。帰るかな。

・・・・・せっかくだから、立派になった施設をいろいろ見て回ろう。昨年夏に潜り込んでおいて正解だった。
大きなピットの裏手に出ると・・・TOYOTAだけでなく、プロチームやスポンサー各社がテントを張ってグッズだけでなく、それこそパーツとかまで売ってる。
すごい人出。なんだか数年前まで開催されていたMacworld Expoを思い出しちゃった。
一通りグルグル回って・・・・別になにも買わなかった。まあ、せめてお昼ご飯ぐらいはお金を落とそう。

・・・・予想通り。予想通りの展開でね。お昼ご飯を手に入れるのにすごく並ぶの。あ〜・・・・
数十分並んで、やっと手に入れた軽食を持って、グランドスタンドにあがる。
なんかイベントが・・・・GT車両を使ってピットストップ競争をやってる。ふ〜ん・・・

その後も借り物競走?とか、なんか「地域の運動会」っぽいぞ。みんな笑ってるけど。
ただ、なかなかやっぱり・・・ひねりがきいているんですよ。TOYOTA主催だからね。
その商品を使った、面白いイベントを開催してる。例えばiQを使った、「パーキング競争」とか。

その段ボールで作った駐車スペースに・・・・ハイスピードでiQが進入。そのスピードで入れられるわけないだろ?
案の定、段ボールをぜ〜んぶ崩しちゃって・・・・みんな大笑い。
最後の方になると、パーキングブレーキを使ったスピンターンで、きれ〜に一発で収めることができて、みんなが「お〜」ってなっていた。
で、片付けの時には、大柄なドライバー3人がちゃんとiQに乗れることをアピールして退場。っと。

その後は、「サーキットタクシー」っていうんですか?レクサスIS-Fやニュルブルクリンク仕様のLF-Aに一般公募者が同乗しての走行をぼけ〜っと・・・・見られなかった。
いや、やっぱりF1ドライバーってスピードのレンジが違うんですよ。
同乗者の方々を乗せて走り出すIS-Fは・・・・「リミッターカットしてあるので、250km/h以上でストレートを疾走しています。」と場内放送がかかっていたけど、驚いたのはそっちじゃない。
ピットロードを走り出す瞬間から全開走行!
普段、競技の場だとピットロードの速度制限が厳しいから、なおさら新鮮・・・っていうか、ヤルノ・トゥルーリ選手に同乗した人たちは大丈夫だったんだろうか?あんなに思いっきり走る車両に同乗して。

レースカーのLF-Aは、ドライバー名を「豊田章男」と場内放送が告げていたけど・・・別に周りの人は反応していなかった。
あの・・・・大トヨタの社長様が全開走行中なんですけど。みんな反応してやれ。
ストレートをランデブー走行するLF-Aを見て思っていたのは、「トヨタのみんなは大変だ。」ってこと。
だって、「自分たちの仕事の結果を社長自らがチェックできちゃうんですよ。現トヨタ社長は。
手のひらを超える大きさのものを作る製造業において、そのできばえを経営トップ自らが確認しちゃうなんて、そんなに多くないと思いますよ。
その形を見てただ難癖をつけるんじゃなくて、ちゃんと体感してその結果を告げられてしまう。
「別に運転の才能はないだろ?ただ、豊田家に生まれただけで。」

全然そう思えなかったですね。1コーナーへの入り方を見ていて。競技者の心を持っていなければ、あの入り方はしない。

私と同じ入社年次だったか、あるいは翌年だったか・・・読売新聞に載っちゃったことがあるんですよね。
トヨタの社長って、豊田家の人じゃないとなれないんですか?」ってその年の新人が、当時の社長に面と向かって聞いてしまったという・・・
なにか大変ショックを受けられて、その後は創業家から社長が輩出されることはなくなってしまった。
既に御曹司がTOYOTAに入社していることは知っていたので、どうなるのかな?っと思っていたら・・・
初代Vitzプロジェクトのあたりから、そのお名前がチラチラ出てくるようになって、ついにトップに立たれた。

大変な苦労をされていると思います。ほんとに。
なんてぼけっと考えながら、見ていたら・・・・放送が騒がしい。「LF-Aが緊急ピットイン!」

ありゃ?やっぱり試作車だから、問題が起きたのかな?

なにか大型ビジョンが真っ暗なガレージを写してる。
lf-a.gif
メインビームが点灯。なにか・・・・車両が・・・・かなりの勢いでガレージを飛び出してきた。
真っ黒な車体。「走行する生産モデルを世界初公開です!量産型LF-Aが豊田章男のドライブで走り始めました!」
びっくり。本当にびっくり。まさかここで量産モデルを見ることができると思わなかった。
あまりいい形とは思えないけど、この車両もTOYOTA2000GTのように自動車史に遺る車両になるのかもしれない。

その後は、D1っていうんですか?
なにか、アメリカでも話題になってるって深夜のニュースでも報道されていましたけど、ドリフトメンバーによるエキシビションが行われました。

すごいよねえ・・・・今回のこのTOYOTAモータースポーツフェスティバルに小学生以下の小さなお子さんがいっぱい来ていることに驚いたけど、ドリフトマシンのショーにみんな釘付けだよ!
もはや「レーシングドライバー」っていうよりも「エンターティナー」。ほんとに「ショー」なんですよ。みんな大喜び。
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「ドリフトって別に・・・・私もできちゃうしね。」って思っていたんだけど、いや、このショーを見ていたら、TVで放映している「アイススケートショー」を思い出しちゃいました。(すべての競技が終わった後のエキシビションの方ね。)すごいもんだ。ほんとに。これを見てたら、確かに点数をつけたくなっちゃうなあ。

で、かなりのお客さんが、このドリフトのショーがお目当てだったみたいです。
グランドスタンドから立ち去る人達が多数。私も駐車場に向かい始めました。
歩きながらコースを見ていると・・・・大きなバスにたくさんの人を乗せてコースを走っている脇をGT車両がすり抜けていったりと、なかなか・・・・
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確かに楽しめるんですよ。トヨタモータースポーツフェスティバル。
今までこなかったことを後悔。
一緒に体感する側に回ったら、もっと楽しいんだろうなあ・・・・って思いながら、帰路についたら・・・
え〜・・・サーキットの駐車場から、東名入り口にたどり着くまでに一時間かかりました。
これ、イベントの最後までいたらどうなっちゃったんだろうね。っていうより、よくこれでF1できたね。
びっくりだよ。