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メタルの厚みとクリアランスを測定 [N1仕様エンジンの製作]

いやあ・・・30年近い時を超えて、全世界配信が始まったんですねえ。Yellow  Magic  Orchestra
たまたま先日、iTunes Storeをボケッと眺めていたら、その日からだったんですね。配信が始まったの。
「え?アフター・サーヴィスって??まさか???」
って思いながら、クリックしてみると・・・・iPadから聞こえてきた楽曲は・・・
あの日ですよ!あの日!私自身もその場所にいた最後の(散開)コンサートの様子が!
え〜と・・・確か小学生・・・いや、中学生になっていたのか?
友達の家で、「アイドルなんてさあ・・・あんなの追っかけるのおかしいぜ。大人になったらきっと恥ずかしいことやってたって思うぞ。世界じゃこれが流行っているんだぜ。」とEP(レコードだよ!CDじゃないんだよ!)を聴かされたのは・・・・ものすっごく衝撃でした。RYdeen。
今でも鮮明にあの日のことを覚えてる。友達のお母さんが、「音が大きすぎる!」と怒ったことも・・・

数年後、どうしても受け入れることができなかった「散開」決定。
「なにがなんでも観にいかなきゃ。」と友達のファンクラブ名義を利用して、たくさん抽選はがきを送って・・・
すごく奇跡的に(ものすごい倍率だったらしい。)二人そろって、冬の武道館に集合することができた。
生まれて初めての「コンサート」は・・・どうもその後の教育に悪かったらしい。
「笑顔もなく、出演者のMCもない。」のがコンサートだって思い込んじゃった。
現代のPerfumeのコンサートなんて行ったら・・・きっと卒倒しちゃうね。

その後の”世界のサカモト”の大活躍とたくさんの日本人アーティストの海外進出の先駆けとなったグループだったけど・・・
「歌詞が付いている音楽家」で受け入れられたのは、PIZZICATO FIVEと・・・本当に一握りだけ。
あ、最近では、スガシカオさんか。(知ってた?彼は、日本語の歌詞だけなのにイギリスですごく流行ってる。)

あの日、一緒に武道館に行った友達とは、今も連絡を取り合っていて・・・先日久しぶりにあった時には、
「母親の介護のために会社を辞めたんだ。もう、その必要もなくなったなあ・・・できるだけ早く社会復帰しないと。」
って言ってた。

時は流れる。僕らはあの頃ものすごく歳をとって見えた「中年のおっさん」だ。

さて、長い前振りはおいて、4E-FEエンジンオーバーホールの話に戻りましょう。

今回のお題は、「メタルの厚みとクリアランスの測定」
作業前にガレージオーナーから、我々二人に講釈。
「クランクシャフトを支えているメタルとコンロッドのところのメタルをそれぞれ厚み測定するんだ。その後、それぞれのメタルのクリアランス測定をするんだぞ。」
「え〜と・・・めんどくさいから、測定無しで先に進まない?交換用メタルは買ってくるから。」
「ダメだよ!いいか?この”メタルの厚みの選定”がチューニングの方向を決めるんだ。クリアランスを狭くとれば、耐久性が出るし、広くとれば、軽く回るけど、オイルの上に乗っている形になるから、オイル消費量が増えるんだ。だいたい、このおばちゃんスターレットのエンジンは、どうもオイル交換を全くしていなかったみたいだから、使うことができるのか?測定しないとだめなんだ。」
「ああ・・・そういえば、2008年のエビス12hの時にAE86レースの彼が、ものすごく不思議がってたっけ。”なんかこの4E-FEオイルが上がってこない。”って・・・2010年にオーバーホールしてからは、キャッチタンクにオイルが溜まるようになったな〜とは思っていたんだ。」
「そういうこと。チューナーさんの考え次第なんだ。まず、このノーマルエンジンが、どんなメタルの厚みなのか測定してみな。」

はいはい。んじゃ、マイクロゲージを使って測定。
METALATU.gif

なんか、メタルの裏側に数字で刻印が打ってあるね。
「ああ、それ、大事だぞ。出荷時に組み付けたメタルの番号なんだ。通常、3種類のメタルが準備されていて、部品製造時のクリアランスに合わせて、組み付けの時に変えるんだ。ブロック側にも”どんなメタルクリアランスか”刻印が打ってあるはずだぞ。」

そんなの見えないよ。なんか・・・エンジン整備書には、バーコードみたいに書いてある。
「違う違う。その位置に数字が打ってあるハズなんだ・・・なんだよも〜このエンジンは・・・ホントに汚いな。全く見えないじゃないか。はい。数字が出てくるはずだから、磨いて。」

ああめんどくさい。全くめんどくさい。
確かに・・・なんか数字が・・・あ、出てきた。デジカメで撮影できないぐらい、薄いけど。

「んで、メタルの厚みは、エンジン整備書に書いてある許容範囲だったか?」
「うん。範囲内に収まってたよ。」
「それじゃあ今度は、メタルクリアランスを測定するんだ。プラスチゲージってのを買っておいただろう。あれを使うんだ。」
「ねえ。測定しないで先に進まない?めんどくさいから。」
「ダメっ!メタルだけ新品にしたら、クリアランスが狭すぎることもあるかもしれないんだぞ。ここが大事なんだ。クリアランスを測定したら、”どんな隙間にするためにどんな厚みのメタルを買ってくるか”決めなきゃいけないんだ。」

ふう・・・なんかこの間、よくわからない定規みたいなの買ってたなあ。ペラペラのくせにやたら高かったヤツ。いったいどう使うの?これ。っていうか、なんか役に立つのこれ?
プニッて切って・・・
KIRU.gif

メタルを外したところにその紙の中身を入れて・・・なんか・・・えらい細長い緑色の棒だねえ。
何の役に立つの?これ?
GEJISET.gif

んで、再びメタルをセットして・・・
METALSET.gif

規定トルクで締め込み。
SHIMEKOMI.gif

締め込んだら・・・え?すぐにまたバラすの?はいはい。
外してみたら・・・あ、さっきの緑色の棒がつぶれて広がってる。
HABA.gif

「このつぶれた幅が”メタルのクリアランス”なんだ。エンジン整備書に”クリアランスの幅”が書いてあるから確認してみな。」
「まあ、大丈夫みたいね。規定値の範囲内だよ。」
「んじゃ、それを全部の気筒に繰り返して、データをとるんだ。」

まあ・・・めんどくさい作業だったけど、言われたとおりにやって正解だったんです。なんでって?
このエンジン・・・確かにシリンダーブロック側に「組み込みメタルの種類」が打刻されていたんです。全部2。(2222と打刻されていた。)
なのに・・・・組み込まれていたメタルは、2223。

?????
なんかの間違いかと思って、メタルの厚みを再度測定。
やっぱり・・・3の厚みのメタル。
クリアランスは・・・規定範囲内に収まってる。

?なんだろう・・・・指定の打刻と実際に組み込まれた部品が違う。一度もオーバーホールをされていないエンジンだろうに。

「で、どうするんだ?買ってくるメタルの種類。」
「わかんないからいいよ。標準通りで。ブロックの打刻を信じて、全部2。」

実際には、念のために1つだけ3のメタルも買っておきました。新しいメタルを組み込んだ後、もう一度クリアランス測定をしてみないとね。

アフター・サーヴィス - Yellow Magic Orchestra
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marverick

はじめまして。
ご訪問&nice!ありがとうございました!
by marverick (2011-02-11 13:49) 

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